&size(20){&color(red){''※ページの性質上、本ページではネタバレをすべて解禁しています(コメント含む)''};}; 欄

*ページ内目次 [#pagetop]

#contentsx(depth=1:2)

*利用上の注意 [#m882a457]

現時点では、''ゲーム内における説明・定義に矛盾やずれが発生している可能性が示唆されています。''

 6章1節については9月の中旬ごろになります。これについては、ストーリー部分と今後追加されていくメギドのところで、
 どうしても整合性がとれないものが出てきており、ストーリーもクエストやバトルも修正を余儀なくされているからです。
(出典:[[プロデューサーレター vol.7:https://megido72-portal.com/entry/pletter-20180720_07]])

よって本ページの用語に関しても、出典(あるいはプレイヤーの解釈)の違いにより、&color(red){''一義的な説明(異論を挟む余地のない確実な定義)ができない可能性が大いにあります。''};
そのため記載済みの説明に対して異なる説明、あるいは出典が異なる追加の説明が必要な場合には、用語に紐づけている箇条書きを増やすことで対応してください。

またこのような状況にありますため、''なるべく他の方の意見・推論を否定することは避け、複数の意見の並記という形を取ってくださるようお願いいたします。''
※明らかな誤りの修正は構いませんが、(誤字・脱字等以外は)コメント欄に修正報告を残すことで他の閲覧者の混乱・誤解を招かないようにしていただけると助かります。

**関連ページについて [#lcdd7cf4]

本ページは&color(blue){''「ストーリー・世界観・設定に関する考察」''};を主な目的として用語説明を記述しています。
作中の時系列についての考察は[[推定時系列]]のページにまとめられています。

一方、読み物としての楽しむために用語をまとめたページとして「[[用語集(その他)]]」があります。
また過去に開催されたイベントについては、「[[イベントシナリオ]]」のページにあらすじがまとめられています。
**記入方法 [#m63a2b21]

***ここに用語 [#h22232a1]
-ここに用語の説明。なおゲーム内等から単語・文章をそのまま引用していることを示す際には<>で括る。
(出典:ここに出典元を記載)
--引用は<>を原則とするが、キャラクターの台詞であることを強調したい場合は例外的に「」も可とする。
-別の説明を追加したい場合は箇条書き項目を増やして記載。
(出典:ここに出典元を記載)

※同一の説明に対して複数の出典元がある場合は、「出典:出典元A、出典元B…」という形での列挙でOKです。

''※項目および説明はどなたでも随時追加していただくことができます。''

*シナリオ用語 [#m65b84b1]
※シナリオで登場する固有名詞、地名、設定等についての説明、考察

#region(用語の全目次一覧を開く)
#contentsx(depth=2:3,except=利用上の注意|関連ページについて|記入方法|ここに用語)
//「except=」のあとに表示させたくない見出しレベル2(**)、レベル3(**)の項目名を記入することで一覧から除外しています。
#endregion

//========================あ行========================
**あ行 [#td43a64c]


***アウクトルの谷 [#e73b2860]
-ベリアルが長らく隠遁生活を送っていた谷。

#region(詳細)
-谷の奥にはペルペトゥムの民が作った豪華な住居跡があり、ベリアルはそこを拠点にしていた。
しかしメギド体となって暴れた際に大破させてしまい、残っていない。
-元は「ヴィータの英雄」、「魔を統べる者」たちのトーナメントが行われていた時代の<最年少の優勝者>のための住処だったという。
なかなか召喚に応じない強大なメギドを、旅の末に(弱みを握って)次々に従え、後にソロモン王になったと石碑に記されていた。
その話は神話として残っているらしく、プランシィは聞き覚えがあった様子。
(出典:42話・3)
-プランシィの知る神話では<魔を統べる者が悪魔の弱みを握るために訪れた場所>。
(出典:40話・冒頭)
-ダムロック・マーグラ・パイモンの一行も、かつてここに訪れてベリアルと出会っている。(出典:イベント「ダムロックと4人の不死者」)
#endregion
***赤い月 [#RedMoon]
-ヴァイガルドの<古き伝承>で語られる災厄の予兆。

#region(詳細)
-<ヴァイガルドに赤い月満ちるとき死者の国より軍勢が押し寄せ、世界を滅ぼす最後の戦いが始まる>
つまり、赤い月が満ちるとハルマゲドンが始まるとされている。
かつての大戦の激戦地であった<禁忌の地>アンハルト渓谷では子どもの頃から教え込まれ全住民が知っている伝承である。
(出典:17話)
-実態はハルマニアとメギドラルを直接つなぐためのゲート。
バラムいわく、それ自体が独立した異空間になっている、この世界に開いた穴。
そこからトンネルを掘るようにメギドラルとハルマニアの両世界へ拡張している。
休戦によって開通途中で凍結されていた。
赤い月が満ちるのはフォトンを得てゲートが拡張している証であり、完全に満ちた時メギドラルとハルマニアが直接つながり、侵攻することが可能になる。
(出典:22話・2)
-ハルマニアに達していない不完全な赤い月内部は未だ護界憲章の影響下にあった。
そのために純正メギドはおそらく赤い月の手前で待機していたと考えられ、本来ならばアバドンも起動しないはずだった。
(出典:45話・END、サルガタナスのキャラストーリー1話)
-崩壊後、赤い月の中にいた純正メギドは護界憲章によって世界から弾き出されて次元の狭間をさまよっているか、存在が消滅しているのではと推測されていた。
(出典:25話・2)
…が、実際にはアンチャーターによって護界憲章に穴が開いていたためにメギド体にならない限り消滅することはなかった。
--崩壊前に赤い月に足を踏み入れていた結果、ヴァイガルドへと「落ちてきた」メギドがベヒモスである。
(出典:イベント「呪いの指輪と猛き迅狼」)
ベヒモス以外に赤い月から落ちてきたメギドが存在するかどうかは今のところ不明。
しかし上記の通り満ちる前ならば護界憲章が有効と目されていたことから、赤い月にいたメギドはおそらくベヒモスのみであると思われる。
-計画の主導者は8魔星のサタン
作戦の一つである王都攻略作戦ではヴィータを操って城門を開ける為に同盟であるベルゼブフ派からガギゾンが協力している。
#endregion

***アジト [#uacbe4db]
-元はハルマが使っていた施設であり、王都の騎士団が駐在して守っていた砦。
ソロモン王を探す旅を始めたブネがシバの女王から借り受けたもの。

#region(詳細)
-ここから「星間の禁域」に進入することができ、禁域に飛来する大幻獣(メギドラルの物とは異なる外来の脅威?)を監視、討伐することが使用条件。
本来アジトのポータルは禁域へ通じているもののみだが、そこにペアとなったポータルキー内部のゲートを割り込ませることにより、アジトからキーの一方を設置した場所への長距離の瞬間移動が可能になる。
このためソロモン一行はヴァイガルドのどこに居てもアジトに戻ってこられる。
-騎士団が駐在していたことから部屋や調理場や図書室といった施設も充実しているらしく、ずっと居ついているメギドも居る様子。
メギドたちは当番制で見張りや調理や倉庫管理といったアジトの管理を行っている。
(出典:イベント「ソロモン王と秘密のアジト」)
--元あった部屋に加えてメギドたちが自分の希望する用途の部屋を勝手に増設したりなどもしている模様。また、大小様々な部屋があり、個室をもらって住んでいるメギドも。
<山間にある要塞のような砦>であり広さは充分らしい。
(出典:[[メギド質問箱>https://megido72-portal.com/entry/megidosday-questions#toc2]]・回答No.02)
-禁則事項としてアジトに通じるキーは王都に置いてはいけないとされている。
結果、ヴィータとしての生活が王都を拠点としている一部のメギド(料理屋を出しているフルフルなど)は割りを食っている可能性がある。
--6章に入るとリスクよりも利便性を重視して王都にもキーを置くようになったが、結果としてアジトが襲撃される事態も起こってしまった。
#endregion
***アバドン [#Abaddon]
-<対ハルマ用の自動戦闘兵器>、かつての大戦で投入される寸前だったメギドラルの切り札。

#region(詳細)
-「追放メギドごときの力じゃ束になっても敵わない」「完全起動したら複数のハルマとでも互角に戦える」と言われるほどの戦闘力を持つ。
燃費が悪いらしく、起動には大量のフォトンを必要とする。
ヴァイガルドで起動した場合、フォトンを吸い尽くしながら周囲を破壊し続けハルマゲドンに匹敵する被害を出すと推測されていた。(出典:24話・6)
-また、その戦闘能力故にヴァイガルドの脅威となるアバドンはメギド同様護界憲章の制限を受ける。
(出典:45話・END、サルガタナスのキャラストーリー1話)
--「軍団長クラスのメギドならハルマゲドンに備えて一度くらいは情報を与えられているはず」とのことだが、護界憲章に抵触することは広く知られてはいなかったようである。
---護界憲章の目的がヴァイガルドの保護であることは一部のメギドやハルマしか知らなかったことを考えると、メギドやハルマの侵入禁止とは別に「ヴァイガルドを守る」ための条項によって禁止されているのかもしれない。
-メギドラル製の兵器である以上、軍団長クラスのメギドならば追放メギドであろうと命令を下すことができる。
(出典:24話・END)
--追放メギドの力では真っ向から破壊することは困難であり、登場したアバドンはいずれも自壊命令を下すことで破壊している。
--バラムはプロトアバドンを破壊せずに「追放メギドの守護神」として運用しようと目論んでいた。
(出典:43話・END)
-24話では「投入される寸前だった」と言われていたが、既に試験運用の段階に入っていたようだ。
(出典:43話・1)
--ベリトによれば「あんまり強力なんで実戦投入を躊躇してるうちに、一時休戦になっちまった」らしい。
(出典:ベリトのキャラストーリー16話)
-現在確認されているアバドンは5機。
:赤い月のアバドン|
赤い月に存在していたアバドン。
赤い月破壊時に発見され、放置すればヴァイガルドに落ちてきて破壊の限りを尽くすと予想された。
完全起動する前にソロモンたちが撃破、停止させ、ブネがメギドとして自壊命令を出したことで完全破壊に成功した。
(24話・END)
--これは本来ならば護界憲章があるために動くはずのなかったものであり、このアバドンが起動したことがメギドラルに護界憲章の不具合、ひいてはアンチャーターの起動を疑わせる要因となった。
(出典:45話・END、サルガタナスのキャラストーリー1話)
---バルバトスは「ここじゃなきゃ、どこに隠しておくんだって話さ!」と言っていたが、護界憲章に抵触することなどを踏まえると、隠しておいたというよりは赤い月の計画凍結と護界憲章の締結に伴いプロトアバドンと同様にロスト扱いされ放置されていたのかもしれない。
ただしこちらは赤い月が満ちてハルマニアに持ち込めば問題なく動く想定。
(出典:45話・END)
:プロトアバドン|
古代戦争時に試験運用されていた同型機の一つ。ペルペトゥムの近く、霧の海に存在していた。
--ペルペトゥムのヴィータからは「大戦時にダメージを受けたためロスト扱いされた」とみなされていたようだが、護界憲章の影響で起動できなくなったというのが実態。
だがアンチャーターによって護界憲章に穴が開いていたため稼働することができた。
(出典:43話・1、45話・END)
:空白地帯のアバドン|
ベリトのキャラストーリーに登場。
「空白地帯」の地下に隠されており、幻獣にフォトンを集めさせることで起動を待っていた。
ベリトは遺物の力でメギド体になり幻獣を撃破したものの、「今の俺様じゃとても言うこと聞かせらんねぇし…」と言っているように追放メギドによる命令も有効であると考えてはいなかったのか、あるいは停止状態に追い込むことが出来なかったのか、破壊せずに放置して去っている。
おそらく今も破壊されず存在したままと思われる。
(出典:ベリトのキャラストーリー)
:アスモデウス討伐時のアバドン|
9章3節のルシファーの過去の記憶に登場。
自身の代わりに議会場で暴れ、捕らえられたアイムを助けに来たアスモデウスに対して投入された。
恐らく完全に起動した状態のアバドンであり、「暖を取るのに火山を噴火させるようなもの」と比喩したベルフェゴールの言葉通り、アスモデウスと互角の戦いをし相打ちとなる。そこまでしなければアスモデウスは討ち取れなかったとも言える。こうして倒されたアスモデウスは魂を分離されヴァイガルドへと追放されることとなる。
(出典:92話)
:Ωアバドン|
心深圏「始まりの禁盤」のボスとして登場。
名称及びステータスから見るに従来のアバドンの上位機であると推測されるが、
ストーリー設定及び心深圏の世界観が現時点で明確に語られていないので、詳細は不明。
-なお種族は、<物体>でも<古代生物>でもなく<神>かつ<龍>。
機械にしか見えないが種族的にはどこか生物めいた印象を受ける。
<神>に該当するのはアバドン以外にはハルマニアのガーディアン系エネミー程度。<龍>にはネイロード等が該当する。
--<龍>の由来はオーブ図鑑により「外部装甲に龍の鱗を利用している」とのこと。
--輝龍アシュトレトがドロップする「不浄の灰」がアバドン・プロトアバドンが出現するステージでもドロップする。
龍にまつわる物質なのだろうか。(ただしアシュトレトの種族は<爬虫類>になっている)
-イベント「知の幻獣と悲しき対話」で出てきたオクトパロスは製造当時の知識を保持していたらしく、墨から知識上のものを再現する能力でアバドンを生み出した。
-アバドンは有名な大物悪魔であり、大ボスとはいえ機械のような敵の名前として採用されるのはメギドのネーミング法則としては異例である。
PVにも出ているなど扱いが大きく、当初のラスボスだった名残だろうか。
#endregion
***アブ・ラメリ[#Abrameli]
-古代大戦時にメギドとの共闘を目的として設立されたヴィータの戦闘集団。
大戦終結後もヴァイガルドから幻獣を駆逐する為に奮闘した。

#region(詳細)
-アジトの中でも最も古い文献にしかその記述が無く、遥か昔に途絶えたかに思われていたが
実は現代に脈々と受け継がれる地下組織として存続していた。
(出典:イベント「其は素晴らしき戦士の器」)
-現在のリーダーは「マスター・ヌル」と名乗るヴィータの男。
「しかるべき器に悪魔を呼び寄せてこそ、初めて悪魔の力は意味を成す」という、メギドが去った後のヴァイガルドにおいて元の組織からは変質した理念を掲げており、古代大戦時にヴィータの超技術で作られたメギドの魂を封じ込める装置を所持、その中に追放メギドであるウヴァルの魂を保管していた。
--その実態は、ヴィータにメギドの魂を宿す為なら非道な手段も厭わない集団であった。村々を襲い、攫ってきた子供に洗脳教育を施し、器を受け入れる為の強者となれるように命がけの訓練を強制していた。
そして、候補となった組員に装置でウヴァルの魂を強制的に送り込み、失敗すれば最悪は死が待ち受けていた。
メギドの魂の適合率を測る術を持っていなかったようで、ノインがウヴァルに適合する頃には失敗による無数の死者を出していた。
---そもそものウヴァルが転生した胎児も魂を引き抜く過程で命を奪っている。
-ノインがウヴァルに適合した後に知らされた、無実のヴィータを攫い命を奪ってきた事実に「世界を守るため」の敵と判断され、ウヴァル一人の手で組織は壊滅させられる。
(出典:ウヴァルCのキャラストーリー)
-しかし、辛うじて生き永らえたヌルによって組織は再編される。
再びメギドの魂を手に入れるべく王都に罠を張り、ウヴァルを捕らえることに成功するも、ウヴァルを助け出す為に本拠地に侵入してきたソロモン達と交戦、その末にマスター・ヌルも死亡し組織は完全壊滅した。
-名前の由来は魔術書(グリモワール)のひとつ『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』より
天使や悪魔を呼出しさまざまな願いを叶える方法を記している。その中で守護天使を子供を霊媒に呼び出して加護を受ける過程が、歪んだ形でヌルの率いるアブ・ラメリが行ってきた子供達への仕打ちとして描かれていた。
#endregion
***アルス・ノヴァ [#hdb6f79d]
-マグナ・レギオ以前の旧体制の名称。
-統一議会が長く開かれず、中枢にどんなメギドがいたか謎であるため、エルダーが関わっていたと噂されている。

#region(詳細)
-アルス・ノヴァは「最初のメギド」の名前だとされている。また、最初のエルダーであったとも言われている。
#endregion

***アルスノヴァ血統 [#n46fb051]
-ヴァイガルドに住むヴィータの一定数が保持する特別な形質。
-この形質を持つヴィータには通常ペルペトゥムの民しか扱うことのできないソロモンの指輪を扱うことができる可能性がある。

#region(詳細)
-血統と名付けられているが生物的なものではなく、個人が保持する形質は遺伝や男女の接触によって伝染する。
不死者ベリアルによって人工的に作られたものであり、その目的は既にこの世界に存在しないソロモン王を復活させ、メギドラルへの対抗手段とすること。
形質の効果が発現する際には身体にイレズミが浮かび上がり、これが外付けの能力拡張器官となり指輪の能力を発動させる仕組みになっている。
形質と個人の相性には個人差があるようで、常時イレズミが現れている主人公にはその能力が歴代でも最も強く現れていると思われる。
--なお、現在のヴァイガルドにおけるアルスノヴァ血統を持つヴィータの数は約5%。奇しくも召喚による通常時のメギド排出率5%と同じである。
ある意味ブネ達追放メギドが主人公を「引いた」ことによってメギド72の物語が始まったと言えるのかもしれない。
(出典:ベリアルのキャラストーリー、41話)
-今までにアルスノヴァ血統であることが明言されたのは以下の人物。
この内マーグラ以外は決闘用のソロモンの指輪を持つ魔を統べる者でもある。
--主人公
--ダムロック(出典:パイモンのキャラストーリー)
--マーグラ(出典:パイモンのキャラストーリー)
--リングホルダー(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
--デカラビア(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」)
--コルネリオ・フルカネリ(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」)
-また明言はされていないが、ウェパルは主人公から形質が伝染したのか指輪の力を引き出している。
(出典:71話・6)
#endregion

***アルスノヴァの儀式 [#RiteOfArsNova]
-古代メギドラルにおいて、トーナメントを勝ち抜いた「魔を統べる者」を正式に「ソロモン王」と認定する儀式。
儀式が完了した者の身体には王の証として、フォトンを操る力場の象徴であるイレズミが施される。
(出典:41話)

#region(詳細)
-その実態は、ソロモン王をメギドラルの傀儡とするための洗脳の儀式である。
儀式には2つの段階があり、最初に「魔を統べる者」は意識を肉体から切り離され、潜在意識の世界へと放たれる。
それは魔を統べる者にとって心の何処かで望んでいた「都合の良い理想の世界」であり、造られた世界でもある。
それを自力で看破できた場合、魔を統べる者は「蛆」と呼ばれる母なる存在と相対する。
この時点で魔を統べる者は「ソロモン王」として「認識」され、マグナ・レギオに議席を持つ名誉メギドとなる。
最後に、蛆は何らかの精神攻撃によって洗脳を行うことで、メギドラルもとい蛆の手駒となったソロモン王が完成する。
手段は蛆の機嫌次第であるようだが、主人公は人生で最も辛い記憶であるグロル村の件を追体験することとなった。
--なお、精神が破壊されるまで、少なくとも1兆回は繰り返した前例がある模様
(出典:46話)
-アルスノヴァという名の元ネタはレメゲトン第五の書アルス・ノヴァと思われる。
なお音楽様式の一つにも同じ名前の物が存在する。
--ソロモン王が祭壇で使った祈りの言葉がまとめられており、大天使「ミカエル」から授けられたというもの。
名前を拝借しただけの可能性もあるが、設定とも符合する点が多く気になるところ。
#endregion
***アンガーストーン [#v3196970]
-ベレトが赤い月の崩壊後、幻獣たちを従え軍団を作るに至った要。
石を通じて感情や意思を押し付けることができるが石自体が発信機兼受信器であり、石が大きいほど効果が強く広い模様。
元はメギドラルの兵器である赤い月の、幻獣制御用の備品と思われる。
--この名前はバルバトスがつけた仮称であるため、正式名称が別に存在すると思われる。
(出典:35話)

***アンチャーター [#e4e9e7d1]
-護界憲章を部分的に無効化する装置。追放メギドが手にすれば単独で完全なメギドの力を行使できる。
(出典:27話)

#region(詳細)
-というのは副作用にすぎず、本質は<大いなるバビロン>の起動装置である。
-アンチャーターはバビロンを起動する過程で擬似的な生命を構築するのだが、ヴァイガルドに持ち込まれるにあたって力が大きすぎるために7つに分割された。
ペルペトゥムにてそのうちの1つが起動してしまった際、アンチャーターに生じた生命が護界憲章の記述と矛盾したことでバグを引き起こし、結果として一部の記述が無効化されることとなった。
-4章においてアンチャーターとして扱われたのは上質な遺物を用いた精巧なフェイクである。
現在本物のアンチャーターはヴィータの姿として溶け込み、ヴァイガルドのどこかに潜んでいる。
(出典:48話)
#region(現在判明しているアンチャーター一覧)
+[[シニュム>用語・設定考察#k7dbc5ad]]((signum。ラテン語で印・記号・象徴))
ファーストアンチャーター。1000年前にペルペトゥムで起動。現在所在不明。
+エクウス((equus。ラテン語で馬))
ヴァイガルドの街にて男性型ヴィータとして起動。メギド72によって倒され、凶星となる。
(出典:55話)
+未倒地の霧の海にて少年型ヴィータとして起動。マモランティスにより即座に破壊、凶星となる。
(出典:57話・5)
+未倒地の霧の海にて若い女性型ヴィータとして起動。破壊されかけるがアスモデウスにより保護される。後にプルクラ((pulchra。ラテン語で美しい))と名乗る。
(出典:57話・5、60話、78話・4)
+ロクス((locus。ラテン語で場所・(文学の)一節))
ルシファー率いる懲罰局にて所有……と考えられていたが、
実際には懲罰局を率いているルシファーの偽物自身が起動済みのアンチャーターだった。
アンチャーターが元々持っているフォトンの吸収能力を応用し、所有者だったルシファーの魂の一部を捕縛し姿を模倣していた。
メギド72との交戦後、ヴァイガルドに逃亡した先でエウリノームによって破壊され凶星となる。
(出典:96話)
+不明
+不明
#endregion
--フェイクとはいえ見た目は限りなく文献にもある本物の姿に近づけてあった。
そのため表面に刻まれた文にはバビロンへの言及もある。
バラムがその内容を全く知らなかったことに疑問が残るが、単なるメギド語ではなく古代メギド語で書かれていたなどの事情があるかもしれない。
--ウェパルが<起動前って、(中略)例の四角い箱の状態でしょ>と語っているので、本物のアンチャーターも起動してヴィータの姿になる前はフェイク同様の箱型をしていたものと思われる。(出典:54話・冒頭)
-名前の由来はun-charter(反憲章)だろうか。
//↓作用を知っているアンチャーター自身もアンチャーターと呼称しているためコメントアウト
//だとするとバビロンには関係ない名前なので副作用を知った第三者がつけた名称かもしれない。
#endregion
***遺物 [#j6503330]
-古代大戦時に持ち込まれ、そのまま遺棄されたメギドラル、またはハルマニア製の武器や道具類。

#region(詳細)
-フォトンを溜め込んでいるため、使い捨てにはなるが、追放メギドでも一時的にメギドの力を取り戻すことができる。
あるいは、意図せずメギド体を目覚めさせ暴走に至るケースも。
(出典:プルソンのキャラストーリー)
上質なもの(フェイクアンチャーター等)であれば壊れずに何度も利用可能。
-ヴィータが触れると体内フォトンを狂わされ、体調を崩すケースがある。
(出典:ベリアルのキャラストーリー)
-王都でも宝物庫に保管している遺物がある。
ソロモン発見前、ブネがちゃっかり宝物庫からひとつ拝借している。
それ以前に300年程前に遺物を持ち出して除隊された騎士がいたらしい。
(出典:バラムのキャラストーリー)
--バラムが追放されてからそう経っていないころに、遺物を持ち出してアスモデウスに挑んだ騎士がいた。おそらくその彼のことを指している。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
-純正メギドであるインキュバスも遺物(黒い箱)を使いメギドの力を行使している。
しかし憲章に引っかかることもなく無事だった。
(出典:イベント「ソロモン誘拐事件・逃走編」)
--悪夢編プロローグでのやり取りを見るに、インキュバスはメギドラルでメギド体を封印する処置を受けている。
メギドラルのメギドが持つメギド体と遺物で再現されるメギド体は厳密には違うものなのだろうか。
-遺物そのものにきちんと使用方法が存在しており、特殊なフォトンを見ることのできる道具など、その他にも多岐に渡る道具が存在すると思われる。
(出典:50話・5)
-シトリーの持つハルマニアの槍はそれ自体が大気中のフォトンを吸収・消費することで雷光を生み出すことが出来る。
フォトンをその場で転換するためメギドの力を引き出すことは出来ないが、並のヴィータでも幻獣に対抗出来るようになるほどの技術が込められている。
これはハルマが意図的に残した遺物と思われるが、来るべきメギドラルの侵攻に備えてかは不明。
(出典:シトリーRのキャラストーリー)
#endregion

***イレーザー [#ya8e5a2e]
-意思を受けて「メギドを消去する者」
(出典:84話・END)

#region(詳細)
-フライナイツのエウリノーム・バールベリトがこれに当たる。
(出典:84話・END)
この場合の意思とは恐らく「蛆」の意思と考えて良いだろう。
--エウリノームらが<一人減った>と発言しているが、これはソロモン達に返り討ちにされたシナナインのことか。
---シナナインはバナルマの頃にイレーザーとしてエウリノームに回収されているため、イレーザーであることは確定。
(出典:プルソン(バースト)のキャラストーリー)
//-エウリノームらの<一人減った>という発言から、直前に成り損ないと化して死んだホーコックもイレーザーだったものと思われる。
//--ホーコックの場合はマモンを不利にする行動を取りながらもそれ以外の点では親衛隊として一切粗が見られず、裏切りがバレても本来あるべき「発覚した場合の行動」を何も起こさないなど不可解な点が多かった。
//以前ソロモンの言及した<蛆は「無意識」レベルで干渉する>という情報から、彼女も「誰に」「なにを命じられたか」自覚が無いのではないかと推測され、ホーコックもこれを認めた。
//気付かぬ内に蛆の支配を受け、記憶のないままフライナイツの指示を受け、疑問も矛盾も反抗心も無意識に消されたのだろうと推測されている。
//(出典:84話・2)
//---ロノウェは自分もホーコック同様支配を受けているのではないかと動揺したが、転生メギドについてはその危険は無いだろうと判断されている。
//しかし純正メギドについては一体どれだけのイレーザーが入り込んでいるか未知数である。
//// シナナインがイレーザーだと明言されたのでホーコックは違う可能性が高い(ホーコックもイレーザーなら<二人減った>になるはず)ため、ホーコックをイレーザーとして記述した文面をコメントアウト。
-エウリノームによると、軍団メギド72の中で「魂の炉」を巡る攻防に立ち会ったメギドにイレーザーが紛れているという。
(出典:84話・END)
-10章1節時点で確認されているイレーザーは以下の通り。
:シナナイン|
「適合者」としてバナルマの身でありながら本人からフライナイツに接触してきたメギド。
フライナイツはシナナイン確保の為に子育て旅団ごと「消した」。その際にマセタンも確保している。
消去対象は8魔星のマモン。「魂の炉」をフライナイツが確保する為に障害となる炉への接触者を排除することが目的で配置されていた。
炉の破壊を決心した無防備なマモン目掛けて奇襲を仕掛けるも、既にマモンと同盟関係にあったソロモンの軍団により倒される。

:アムドゥスキアス|
シナナインとソロモンの軍団との戦いで発見された過去にエウリノームに保護され追放させた「人造メギド」。
「半身」と合体することでメギドの魂の人格が表面化した。
エウリノームに忠誠を誓っており、「完全無敵バリア」による絶対防御と機動力による殲滅戦を得意とする。その圧倒的な力で元々所属していた軍団メギド72を壊滅に追い込む。
消去対象はドコカーノ軍団の軍団長ヤブレカブレ。
エウリノームの命令に従いドコカーノ軍団を追い詰めるが、辛うじて立ち直ったメギド72の軍団員プルソンから執拗な介入を受け、独断で攻撃対象をプルソンに変更してしまう。
結果的に「完全無敵バリア」の攻略手段を掴んだメギド72と再度交戦状態になる。私的な戦争の末、ソロモン達に倒され再召喚されたアムドゥスキアスはヴィータの人格「ソーラ」としての意思でメギド72へと帰還した。その戦いを見届けたエウリノームによって「保護」は打ち切られることとなった。

:マセタン|
アムドゥスキアスの攻撃によって壊滅状態にあった軍団メギド72を殲滅する為に送り込まれた。
幻獣を操る能力に長け、「キーキー」と名付けた幻獣を常に従えている。
消去対象は軍団メギド72の軍団長ソロモン王。
但し、本来「儀式」を果たしたソロモン王は「蛆」に連なる存在であり「意思」を受けた消去対象にはらない。
よって本対象はアムドゥスキアスの攻撃を受けたメギド72の弱り目に付け込んだエウリノームの私的な投入となる。
冷静な判断でソロモン王を追い詰めるも、オレイの変装を見破れず暗殺には失敗する。
キーキーを失った怒りによってソロモンと正面から勝負を挑み敗北、メギドの戦争する誇りを果たし散っていった。

:センチュート(オーシェ)|
「センチュート戦争」の語源にもなったケーダシンとウェス両軍の間に割って入ったとされるメギド。
表向きには戦争に巻き込まれて死んだとされていたが、実はフライナイツの一員であった。
消去対象はケーダシン幻獣軍団の軍団長ケーダシン。
センチュートとは過去の名前でイレーザーとして活動している今はオーシェを名乗っている。
ケーダシンを消去する為に攻撃を仕掛けるも一度取り逃がし、それがケーダシンとソロモンが共闘してエウリノームの砲撃戦阻止に繋がる遠因となっている。
エウリノームと両軍の戦場に潜入し、ケーダシンを討ち取る。
その後、エウリノームを暗殺しようとしたドラギナッツオを妨害し交戦、その際の負傷が元で戦死した。
エウリノーム曰く<イレーザーのくせに戦争好き>。発生したばかりの頃に見たアスモデウスとサタン・ベルゼブフの戦いの、勝敗の先にある変化を感じさせる高揚感が原体験となっていた。
#endregion

***ヴァイガルド(臨界ヴァイガルド) [#n1cbfb8b]
-ハルマニアとメギドラルの中間に位置するヴィータの暮らす世界。

#region(詳細)
-シバの女王の居る王都エルプシャフトを中心に未踏地の手前まで広がる辺境地域が主な生活圏と推測される。
-中規模の街から小さな集落や村が各地に点在しており、街道で繋がっている。
移動はもっぱら徒歩か馬車の模様。
(出典:ビフロンスのキャラストーリー)
森林地帯が多いようだが、ガープの出身地や果ての壁の向こうには砂漠地帯が広がる。
-かつてハルマニアとメギドラルの戦争の舞台となり、当時の爪あととして各地に古代の遺物や兵器、メギドラルへ通じるゲートなどが残されている。
-3界図では平面の板状に描かれているが実態なのか伝承なのかは不明。
(出典:OP映像、漫画版1P目)
-1周年コメントリレーの際に公開された地図によると、エルプシャフト文化圏は南北を海に挟まれた大陸であり、主人公の出身地・グロル村がある辺境は西側、禁忌の地は王都を挟んで反対側の北東に位置している。未踏地は辺境の南、ペルペトゥムはさらにその南とのこと。
(出典:1周年コメントリレー、No.23冒頭の画像)
-べリアル追放当時の描写を見るに、全体の文明レベルは数百年変わりない模様。
--移動は馬、武器は剣、王が統治する政治体制など、いわゆる「中世ファンタジー」でイメージされる文明。
--大砲も存在するが、バルバトスいわく「今の時代じゃ使われない骨董品」。
(出典:イベント「その交渉は平和のために」05話・冒頭)
---ただし王都の意向により定期的に職人に発注することで製作技術自体は保存されている。
オーパーツ化することを防ぐことが目的。使われないので作っては鋳潰すことを繰り返しているらしい。
(出典:イベント「ソロモン王と悪魔の鏡」)
--この他、新しい技術として本を印刷する印刷機が誕生していたり、一地域ではエンジンで動く飛行機も存在している。
(出典:イベント「死を招く邪本ギギガガス」、ベリトBのキャラストーリー)
-フォトンの恵みの影響で食材が豊富、かつ平和な時代が長かったため、食文化は突出して進んでいる。
低温調理やドライエイジングなど、現実でも比較的新しい調理技術も存在するようだ。
(出典:[[【2周年】メギド質問箱>https://megido72-portal.com/entry/2nd-anniversary--questions#toc4]])
-現在エルプシャフト文化圏と滅んだペルペトゥム文化圏しか登場していないため、使用言語は一つしか確認されていない。
--ただし、王都から遠く離れた「空白地帯」では全くではないが言葉が通じにくくなる様子。
方言があるものと思われる。
(出典:ベリトのキャラストーリー)
--キマリスの出身地であった島ではエルプシャフト圏の標準語とは違う言葉が話されていた模様。
(出典:イベント「暴走少女と一つ目幻獣の島」修正版)
---方言などの変形ではなくエルプシャフト圏の言葉とは全く異なる言語体系。
短いカタカナの単語で構成される架空言語で、訳が括弧書きで表示されていた。
(出典:イベント「暴走少女と呪いのシナズ島」)
-巨大な大陸はほぼ一つしかない。
ヴィータ達はそれを知っているわけではないが、新大陸を求めての航海が実を結んだ例が無いため、船を使った冒険はあまり盛んではない。
(出典:【3周年】メギド質問箱)
-メギドラルやハルマニアがそこに住む種族の名前を含むことを考えると、名前の由来はヴィータ(vita)+ガルド(gard)でvigardだろうか。
--ただし公式にはヴァイガルドの綴りはVaigardである。
(リアルイベント【メギド72 garden~ソロモン王たちの休日~】のCafe VAIGARD、
2022年コンサート【メギド72 the concert プリンセス ヴァイガルド弾丸ツアー】のロゴなど)
#endregion

***ヴィータ [#vita]
-ヴァイガルドに住む種族。ハルマを天使、メギドを悪魔とすると人間に相当する存在。
(ヴィータたちの民間伝承でもハルマを天使、メギドを悪魔と同一視するものがあると度々語られる)
-呼びかけとしてのヴィータについては用語集(その他)の同項目を参照。→[[ヴィータ>用語集(その他)#nc662055]]

#region(詳細)
-フォトンを「大地の恵み」と呼称しその恩恵に預かっているが、フォトンを直接利用することはできない。
ごく少数の古き血筋のヴィータ以外は、フォトンスポットに集まる動植物を利用する程度に留まる。
(「[[古き血筋>#OldLineage]]」「[[フォトンスポット>#PhotonSpot]]」の項も参照)
-基本的にハルマやメギドのことは知らず、幻獣すらも「幻」と呼ぶほど見たことがない。
あまりにもハルマゲドンに対して無力な存在である。
-体内に微量のフォトンを有するものの、やはりそれを自力でコントロールすることはできない。
それが乱されると衰弱し、最悪の場合死に至る。
(出典:ベリアルのキャラストーリー)
--フォトンを扱えないことや肉体的な脆弱さなどから、メギドからは「下等生物」「フォトン袋」などと蔑称の意味を込めて呼称されることが多い。
ヴィータとしての生を受けた転生メギドたちはそういった意識もかなり薄れるが、シャックスやアスタロトなどメギドとしての思考が強く働いている場合は同様の表現を用いることもあった。
---流石に純粋なヴィータであるソロモンの前ではそう言った表現は控えるようになった。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
//また生物はフォトンを吸収しやすく、ヴィータが大量のフォトンに触れた場合は流れ込むフォトンに体が耐えられず内から破裂する<フォトンバースト>を起こす。
//(出典:13話・4)
//6章で「フォトンバースト用のフォトン」があると明確にされていて、どうやら自然に起こる現象ではないと思しき雰囲気なので
-主に初期のテキストなどはほとんどヴィータという呼称で徹底されていたが、一部のキャラストーリーや新しいシナリオテキストでは「人間」という言い回しも見られる他、「人々」や「人生」と言った表現も用いられる。
-古代戦争以後残された数々の滅びの予言と近年急増している幻獣の被害によって終末思想に陥る者も多く、葬送騎士団やエリダヌスの影など破滅的な行動を取る場合がしばしばある。
-語源は恐らく「命」を意味するラテン語のvita。
#endregion
***ヴィータ体 [#ye95b7af]
-追放メギドたちの普段の姿、またはメギドラルのメギドがエネルギー節約のために変身している姿(省力体)を指す。

#region(詳細)
-転生の手順を踏んだ追放メギドについてはほとんどヴィータそのものであり、遺物のフォトンを利用するか、ソロモンによるフォトンの供給を受けなければメギド体を取ることができない。
なお、通常ソロモンは指輪を利用してメギドにフォトンを供給するが、直接接触することでもフォトンを渡してメギド体に変身させることができる。
(出典:33話・6)
-メギドラルではフォトン枯渇の影響により常時メギド体を維持することができなくなっており、個々がヴィータに似せた姿を取っている。
当初は一部の物好きによる実験的なものだったらしい。
枯渇が進むにつれ定着していき、パイモン追放前後くらいには珍しくない程度に増えていた。
現在はアンチャーターの影響により、ヴィータ体を取っていればメギドラルの純正メギドがそのままヴァイガルドに出て来られる状態になっている。
(出典:45話・5)
--現在のメギドラルではメギドがヴィータを模倣しているという知識すらほとんど風化しつつあるようで、ヴァイガルドの文化を「メギドラルの真似」、実際のヴィータを「省力化したメギドと同じ姿」と呼ぶメギドまでいる始末である。
(出典:50話・2)
-ヴィータ体は基本的に一つしか持てず、魂の形に影響を受けるため意図して変えることはできない。
([[転生>#Reincarnation]]の項目も参照)
--ただし、非戦期間(バナルマ)という制度があることからも分かる通り年齢は自在に変えられる。老人の姿の方が若干フォトンの燃費は良いらしい。
また、ヴィータをどれだけ高精度で模倣できているのか、という概念もある。
---ヴィータ体の模倣精度が高いと、生殖活動も可能。
ただし、たとえ純正メギド同士がヴィータ体で生殖したとしても、産まれてくる子供はただのヴィータとなる模様。
(出典:ユフィール(カウンター)のキャラストーリー)
---中央に属していないまつろわぬ者たちは、基本的に知識や手本がないため低精度のヴィータ体しか取れず、メギド体とヴィータ体の中間のような状態で過ごしている者が多い。メギド体に近いため、余計なフォトンも必要になってくる。
慢性的なフォトン不足の中その状態で居続けると肉体に負荷がかかり、異様な姿になってしまう。
(出典:74話・冒頭)
-メギドラルのどこかには、すべてのヴィータ体の原型となる構造体が男女2つのパターン存在するという。
元は護界憲章がヴィータの判定用に定義している構造を盗み出したもので、ほとんどのメギドはその存在すら知らない。
(出典:[[【メギドの日】メギド質問箱(2020年)>https://megido72-portal.com/entry/2020megidosday_VzEXBzq9Quhm#toc4]])
--ダイダロスはその存在を認知しており、<「オリジナル」はもうねェからな>と語っていることから既に失われている可能性がある。
(出典:ネフィリム(バースト)のキャラストーリー4話)
-ちなみに、ベヒモスの獣形態もヴィータ体であるらしい。
そのためベヒモスは例外的にヴィータ体を2つ持っていることになる。
(出典:ベヒモスのキャラストーリー4話)
--メギド体ではない体をまとめてヴィータ体と呼称しているだけで、基本的にはやはりヴィータの姿をヴィータ体と呼ぶ模様。
ヴィータの姿で生活することが徹底される拒絶区画への獣形体での進入は認められていない。
--ダンタリオン曰くベヒモスの二つのヴィータ体は「フォトンで形成された一種の思念体」。
(他の純正メギドのヴィータ体も同様か)
転生メギドたちの身体はヴィータとして生まれているため当然不可変な生身の肉体。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」)
---更にその後大幅改変された復刻キマリスイベントで詳しい事情が発覚。
[[蛹体(プーパ)>#pupa]]を参照。
-攻略情報としてはイベント等でメギドがヴィータモデルのエネミーとして登場した場合に使用する。
(同キャラのメギド体が同時にエネミーとして配置されている場合がままあるため)
#endregion
***現身 [#ta70acda]
-ヴィータの死体を素材としてヴァイガルドで新たなヴィータ体を作る技術。
(出典:イベント「死者の国の4冥王」、ベルフェゴールのキャラストーリー)

#region(詳細)
-元の体はメギドラルに置いたまま魂だけでヴァイガルドを訪れ、現地で新たなヴィータ体を獲得するという手口。
この方法を用いれば、護界憲章に抵触することなくヴァイガルドで活動することができる。
[[ユフィール分類法>#EcologyOfMegido]]では特注体に相当する。
--現身は素材でしかないため、その姿は入り込んだ魂に合わせて変化する。
そのため姿はメギドラルで利用しているヴィータ体と同様。
-本来は夢見の者がごく稀に扱う技術。
アマイモンは夢見の者からこの技術を手に入れヴァイガルドに赴いた。
また、中央側もこの技術を実用化しようとした結果「[[骸体>#cadavre]]」の技術が開発されるに至った。
(出典:ベルフェゴールのキャラストーリー)
--非常に危険な技術であり、現身の状態で大型の幻獣を撃破したジニマルがその幻獣と魂が融合してしまうという事故が起こった。
(出典:イベント「死者の国の4冥王」)
-全身がフォトンの膜で覆われている状態に近いらしく、地面に足跡型のフォトンが残っているのがソロモンには視えていた。
(出典:イベント「死者の国の4冥王」)
#endregion
***エクソダス [#t346572e]
-メギドラルで進行中の第三計画。名前の初出は76話・4

#region(詳細)
-メギドがヴィータに完全な転生をしてヴァイガルドを新天地とするメギドラル脱出計画。ハルマゲドンもバビロンも失敗した時のための第三の秘密計画。
(出典:79話・4)
--メギドの魂をメギドラルからヴァイガルドへ移動させることから、計画の実行にはマモンが先代の大罪同盟より継承した秘密<魂の炉>の存在が不可欠である。(出典:79話・5)
---<魂の炉>にメギドの魂を保存し、ヴァイガルドへ送り込む、というのが大まかな概要。魂をヴァイガルドへ送り、ヴィータに寄生するという点では追放刑に酷似している。
---通常の転生が魂の変質が起こらないヴィータの胎児にしか行えないのに対し、エクソダスは直接メギドの魂をヴィータに送り込むため、様々な要因で魂が変質しやすい大人のヴィータにも安定して転生できる相違点がある。
-作中では蛆の妨害によりエクソダスが成功することは無かったが、仮に成功した場合、[[シャミハザ>#Shamhaza]]のようにヴィータとメギドの意識が同時に発現し、メギドの力も問題なく行使できるとされる。
--つまり、シャミハザは一切エクソダスに関わっていないが、同時にエクソダスの「完全成功例」でもある。
--わざわざヴィータの意識を残すのは、転生先のヴィータからヴァイガルドの知識を得るため。用済みになれば、意識を完全に乗っ取れるらしい。
-蛆の手先フライナイツはこの計画を乗っ取り、ヴァイガルドを成り損ないで埋め尽くそうとしている。
(出典:81話・5)
-フォルネウスはこの災厄に対抗するためにカトルス教団を作り上げた。
(出典:78話・END)
-計画の主導者は8魔星のマモン
「赤い月」「バビロン」とは違い、マモンが秘密裏に進めていた計画でありマグナ・レギオで公の計画ではない。
(出典:85話・3)
-その後、ハルマニアも同名の計画が存在していることが判明。
凶星が輝き危機が迫ったヴァイガルドから、一部のヴィータをハルマニアに退避させて眠りにつかせ、一度全てを滅ぼして千年後に改めてヴィータの世界をやり直す…と言う焼き畑農業のような計画。
--この計画は預言者ファティマの「第二の予言」として、エルプシャフト王家に伝わっていた。
(出典:104話・1)
-元ネタは日本では「出エジプト記」と訳される、旧約聖書の英訳「Exodus」。
エジプトにて奴隷として扱われていたヘブライ人を、モーゼが約束の地に導くという物語。
--転じて、大量の国外逃亡や移民の大脱走を指す。
#endregion
***エリダヌス [#oe8b702a]
-<六夜の悪夢>という伝承に伝わる終末を告げる怪物。
一夜ずつ火、土、風、氷、水、雷の怪物が目覚め人を殺し、七つめの夜に昇る赤い月に魂の光を捧げるとされる。
(出典:18話・4)

#region(詳細)
-アバドンと同じく古代大戦時に残されたメギドラルの兵器であり、ヴァイガルドで封印されていた。
起動には大量のフォトンを要し、「鍵」となるフォトンを溜め込んだ幻獣が倒されることでそれを吸収して動く。
幻獣が同士討ちを始めるとハルマゲドンの前触れと言われていたのはそのため。
エリダヌスは赤い月を稼働させるためにフォトンを輸送する機能を持っており、輸送が終わると一旦停止しメギドの命令入力待ち状態となる。
(出典:19話)
-「智の番人」からエリダヌスがメギドラルの物であることを知ったある古き血筋を引くヴィータが、
それで「世界が救われる」と信じてエリダヌスを復活させようと暗躍する「エリダヌスの影」を立ち上げていた。
(出典:3章全般)
--世界が救われるというのは完全な誤解、ではなく、
赤い月の開通によってヴァイガルドを介さずハルマゲドンが起これば、ヴァイガルドの崩壊は免れるのではないかとの考えから。
カマエルも似たようなことを考えていた。
(出典:22話・4)
-アバドン同様、分類上はメギドラル製マキーネになる。
(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」)
-由来はおそらく星座のエリダヌス座。
星座を構成する星にザウラク、クルサ、アザーが存在する。
共襲イベント探索に出現するアケルナル、オーブとして存在するジバル、メギドの塔に出現するラナも同様。
またアカマルという星もあり、8話ボスのアカマルの形状が他のエリダヌスと同じことから、アカマルもエリダヌスの一種である可能性がある。
--アカマルは「下っ端のメギド」だと語られているが、メギドは一人一種族なのでエリダヌスと同じメギド体を持つメギドがいるのはおかしい。
オーブ図鑑により「アカマルの肉体は別のメギドの肉体を複製したものだった可能性がある」と語られており、
エリダヌスやアカマルの肉体は同一の別メギドの肉体を複製したものである可能性がある。
(出典:8話・5とEND、46話・END、オーブ図鑑「アカマル」)
---後述のアンゲテナルはチリアットが搭乗して中から動かしていたので、アカマルも下っ端のメギドが搭乗して操っていたと考えれば一応矛盾はない。
或いはアドラメレクのような「メギド体をベースに作った幻獣体」というケースもある。
---図鑑の著者によると「エリダヌス」という強力なメギドが居り、その姿を元にしたものではないか、ということらしい。
(出典:オーブ図鑑「水のクルサ」)
---生前のエリダヌスを知っているらしいオクトパロスがその複製体を生み出してソロモン達に差し向けた。
ただしバトルでのエネミー名は「アカマル」だった。
(出典:イベント「知の幻獣と悲しき対話」)
--更にプロトタイプ、あるいは予備機と思われるアンゲテナルも発見されている。
これもエリダヌス座の恒星の名前。
(出典:イベント「さらば哀しき獣たち」)
--オーブ水のクルサ・氷のジバルのフレイバーテキストでは「テーミンとベーミンの往復書簡」なる文献に言及されているが、テーミン・ベーミンも共にエリダヌス座の恒星の名前。
--ゲートを守る幻獣としてケイドという名の同型幻獣も登場した。これもエリダヌス座の以下略。
(出典:イベント「ソロモン王と悪魔の鏡」)
--同型のプロトタイプの一機と思しきマキーネのベイドという個体も登場。名前はやはりエリダヌス座の以下略。
(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」)
#endregion

***エルダー [#mdd26913]
-上位存在ともいわれる。詳細は不明。

#region(詳細)
-様々な場面でエルダーという言葉が使われてきたが、8章2節にて一部詳細が判明。ベルフェゴール曰く
--年を経たメギドが招かれることでそれになれる場合があるらしい
--エルダーの言葉は皆が知ってるが、正体は誰も知らない
--実は自分がエルダー
どこまでが真実かは不明だが(特に3番目)おおむね合っていると思われる&br;(出典:74話・END)
-8章3節にてリヴァイアサンはベルフェゴールの継承した大罪同盟の秘密がエルダー関連であると予測している
(出典:80話・冒頭)
#region(エルダー登場箇所まとめ)
-敵が古くから生き続けるアイムとベリアルを指してそう呼んだ(出典:58話・5)
-上位のものしか知らない戦争社会の成り立ちをうっかり語るベルフェゴール(出典:67話・1)
-出世してエルダーになるという夢・野望(出典:イベント「ソロモン王と悪魔の鏡 」、72話・END)
-彼の世界の名を呼ぶエルダー(74話・4)
--蛆もエルダーの存在は認識しているようだ
-バルバトスが追放直前に会った上位存在(出典:74話・END)
-大罪同盟に入る以前のマモンもバルバトスが会ったと思わしき「楽器を奏でる」ヴィータの女性の姿をした存在を目撃している。その女性の美しさがマモンにとっての「遠い情景」となる程であった。
その存在のことをマモンはエルダーだと語っている。
(出典:83話・冒頭)
#endregion
#endregion

***エルプシャフト(王都エルプシャフト) [#ab610c7f]
-シバの女王が守る都。古代からハルマニアと友好関係にあり、現在もハルマのガブリエルとカマエルが常駐している。

#region(詳細)
-都の統治自体はシバの女王でなく、当代ではシバの父に当たるフラム王が行っている。
そのため、シバ本人は王都を離れ重要事項の調査に出向くこともある。
-王宮とそれを囲む城下町で構成されており、かなり文化レベルが高く、豊か。
王都騎士団が常駐しているためか、治安も良い雰囲気。
住民は寛容で慈悲深いと噂される。
(出典:イベント「嵐の暴魔と囚われの騒魔」)
-王立の学院が存在し、シャックスとマルファスが在学していた。
(ソロモンに召喚されてからは休学扱いになっている模様)
学長はシャックスのヴィータの父親である。
(出典:シャックスのキャラストーリー、マルファスのアジト台詞)
-王都以外の領地も管轄下にあるのか、領主の不正を王都に通報する描写がある。
(出典:ロノウェのキャラストーリー)
--周辺の領地は王都に租税を納めている。
(出典:ウァプラRのキャラストーリー)
-フルフルが店を開いていたり、フォカロルが騎士団に在籍していたりと、縁のあるメギドも多い。
-エルプシャフトはドイツ語のErbschaft(遺産、継承)か。
#endregion

***エルプシャフト騎士団(王都騎士団) [#a5804f83]
-王宮に使える騎士団。シバの女王に従うものでもあるため、幻獣討伐の任務に当たることもある。

#region(詳細)
-優れた者には敬意をこめて二つ名を送る風習があり、カマエルを「殺意の剛腕」と呼んだり、ブネに「地を裂く剛剣」とつけたのは騎士団のヴィータ。
(出典:ブネのキャラストーリー)
あげくのはてには王宮メイドのルネにまで二つ名をつけている。
(出典:バラムのキャラストーリー)
-王都だけではなく、地方にも駐在、巡回し治安維持にあたる別部隊が存在する。
が、王都から離れると目が届き切らず、崩壊寸前になるようなケースもある。
(出典:フォカロルのキャラストーリー)
#endregion

***エンカウンター [#oa83acc5]
-アンチャーターに酷似したハルマニアの技術の産物。
ガブリエルが47話にて使用。その効果は憲章に抵触しない形でのメギドとの交戦を可能とするもの。

#region(詳細)
-アンチャーターもヴァイガルドにてメギド体への変身を可能にするためのものと思われていたが、あちらは真の価値が別物であることから完全な対の存在ではない模様。
-アンチャーターの機能がそれであると、ハルマニア側と他の不死者に誤認させるためにアスモデウスが流した情報のモデルがエンカウンターなのかもしれない。
--補足すると、フェイクアンチャーターそのものは真アンチャーターを忠実に再現している。(アンチャーターの項目も参照)
※一番誤魔化したい相手であるメギドラルが残り六つの本物のアンチャーターを所持していること、
プランシィがフェイクの記述から本物のアンチャーターの役目に迫る記述を解読している事から、
物自体がエンカウンターに寄せてあるとすると矛盾する点が出てくる。
--ガブリエルによるとエンカウンターは<護界憲章の「応用技術」で作られたもの>であり、アンチャーターについて<だからそちらも同じような形状だとは予想していた>らしい。(出典:47話)
つまるところ、アンチャーターとエンカウンターはどちらも護界憲章の技術と関わりが深いために自ずと形も似ているということのようだ。
-encounterは遭遇・対戦などを意味し、ガブリエルも「交戦許諾、エンカウンターです」と表現している。
(出典:47話)
#endregion

***エンゲルシュロス[#Angelsyloss]
-「最果ての都」と呼ばれる国。
<エルプシャフト圏内で最も外れに位置する国だが王都との交流は深い>という。
古代戦争の伝承にも地名が残っている程の長い歴史を持つ国。
(出典:イベント「ハルマを夢見た少女」)

#region(詳細)
-以上はバルバトスのセリフだが、都市=国家という文脈で使われている気配がある。
--パラデイ地方の小国群といい、エルプシャフト圏には都市国家が多いのだろうか。
-古代大戦の時ハルマ陣営の拠点として作られた要塞が元になっているらしい。
-さすが歴史ある国とあって建造物も古く文化遺産のような街並みが並ぶ。
しかしハルマニアに似た印象を感じさせる造形のため、メギド勢は落ち着かない様子。
-来歴からハルマ信仰の強い土地だが、この国の王女はサミアこと追放メギドの[[ヴィネ]]である。
-由来はドイツ語でEngel(エンゲル)=天使、Schloss(シュロス)=城か。
天使の城(城塞)となり意味的にもあう。
#endregion

***大いなるバビロン [#i244ad38]
-7つのアンチャーターを起動することで生み出される<人工的な「超存在」>。
設計状態でプールされたままであり、実際に世に現れたことは今までなかった。
(出典:48話・END)

#region(詳細)
-機能は<超巨大な「ゲート発生器」>であり、自分の周囲をゲート化させる。
ゲートそのものへと変貌するため門のように出入り口を作る訳ではなく、
バビロンが存在する世界そのものをメギドラルまで引き寄せて同化してしまう。
<生きた座標固定マーカー>。
ソロモンが止めようと躍起になっていたハルマゲドンですら次善策であり、
大いなるバビロンを生み出すことで、ヴァイガルドを丸ごとメギドラルに取り込み、ハルマからの干渉を断ち切ることが本来の目的であることが判明した。
(出典:48話・END)
--なお、自分の世界が異世界と混ざってしまうのはメギドラル側も同じであるため、マグナ・レギオの中にもこの策をよく思わない者が居る。
メギドラル側も一枚岩ではなく激しい派閥権力争いが生じている模様。
(出典:51話)
--また護界憲章によりハルマからの干渉は遮断できるものの、それは同時にメギドラルがヴァイガルドと同じく例外を除きメギドの力を振るえない世界になってしまう事も意味しているため、その事に関しても様々な事情が絡んでいる事が示唆されている。
(出典:49話・冒頭)
-存在、命というワードからしても生命体であるらしいが、アスモデウスによれば幻獣でもアバドンのような兵器でもない、とのこと。
(出典:48話・END)
アンチャーターがヴィータ化するのはこの部品となる擬似的な命を作成するためである。
-7という数字からしても名前の元ネタはそのまま「大いなるバビロン(大淫婦バビロン)」と思われる。
内容的にどのくらい関連性があるかは今のところ不明。
-5章最終話でようやく詳細が語られたが既に4章で名前は出ていた。
プランシィが断片的に解読したフェイクアンチャーターの記述に「7つ集める」「大いなる道」とあり、道には個々の名前もついていた。
(出典:31話・5)
-計画の主導者は8魔星のベルゼブフ
なのだが、ベルゼブフの実情はコミュニケーションすら取れないレベルで精神崩壊しており
実際に計画を進めている主導者は別にいる可能性が高い。
ハルマゲドン急進派に残された現状最後の策なこともありベルゼブフ派、サタン派、その他の多くのメギド達がヴァイガルド侵攻作戦に参加している。
しかし逆に、サルガタナスのようにメギドラルの世界そのものが作り変えられてしまうこの策に嫌悪感を示すメギドも少なくない。
(出典:サルガタナスキャラストーリー、91話・冒頭)
#endregion

RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================か行========================
**か行 [#a2c3c730]

***覚醒ゲージ [#ybfae638]
-メギドたちがメギド体に変身して奥義を放つために必要とするフォトンの量。
-システム上2〜6と個体差があるが、シナリオ設定としても個体差があり、メギドたちはそれを認識している。

#region(詳細)
-モラクスの例えではゲージ1つ分=ステーキ1枚分のフォトン。
自分は奥義を撃つのにステーキ4枚必要と言っている。
(出典:39話・1)
-フォトンの操作は扱う量に比例して時間がかかるようになる。
覚醒に時間がかかる(=ゲージが長い)メギドは奥義に使うフォトンがそれだけ多い。
(出典:53話・1)
-ゲージ2のオセはシナリオ上でもメギド体に「なりやすい」らしい。
ソロモン達がフォトン希薄化の攻撃を受けた際には少ないフォトンでメギド体となれるオセが囮役となった。
(出典:イベント「獣たちの集う場所」)
#endregion

***骸体(カダヴル) [#cadavre]
-マグナ・レギオにより、[[現身>#ta70acda]]の実用性強化を目的に開発された技術。
開発者の一人はユフィール。
(出典:サタナイルのキャラストーリー、バールゼフォンのキャラストーリー、ベルフェゴールのキャラストーリー、ユフィールCのキャラストーリー)

#region(詳細)
-開発実験には無数のヴィータの死体が使われたが、この技術の存在が敵に悟られるのを避けるため不完全なまま秘匿されるに至った。
そして次の技術開発が求められ、嫌気がさしたユフィールはメギドラルからの逃亡を決意する。
(出典:ベルフェゴールのキャラストーリー)
--サルガタナスがウェパルに施した処置(追放メギドに極めて近い状態の実験体)が、その『次』なのだろうか。
(出典:ウェパルのキャラストーリー)
-ヴィータへの模倣がうまくいけばいくほど、精神までもがよりヴィータに近づいていく傾向にある。
(出典:ベルフェゴールのキャラストーリー)
-前述のとおり秘匿された情報であるため、懲罰局の上位メギド・ドラギナッツオも、骸体の技術が周知されることは<「我々」(※おそらく懲罰局)としては好ましくない>と述べている。
(出典:サタナイルのキャラストーリー5話)
-ヒュトギン曰く骸体が禁忌とされる理由は、メギドラルとヴァイガルドを簡単に行き来する方法が知れ渡ってしまうと大多数のメギドたちはフォトンを求めてヴァイガルドへと渡ってしまい、メギドラル全体の統制が乱れてしまうからというのと、
加えて骸体は<なにかと問題の多い技術>であり、下手に使われればヴァイガルドで次々メギドが死んでいき、ハルマゲドンのための戦力低下につながるかもしれないからだという。
(出典:バールゼフォンのキャラストーリー7話)
--ここ何年もの間、何者かがヴァイガルドに渡る技術をあちこちで流布しているのだという。
サタナイルたちは上からの命令で行動したに過ぎないため恩赦が出るのも早かったが、どこの軍団にも所属していなかったバールゼフォンはその何者かとの直接の繋がりを疑われていたためなかなか恩赦が出なかった。
-カダヴル(cadavre)とは、フランス語で「死体」の意。
#endregion

***寄生メギド [#fecb7acd]
-サタナキアが作り出した物。
宿主の精神を操ることが出来、取り付いて幻獣に知性を与えたり、逆にメギドの知性を野生動物並にしてしまうことも可能らしい。
(出典:イベント「プルフラス・復讐の白百合」)

#region(詳細)
-サタナキアの目的はこれを用いて護界憲章に触れずにメギドがヴァイガルドでメギド体になれるようにすることだった。
--メギドと幻獣の違いは人格の有無であり、幻獣並に精神レベルを落とせばメギドも護界憲章をすり抜けられるというのがサタナキアの持論。
メギドを幻獣に近づけてヴァイガルドで戦うという方針は概ねガギゾンの幻獣化メギドと同じ。
-元々サタナキアが研究に使っていた寄生メギドは宿主を死に至らしめてしまう欠陥を抱えていた。しかし、アシュレイの協力により秘密裏に入手した「アスモデウス細胞」により寄生メギド アナキスが完成する。
--最初のアナキスの被検体はアシュレイ、しかし自我が崩壊して暴れ狂ってしまった。後に個を極限まで薄めればアナキスの寄生と共存ができることを突き止めたサタナキア自身によって使用されヴァイガルドでメギド体の姿を取ることにも成功する。
---結果的にサタナキアはソロモンとプルフラスのと戦いに敗れ、アナキスも取り除かれるが気が付けば元の宿主のサラの元へと戻っていた。このヴィータの少女サラにだけは安定した状態で髪に取り付き生活を共にしているが、%%何故この安定状態に至っているのかは不明。%%
(出典:イベント「プルフラス・復讐の白百合」、サタナキア(バースト)キャラストーリー)
---サラの生育環境が原因の精神的な欠落によって心に空白ができることで、本来アナキスが蝕んでしまう宿主の精神を崩壊させることなく共存できていたことが明らかになった。
(出典:イベント「離れても、心は繋がって」)
#endregion

***キャラバン [#jd919d47]
-各地を旅して品を仕入れ、売り歩く行商人の集団。
ヴァイガルドでは流通を担う重要な職であり、ソロモン一行の旅の中でもよく出会う。
(つまり、よく幻獣に襲われている)

#region(詳細)
-グラシャラボラスは召喚前、キャラバンの用心棒をしていた。
--召喚後も普段は日雇い用心棒を続けている様子。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」「さらば哀しき獣たち」)
-かなり僻地に存在しているアジトにもキャラバンが訪れ、品を売ってくれている。
(ゴルドショップで買えるものがこのキャラバンの持ち込みという設定)
一流のプロキャラバンではあるが、実は王都からの偵察を兼ねた部隊でもある。
(出典:イベント「ソロモン王と秘密のアジト」)
--こういったキャラバンは「王宮付き」と呼ばれ、厳しい審査を受けて資格を得た上で活動している。
王都からの仕事の依頼や報告義務がある代わりに手当てが出るらしい。
(出典:イベント「さらば哀しき獣たち」)
-ウァラクもキャラバン隊に所属している。このウァラクのキャラバンは孤児の保護も行っており、保護した子供達に教育を施している。
--将来、行商人として活躍してもらう為の教育であるが、希望するなら他の仕事に就く為の支援もしている。結果的にそこで暮らしの安定した者が次は客として贔屓にしてもらえるという合理的かつ人道的な活動を行っている。
(出典:イベント「暴走児バラキエル!」)
#endregion
***棄戦圏 [#d5a7cf8d]
-メギドラルにおいて特にフォトンが少なく、価値が低下した土地。
(出典:61話・6)

#region(詳細)
-フォトンが不足しており、あっても劣化した弱いフォトンであったりと荒廃している土地。
--メギドラルではこれの範囲が徐々に拡大しており、完全に広がるとメギドラルは滅亡してしまう。
マグナ・レギオの目的はこれを食い止めること。
---単純に環境が破壊されているという面もあるが、マグナ・レギオにとっては後述の通り「土地の奪い合いで成り立つ戦争社会」という統制基盤の維持が大きな目的。
--フォトンが劣化していると言うのは比喩などではなく、実際に棄戦圏が舞台となるステージでの戦闘では一定確率で劣化フォトンが出現する。
-メギドは地から湧くフォトンを目当てに土地を所有し、戦争によって奪い合っている。
マグナ・レギオ所属のメギドは自らの所領から得られるフォトンの大部分を税金のように上納している。
--そのためフォトンが湧かなくなってしまった土地はその価値を失い、奪いにくる者もいなくなる。
--フォトンがないということはメギド体を取りづらいということであるため、戦争をするには向かない土地でもある。
この二点により戦争が発生しなくなるため、棄戦圏と呼ばれる。
-メギドにとって価値のあるフォトンと武勲を産まなくなり、誰も奪わないから所有権も動かない棄戦圏を、ヒュトギンは「メギドにとってはとても寂しくて、屈辱的で、やるせない」「言葉としてはとても哀しいもの」と語っている。
棄戦圏はただの痩せた土地という以上に、戦争文化の衰退と結びつけられた強い寂寥感のある言葉のようだ。
-ちなみにバラムがアジトのメギド達に貸し出したチャトランガの盤は皆に使い倒されボロボロにされた結果、「棄戦圏」と呼ばれるようになった。
(出典:4周年 質問箱)
#endregion

***貴族 [#nobility]
-エルプシャフト圏における支配階級。
王都から認定を受け、人々や土地を守る責務を負う者。

#region(詳細)
-王都の「貴族院」で認定を受けた者に与えられる称号。
世襲されるケースが多いが、条件を満たせば生まれついて貴族でなくとも後から貴族と認められる場合もある。
(出典:イベント「美味礼讃ノ魔宴・後編」)
--所有する資産や土地、家柄の由緒などが審査対象となるらしい。
--ラウムの父ステファーノは古き血筋であり、材木商で成した財を用いて地元に貢献する名士であることもあって審査に合格し貴族となった。
-元々はフォトンが見える[[古き血筋>#OldLineage]]のことを指して貴族と呼んでいた。
--フォトンを見る能力を用いて土地の開拓や水源の調査を行うことができたことから自然と人々の指導者的立場になり、村長や領主となっていった。
--古き血筋の能力は遺伝するため村長や領主も世襲されることが多く、能力が失われてもその形式だけは残っている場合が多い様子。
-追放メギドの中で貴族の地位にあるのは、グレモリー・ウァプラ・ウァサゴ・ラウムの4人。
--サラも複雑な生まれをしており、現在は貴族である祖母に支援を受けながら一人暮らしをしている。
(出典:4周年 質問箱)
-クスノペの領主リシュのように土地を守るという意識を持つ者もいる反面、本来の在り方を忘れ有り余る富で贅沢の限りを尽くす貴族も少なくはない(寧ろ沢山出てくる)。そんな今のヴァイガルドの貴族の薄汚れた姿を見て嫌気がさしたのもウァサゴが家を出奔する理由の一つであった。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」「逆襲のバンキン族」)
-メギドラルのマグナ・レギオ社会における「貴族」はまた違った意味を持つ。
統一議会が招集されていない間、議会そのものを管理運営する必要が生じるため、その役割を負う特権階級の「戦争を免責された」貴き議席メギドを貴族と通称している。
(出典:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」)
--貴族のメギドはほとんど拒絶区画(レジェ・クシオ)に集まっている。
--ダゴンや追放前のウァサゴ、アリトンのキャラストーリーに登場するシアエガなどが貴族のメギドである。
#endregion

***黒い犬 [#blackdog]
-サタンの派閥のメギドたちが好んで用いるヴァイガルドでの活動用偽装ボディ。
なお黒狼は七つの大罪などでサタンに結び付けられた動物の一つである。
(出典:42話・3)

#region(詳細)
-インキュバス、メフィスト、カスピエルは過去にサタン派メギドの部下としてヴァイガルドで諜報活動を行っていたことがあり、その際にこのボディを使用していた。
(出典:イベント「ソロモン誘拐事件・逃走編」、カスピエル(カウンター)のキャラストーリー)
-ガギゾンによる幻獣体メギドの技術は、黒い犬の技術を参考に作られた。
(出典:カスピエル(カウンター)のキャラストーリー)
--また、その際提供された技術をそのまま利用したのか、ベルゼブフ派の間者は「黒い猫」の偽装ボディを使用する。
グリマルキン曰く、犬は広範囲の探索に優れるが、猫は都市部の細やかな情報・撹乱を得意とするそうだ。
その特性を利用して群衆の思想を攻撃的な方向に扇動していたが、猫としての戦闘経験に優れるグリマルキンによって阻止された。
(出典:60話・4)
-全部で666体いる模様。「630号」などの呼び名で呼ばれ、功績を上げることで小さい数字が与えられる。
(出典:イベント「カカオの森の黒い犬」)
--死ぬ以外で黒い犬を抜けるものはあまり多くないが、他の軍団に引き抜かれることもある。当然だが数字の小さい上位ランカーほど有力な軍団に引き抜かれやすく、マモンの部下イヌーンは元148号
(出典:73話・5)
--インキュバス・メフィスト・カスピエルの3人がいた頃は664〜666のワースト3を独占していた模様。
(出典:79話・1)
--630号によると、芸術組を担当していてソロモン王にやられたのが651号。
イベント「死を招く邪本ギギガガス」で監視していたフルーレティに離反され、泳がされた挙句待ち伏せされて討伐されるというムゴイ目に遭った犬だろう。
(出典:イベント「カカオの森の黒い犬」)
--サタン自身も黒い犬のボディを持っている。ナンバーは000。
数十年前に部下に先んじてヴァイガルドへ赴き、黒い犬の姿であれば護界憲章を欺けることを自ら確認していた。
(出典:イベント「ダムロックと4人の不死者」)
-任務用の仮の体にすぎないはずだが、「ノミを落としたい」「ナデナデしてもらいたい」「構ってもらえないことを残念がる」といった言動を見せ、在り方がもはや犬同然になっている個体も確認されている。
魂が肉体に影響を受けてしまった事例の一つか。
(出典:イベント「死を招く邪本ギギガガス」)
--番号の大きい下っ端の黒い犬は何十年も犬の姿のままでいる場合があり、その結果このようになってしまう模様。
最終的には魂が完全に犬に変質してしまい、喋ることもできなくなる。そうなるとソロモンの召喚を受けることもできない。
(出典:イベント「カカオの森の黒い犬」)
---個を大事にするメギドにとってはこれ以上ない屈辱であり尊厳破壊。「八魔星いちメギドができている」と称されるサタンがこの末路を知っているかどうかは不明。
--サタンが「ナデナデ」をご褒美として与えているらしく、「極上のナデテク」と自賛している。
(出典:イベント「ダムロックと4人の不死者」)
#endregion

***軍団 [#ArmyCorps]
-メギドラルの社会を構成する集団の基本的な形態。
軍団を率いる軍団長と構成員から成る。

#region(詳細)
-[[拒絶区画>#rejection]]でヴィータに近い生活をしているメギドでなければ大概何かの軍団に所属している。
軍隊であり共同体のような印象を受ける組織。
--所属としては唯一のものである必要はなく、軍団とは別の組織(マグナ・レギオの懲罰局など)にスカウトされて掛け持ちしているケースもある様子。
(出典:イベント「二つの魂を宿した少年」プロローグ)
--構成員引き抜きや譲渡もよくあることらしい。
--例外としては軍団に所属する前の[[非戦期間>#u43a508e]]のメギドや所属しなくてもやっていける実力者の「[[渡りのメギド>#d9d3b209]]」、中央に従わない[[まつろわぬ者>#ib8f458a]]などがいる。
-それぞれが軍団の規律を持ち、各構成員はそれに従っている。
違反すれば軍法会議にかけられることもある模様。
-規模はまちまちで日夜他軍と争い勢力を拡大しているものもあれば、シャックスの軍団のように争いは避けて適当に逃げ回っていたようなものもある。
有力な軍団の軍団長はマグナ・レギオに議席を得てメギドラル全体への影響力を得る。
(※2020年メギドの日に公開された相関図では
 「全ての軍団の軍団長はマグナレギオに議席を持ち、戦争に勝ち続けることで議席を維持できる」とも書かれている)
軍団の規模、勢力が大きくなればマグナ・レギオでの序列も上がる。
-意外なことに8魔星で元大罪同盟のサタンは軍団を所持していない。とはいえ黒い犬や多くのサタン派メギドを従えており、大きな戦略的な影響力を発揮していることに違いは無い。
-ゴエティアで悪魔が軍団を率いているとされることが設定の由来と思われる。
#endregion

***携帯フォトン [#zbec5077]
-容器に詰めて持ち運べるフォトン。
メギドラルでの戦争時には各軍団で使用されている。
(出典:53話・4)

#region(詳細)
-その「容器」とは星間の禁域の大幻獣を捕獲する際に必要になる「捕獲フォトン」である。
--フォトンを収容できるこの容器に弱らせた大幻獣をフォトン化して閉じ込めているということか。
-幻獣たちが回収したフォトンを運ぶのにも使っていると推測されている。
色々なマップで捕獲フォトンがドロップするのは幻獣が落とした物ということのようだ。
-質の良し悪しがあるらしく、色で判別できる。
(出典:バールゼフォンのキャラストーリー)
-発明されたのは数十年ほど前。バルバトス追放時(約80年前)にはまだ存在していない技術だった。
(出典:イベント「キミに捧げし大地のソナタ」)
-軍団の半数が追放メギドのメギド72にとっては大規模作戦遂行の要と言っても過言ではない。メギドラル遠征においてもソロモンの指輪の支援を受けられない多くのメギドがこの携帯フォトンを用いて戦場を戦い抜いている。携帯フォトン1個あればメギド体で戦闘が行えるくらいにはフォトンを取り出せるようである。
--ソロモンの軍団に携帯フォトンを支給したのはヒュトギンを介して協力関係を結んだマラコーダ、そしてソロモンと同盟を結んだアルマロスによるもの。
---メギドラル遠征では多くのイレギュラーな戦闘が発生しており、半身を取り戻したアムドゥスキアスの不意打ちとも呼ぶべき攻撃に大打撃を受けその後の立て直しでソロモン率いる遠征隊の持つ携帯フォトンは遂に枯渇した。
(出典:88話)
---後にアスモデウス側の懲罰局襲撃の部隊と合流、遠征の大目的である懲罰局との戦いの為に取ってある携帯フォトンを残すのみとなった。
(出典:93話)
---不足した携帯フォトンを補うため、オセが居合わせたメギドから強奪もとい拾ったり、メフィストがトトカルチョ紛いのギャンブルで巻き上げたりした。
フォトンに事欠かないフォトン解放区での戦いだったため、携帯フォトンを持ってはいても使わないメギドが大勢いたことが現地調達に有利に働いた。
(出典:96話)
#endregion

***ゲート [#x102133d]
-「門」とも。メギドラルとヴァイガルド、ハルマニアとヴァイガルドなど、異なる世界、空間をつなぎ行き来を可能にする構造物。
ソロモンいわく<フォトンで支えられてるエネルギーの巨大構造物>。
(出典:24話・冒頭)

#region(詳細)
-フォトンによって動作している。
-赤い月では、出来たばかりで不安定なフォトンを乱すことで破壊した。
-ペルペトゥムの<黒き門>は安定しており、破壊が不可能だったため、指輪でフォトンを操作し、封印した。
また、死亡して魂がフォトンと同化したエイルが門を内側から閉じたことも。
(出典:8話・END)
--ゲートの開閉には相応量のフォトンを必要とするため、フォトンが枯渇しているメギドラルでは気楽に開閉できる状態ではない。
そのため、一度閉じてしまえば黒き門のような重要なゲートでもない限りわざわざ再度開かれる可能性は低く、幻獣に侵入されるリスクは大きく低下する。
-ソロモンたちが移動に利用している「ポータル」も小規模な簡易ゲートである。
-6章でソロモンと一時共闘したサルガタナスにより詳しい説明がなされた。
ゲートには生成由来の異なる物が三種類存在する。
自然発生以外のものは物質的な構造を備えているためヴィータでも通行可能。
(出典:52話・4)
--<大昔の技術が起源のもの>
元々ヴァイガルドにあったものや古代大戦時に作られた物を発見、再利用している。
堅牢であり維持コストも低い。黒き門のような大きいゲートはこれに該当する。
(古代大戦より以前に元々ヴァイガルドにあったゲートが何なのかは不明)
--<次元に無理矢理穴を開けたコストの高い雑なもの>
大量のフォトンを用いれば無理矢理次元に穴を開けることができ、拡張すればゲートになる。
ただし今のメギドラルにその余裕はないため、専ら自然発生の小さな穴を拡張している。
--<自然発生するゲート>
微粒子レベルの極小の空間の穴。
物が通る大きさではないがエネルギー=フォトンは通る。
幻獣は一度フォトンに分解してから送り出せるため必ずしもまともなゲートは必要ない。
理論上はメギドも同じ方法で送り出せるが、フォトンに分解した際の総量が幻獣に比べて遥かに膨大になってしまうため現実的ではない。
ただし魂のみを切り離せば通れるまでに量を削減する事は可能。この場合当然肉体はメギドラルに置いてきているので、別途実体を手に入れる手段を用意する必要がある。
-自然発生したゲートの中に「時間を遡行する」ことができるものが発見され、
メギドラルはそれを研究、改造し狙った地点の過去へ飛ぶゲートを作り出した。
それを用いて生まれたばかりのソロモンをその場で暗殺する計画が進行していた。
--詳しくは[[時間遡行>#timetravel]]の項目を参照。
-…と、ここまでは通常の「ワープするゲート(転移ゲート)」の話。ゲートにはもう一つ、「物理ゲート」と呼ばれるタイプのものがある。
--転移ゲートは物質の分解→再構成というプロセスを辿るのに対して、物理ゲートは普通に歩いて通れる物理的なトンネル。中にいる状態でゲートが閉じると、どことも繋がっていない空間に取り残されてしまう。
--魂の構造の差なのか、転移ゲートは通常のヴィータが通ることができない(ソロモンは指輪のおかげで通れる)。また、一度に多量の物資を送ろうとすると一部が損失する場合がある。物理ゲートにはそのような制約はない。
--維持コストは物理ゲートの方が低コストだが、どちらにせよ多量のフォトンが必要。
(出典:イベント「守りたいのは、その笑顔」)
#endregion
***幻獣 [#v1e4729f]
-ヴァイガルドで人々を襲っている化け物。
その正体は、メギドラルがヴァイガルドに送り込んでいる兵隊。

#region(詳細)
-知能のないモンスターのように見えて、実際は異世界からの指示を受けて動いている。
ヴィータを襲ってフォトンを奪ったり、フォトンスポットを占領するのはそのため。
(出典:9話・END)
--フォトンを蓄えた幻獣はメギドラルに送られ、フォトンを取り出すために「解体される」。
(出典:イベント「キミに捧げし大地のソナタ」)
-物語開始時点ではブネいわく「本来なら幻とされるような獣」。その特徴は様々で動物や昆虫、人型の姿をしているものもいる。
[[シトリー]]はヴァイガルドに来てから数百年以上幻獣と戦い続けている、つまり数百年以上幻獣がヴァイガルドで活動していることになるが、
実在していることを知らない文化圏や、目撃してもサーカスの獣と勘違いする者もおり、幻獣の知識に関しては地域や時代によって格差がある。
(出典:イベント「嵐の暴魔と囚われの騒魔」第01話・4、[[アムドゥスキアス]]、[[アスモデウス]]、[[シトリー]]のキャラストーリー等)
--物語が進み王都の襲撃や[[赤い月>#RedMoon]]、各種などの大きな事件を経てヴィータの中でも現実的な脅威として認識されていくようになる。
-基本的に知能は低く、獰猛。
特に強力な個体をリーダーとして行動している場合が多い。
個体によっては多少知能が高いものもあり、言葉を覚えたり話せたりするものもいる。
(出典:32話・5)
-幻獣の脳に信号を送る装置を取り付け、意のままに操るケースも稀にある。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー、イベント「上書きされた忠義」)
-メギドラルにおいては<メギドの成りそこない>と認識されているらしく両者には密接な関係があると思われる。
(出典:[[ベリアル]]、[[プロメテウス]]のキャラストーリー)
-食用にすることが可能で、けっこう美味い。一部のメギドは、ソロモンが「小腹が空いた」と言うと「食べてみれば?」と提案してくる。
(出典:17話・4)
--一方でまさかのシャックスが「私でも幻獣は食べない」と言い出した。ゲテモノグルメ扱いなのだろうか。
(出典:「ハルマを夢見た少女」)
--ニスロクがレシピを配布しており、それにより幻獣食もかなり実用的なものになった模様。
野営時の貴重な食料源である。
(出典:イベント「不死の幻獣と失いし過去」)
-ユフィールからは明確に「メギドの成り損ない」であると言及された。
メギドと同じく「フォトンから発生する存在」であり、しかしメギドとは違い種族として繁殖する。
詳しくは[[メギドの生態について>#EcologyOfMegido]]を参照。
--繁殖方法は通常の生物とほぼ同じと思われる。
龍型の幻獣が産卵によって繁殖しているのが確認されており、マルコシアスいわく「他にも同じように繁殖していた幻獣を見たことがある」とのこと。
卵は外敵から守るために毒で覆われているなど生存のために進化を遂げている。
(出典:イベント「夢見の少女が願う夢」)
--そのものずばり「幻獣の卵」と言うアイテムもある。
-共襲クエストでは山のように巨大な幻獣が登場し、「超幻獣」と名付けられた。
今のところ詳細は全く不明。
-その他、土着の野生動物がフォトンで突然変異したり改造されて後天的に幻獣のような姿になることがある。
(出典:26話・1、イベント「悪夢を穿つ狩人の矢」、「逆襲のバンキン族」)
-基本的に「フォトン袋」と呼べるヴィータの身体は幻獣に狙われやすい傾向にあるが、メギドラル遠征中に侵略用の幻獣は意図してヴィータを襲うように仕組まれていたことが発覚する。
(出典:86話)
--侵略の総司令官プルトンの意図により、ケーダシン幻獣軍団にヴィータの肉の味を幻獣に教え込ませてヴァイガルドへ投入していた。「村喰らいの双貌獣」のような執拗なまでに村々のヴィータを襲い続けていたのもこれが原因と思われる。
---バティンはこのプルトンの仕掛けに戦略的な意図よりも明確な「悪意」を感じ取った。
-ボイスシステムの都合上、メギド達はバトル勝利時等に相手が幻獣以外の場合でも「幻獣を倒した」という旨の発言をする事があるが、「雑魚」という言葉の使われ方の様に、力が下の存在を「幻獣」に喩えていると受け取る事もできる。
#endregion
***大幻獣 [#s8206dd0]
-「星間の禁域」に定期的に飛来する大型の幻獣。
かつては王都の騎士団が監視にあたっていた。(討伐していたのはハルマだろうか)

#region(詳細)
-アジトはこれがヴァイガルドに出てこないよう監視、討伐するための施設であるため、その任務を引き受ける代わりにアジトを貸してもらっている。
どこから来るのかは分かっておらず、メギドラルとの関係も不明。
(出典:イベント「ソロモン王と秘密のアジト」)
--長い年月を生きたメギドや幻獣の成れの果てという説もある。
エルダーに成り損なったメギドの魂が壊れて幻獣の肉体に再吸収されたものである、という噂もあるようだ。
(出典:オーブ図鑑「エルダービースト」、100話)
-種族として「大幻獣」を持つのは星間の禁域に登場する個体のほか、メインクエストに現れた16話のミドガルズオルム・42話の大喰らいペイスト・60話の次元獣アナーケンの3体。また、ヴィータ体のメギドが力を取り戻したメギド体や暴走して怪物化した姿も大幻獣である。
--その一方、46話のメギドラルで戦うメギドであるはずの追放執行人は怪物の姿だが大幻獣ではない。ヴィータ体のメギドがヴァイガルドでメギド化すると大幻獣となるのか、それとも大幻獣となる一定条件を満たした生物が大幻獣と扱われるのか、未だ不明である。
--メタな話になるがシステム(=護界憲章)で、メギド体を大幻獣に誤認することが「穴」なのかもしれない。
尤もヴィータ体で来訪しメギドに戻ると弾かれる為、誤認する為の条件(転生を経てヴァイガルド産の生物になるなど)はどのみち存在するようだが
--メインストーリーやイベントで登場するメギド体およびそれに類するものが大幻獣に分類されるか否かは結構バラつきがある。
大幻獣:ベレト、ベリアル、バラム、アスモデウス、ウェパル、サルガタナス、ベルフェゴール、リヴァイアサン、サキュバス暴走体、死蝶アラストール、ジニマル融合体など
非大幻獣:幻獣体ブニ、被検体サタナキア、黒躰インキュバス、嵐の暴魔ジズ、獣殺しのマルチネ、暴走狂犬ラウムなど
どういう基準で分かたれているのかは不明。
-星間の禁域に現れる大幻獣の一部もまた著名な怪物や悪魔の名を冠している
--輝竜アシュトレト:旧約聖書に登場する異教の神の名。龍の姿をとっているのはアスタロトへとその名が継がれたからか
--嵐炎龍フラカン:マヤ神話における創造神。ハリケーンの語源。
--ミドガルズオルム:ヨルムンガンドとも。北欧神話における世界の果てとも言える。北欧神話世界ミッドガルドを取り囲んだ巨大な蛇。
--大樹ユグドラシル:北欧神話における世界そのものでもある世界樹。
--水樹ガオケレナ:ゾロアスター神話における世界海ヴォウルカシャの真ん中にそびえる生命の樹。
--ポルターガイスト:騒霊とも訳される心霊現象。誰の手にも触れないまま物品が独りでに意思を持つように動き回る。
--クイックシルバー:ポルターガイストの英語圏版
--魔法猫オスカー:おそらく、人の死期を悟る能力に長けた実在の猫の逸話。
--雷獄華ケラヴノス:ギリシャ神話の最高神ゼウスの使う雷霆。
--ジャガーノート:ヒンドゥー教の神ジャガンナート、或いはそれを語源とした「絶対的な力」を意味する英単語。
--氷龍帝オロチ:八岐大蛇など、日本の神話・伝説に現れる大蛇。
--炎帝ムスペル:北欧神話に登場する炎の巨人達。
--禁獄獣ネメアー:獅子座として有名な、ヘラクレスの12の難行の1番目であるネメアーの獅子。
--神像アラハバキ:古代日本で信仰されていたとされる神。1970年代の著書「東日流外三郡誌」の影響で遮光器土偶と関連付けられる。
--カラヴィンカ:迦陵頻伽。上半身が人、下半身が鳥の姿をしている。
-その他の大幻獣は様々な言語から取られている。
--ベインチェイサー:bane(英語 - 致命傷・死・毒) chaser(英語 - 追跡者)
--アビスガード:abyss(英語 - 奈落) guard(英語 - 番人)
--アビスハンター:abyss(英語 - 奈落) hunter(英語 - 狩人)
--真珠姫ルゥルゥ:لؤلؤة(アラビア語 - 真珠)
--魔眼賽ドゥーム:doom(英語 - 凶運・破滅)
--レイガンベレット:gamberetto(イタリア語 - 小エビ)
--ファロオース:faro(イタリア語 - 灯台)
--ケチャ・ラジャ:kecak(インドネシア語 - ケチャ((叙事詩ラーマーヤナに登場する猿人種族ヴァラナの戦いを表現した踊り))) raja(サンスクリット語 - 王)
--ベイグラント:vagrant(英語 - 放浪者)
#endregion

***幻獣体 [#r44411a6]
-メギドが幻獣のような姿に変身した状態。
本人のメギド体とは別物の戦闘用ボディのようなもの。

#region(詳細)
-6章1節においてヴァイガルドに侵攻してきたメギドたちが用いている。
「改造メギド体」とも表記される。
-幻獣体に変身できるメギド(改造メギド)は不死者同様にヴィータ体での戦闘力も上がっている。
--幻獣体を持っているメギドもフォトンを集めればメギド体に変身することができる。ただし当然、護界憲章の対象となる。
---ボディを幻獣体に改造して失ったはずなのにメギド体になれるのは、追放メギドでもフォトンがあればメギド体に変身できるのと同じ原理だろうか?
-この仕組みを開発したのはガギゾンだと考えられる。
ブニに改造を施し、幻獣体で戦わせる実験を行なっていた。
(出典:イベント「上書きされた忠義」)
--幻獣が護界憲章の力で排除されてないことから、メギドを幻獣に近づけるのも問題ないと推測していた。
実験によってその理論は正しいことが分かり、6章での実用に至っているのだろう。
-メギドラルでの作戦であっても、特殊な作戦では必要に応じて改造メギド体を用いるケースもある。
(出典:オーブ図鑑「ホルン」)
-本来のメギド体の威容とはかけ離れた姿にならざるを得ないことから多くのメギドにとって望まない姿である。上位メギドであったアドラメレクもこの改造メギド体に非常に嫌悪感を示しており、できることならこの姿を晒したくなかったとまで語っている。
--ちなみに、アドラメレクやコシチェイなどが取っている半身が女性を思わせる改造メギド体は元は魂が引き剥がされた後に残ったウェパルのメギド体を元に作られたものと示唆されている。
(出典:メギドの日(2019)カウントダウン)
-メギド達は潜在意識的に幻獣体及び改造メギド体の姿でいることに忌避感を持っており、この姿で絶命したとしても最期の意思で少なくとも自分の一部であるヴィータ体に戻る。
アザゼルの軍団が幻獣体のまま元に戻らずに死亡した際にはその異質さをブネ達は指摘した。
(出典:イベント「生と死と、それぞれの個と」)
-アスモデウスはキノコ型幻獣に魂を捕食され、それを逆に乗っ取ったことで、元の姿を取り戻した後もキノコ型幻獣の姿に変化できるようになった。
(出典:94話)
改造という過程を経てはいないので、これを一種の幻獣体と呼んでいいのか、或いはベヒモスの獣形態のような「もう一つのヴィータ体」と考えるべきなのか。
先述の通りメギド達は潜在的に幻獣体を本来の自分ではないと嫌っているが、キノコデウスについては当人が<これも「私の身体」だからな すなわち、魂の器だ>と気に入っている様子なので、認識としては後者に近いものと思われる。
#endregion
***護界憲章 [#protectionCharter]
-古代大戦の休戦時、ハルマと良識あるメギドが共に作りあげた不可侵協定。
ハルマとメギドは互いの世界に直接行き来する手段を持たなかったため、
戦争の舞台となり得るヴァイガルドに両者とも来られないようにと定められたもの。

#region(詳細)
-表向きは休戦を維持するためのものとされているが、実際はハルマゲドンの危機だけでなく、
内輪揉め、災厄、疫病などの可能性を含んだ「滅びの危機」からヴァイガルドそのものとそこに住むヴィータを守るためのもの。
しかしハルマゲドンが起きて休戦が無効化されれば、護界憲章の守りも消えてしまう。
(出典:22話・5)
-エルプシャフト王宮地下に安置されていたが、メギドラルによる襲撃以後移動されたと思われる。
(出典:13話)
-護界憲章は指輪による召喚を除き、強大な力を持つハルマとメギド(それに準ずる戦力であるアバドンのような兵器も含む)が<ヴァイガルドに来られない>ように制限するよう書き込まれている。
バルバトスの考察によれば、「存在できない」ではなく「来れない」という記述であったと考えられ、そのせいでアンチャーターの起動により抜け道(制限の緩和)が生まれてしまった。
--「純正メギド」はヴァイガルドに「来れない=存在しない」という前提の記述であるため、追放メギドである不死者がメギド体に変身してもチェックにかからず見逃されている。
--現在、純正メギドであってもヴィータに偽装していればヴァイガルドに出て来られる。
しかし純正メギドが自力でメギド体に変身すれば護界憲章の効果が発揮される。
「存在できない」ではない、とのことから、消滅させられるのではなく弾き出されるだけとも考えられる。
ただし、メギドラルに還されるのではなく、「星間の禁域」のような異空間に飛ばされるとしたら余計悲惨だが……。
(出典:45話・END)
-ヴィータに擬態すればメギドラルへ出て来られることは5章でのサタン一派による実験で完全に確認されたが、それ以前にも何らかの理由で偶然これを知りヴァイガルドへ出て来ているメギドが見られる。
--フライナイツであるガギゾンもおそらく3章終了時点で既に知っていた。
しかし功績を立てると言う野心の手札にしようとこの情報を秘匿していたため、5章まで他に知られていなかった模様。
(出典:イベント「上書きされた忠義」)
--それまで護界憲章を躱すためにはメギド体を失う必要があると言うのがメギドラルの認識であり、イベントクエストなどに登場した純正メギド達も、多くは予めメギド体を喪失や封印などで、単独では発動できない状態になってから来ている事が示唆および明言されている。なので5章で確認された情報や、ガギゾンが握りつぶしていた情報をより正確に言うなら「ヴィータ体を取ってさえいれば“それ以上なんの処置を施さなくても”ヴァイガルドに出入りする事は可能」と言う事実である。
(出典:イベント「ソロモン王誘拐事件・悪夢編」、プロメテウス、アスモデウスのキャラストーリーなど)
---とはいえ使えないメギド体を残しているメリットもほとんどないので、6章以降でも多くの場合でメギド体の封印手術や改造メギド体に変身できる手術を受けてからヴァイガルドに来ているのは変わらない。
--ただしどこでヴィータではないと判断されるかの境界線は明瞭でないため、無処置でのヴァイガルド行きはリスクを伴う。それでもヴィータ体の「完成度」がより高い物であればあるほど区別がつかなくなっていくのは確からしい。
魂は肉体の枷に影響されるため、例えば「メギドには本来備わっていない性別にこだわる」など思考や仕草にヴィータらしい/メギドらしくない面があればあるほどヴィータ体の模倣度は高いと見られ、護界憲章に拒絶される危険性は下がると考えられている。事実ベルフェゴールやユフィールは無改造のヴィータ体でヴァイガルドへと出向いている。
(出典:ベルフェゴールのキャラストーリー)
#endregion
***コラフ・ラメル [#gbfde518]
-かつてのハルマニアとメギドラルの大戦時代に、<メギド側の「協力者」であるヴィータ>であることを示す符丁として用いられていた言葉。

#region(詳細)
-言葉の意味については不明だが、古い言葉・誰かの名前・指輪のようななんらかの道具…といった幾つかの推測も示唆されている。
ただし言葉そのものはメギド語ではないとのこと。アナグラムのような暗号の可能性もあるらしい。
(出典:シャックスのキャラストーリー7話)
-「ニ」を頭に付けると賢者の石で有名な錬金術師ニコラ・フラメルになることから関連性が高いと思われる。
--ただし、モブキャラクターなどの名付けにダジャレのようなものも多いため、これも単なる名前の元ネタでしかない可能性も。
-メギドを信望するあるヴィータがこの言葉を店名とした酒場兼地下組織を運営している。
シャックスのキャラストーリーでシバの女王と接触し、以後は地下というより公認の支援組織化した。
--6章以降においては築いた人脈や情報網を駆使した頼れる後方支援となっている上、
アジトの外で寛げる場所としてメギドたちの溜まり場となっている。(純正メギドでさえも例外ではない)
(出典:53話)
#endregion

RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================さ行========================
**さ行 [#s4f73667]

***酒 [#wfb53a57]
-ヴァイガルドにおいても人々にとって欠かせない嗜好品。
どこの村や街にも酒場は存在し、賑わっている様子がうかがえる。

#region(詳細)
-ヴァイガルドの酒は元々「大地の恵み」を模して造られたもの。
枯れた土地では「万物の特効薬」として重宝されてきたという。
(出典:イベント「悪魔の勝負師と幻の酒」)
--飲むだけでなく傷の治療などにも使っている様子が描かれている。
-穀物の育ちにくい枯れた土地では葡萄を栽培し、それを原料に酒が造られてきた。
「悪魔の勝負師と幻の酒」で語られた「幻の酒」も葡萄酒((赤(出典:「美味礼讃ノ魔宴・前編」)))である。
--「幻の酒」は高濃度のフォトンを含んだ千年樹の樹液である「琥珀の泉」を模して造られた物だった。
-贈り物にも酒らしきアイテム「レッドトニック」「ホワイトトニック」「ゴールドボトル」が存在する。
レッドトニックは果実、ホワイトトニックはハーブの香りがするとのこと。
そしてゴールドボトルは「恵みの泉」から作られたと書かれている。
(出典:アイテム説明テキスト)
--ホワイトトニックについては3周年カウントダウンにおいて酒であることが明言された。
-なお、ヴァイガルドでも20歳になるまで飲酒はできない模様。
(出典:61話・冒頭)
-メギドラルでも酒は手に入るようだが、インキュバスが<ほう…よく見つけたな>と感心しているため、やはりあちらでは珍しいものなのだろう。
(出典:81話・END)
-インキュバス、メフィストやサルガタナス、アルマロスなど酒に「ハマる」純正メギドも少なくない。
#endregion


***死 [#death]
-ヴィータにも、メギドにも死は等しく訪れる。

#region(詳細)
-ヴィータは死ねばフォトンとなって大地に還るとされる。同ページ「[[フォトン>#photon]]」や「[[墓地>#e4ba1141]]」の項目も参照のこと。
-メギドのメギド体は<イマジネーションの産物>、<魂にフォトンを注ぐことで生成される>などの話もあり、通常の生物とはかけ離れていると思われていた。
しかし生命体であることには変わりがないようで、メギドラルにおける「死」は割と即物的なものである模様。
--サービス開始しばらくは死亡したメギドの例が極端に少なく、プルフラスの(義)兄であるアシュレイの他殺、メギドラルの地方老領主・シアエガの寿命くらいしか例がなく、詳細は不明であった。
メインストーリーが進むにつれ、メギド体となって倒されたもの、ヴィータ体のまま死亡したものなど様々な死に様が描かれ、メギドも通常の生物と同じような「死」を迎えることが判明した。
---死したメギドがヴィータのように「大地の恵み」となり世界を循環するのかは不明。
「大地に還った」と明言されたイオドと言うメギドもいるが、彼はかなり特殊な状態であったためこれを基準として考えてよいのかは少し怪しい。
(出典:イベント「魔獅子と聖女と吸血鬼」)
--ヴィータ体を取っている純正メギドの場合、重篤なダメージで体が動かなくなると「これでもう死ぬものなんだ」と判断してしまい、思い込みにより身体が死んだ状態を模倣して本当に死んでしまう場合がある。
しかしそのように自分を観測できるということはまだ魂は健在なため、フォトンを取り込んで魂を生かしつつ身体の再生を待てば蘇生できる。
ヴィータ体はフォトンを使わないという先入観があったり、ヴィータ体の理解が浅いバナルマはこれで死ぬことが多いという。
(出典:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」)
-メギドの寿命については一般的な生物と比較してかなり長いようで、元大罪同盟のメギドであるサタンやベルゼブフが存命なのが顕著な例。
--ユフィール曰くメギドの寿命は約300年程が一般的。
ただし例外も存在し、アスモデウスやベリアルクラスの〈大メギド〉は500年を超えて生きている者もある。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
-現在、ハルマの死については描写も情報もなく、不明。
-登場メギドの多くが経験している「追放刑」は「死刑」とは異なるようで、その実態は肉体と魂の分離。詳しくは「[[追放>#v7a713da]]」の項目にて。
しかしながら、数奇な運命を辿っている追放メギドたちには特殊な死の事例も多い。
--インプは<ローゼ>の名で本編の100年前の時点で死亡しているが、その際に同じ追放メギドと思われる医者の手によりフォトンを用いた防腐処置を施された。
その結果ローゼの死体は棺の中で100年もの間腐敗せず、美しい死者の少女として街の住民から愛されていた。
しかし100年かけて体内にフォトンが溜まったことでメギドとして活動が可能になり、インプとして一時的な復活を果たした。
<怒れる勇者とプチマゲドン>イベントでイタズラの限りを尽くした後にフォトンを使い果たし、インプはその場で消失。その後は死体のローゼとして棺に戻っていた。
(出典:怒れる勇者とプチマゲドン)
---元ネタはおそらく実在の「世界一美しいミイラ」ことロザリア・ロンバルド。
--ウェパルは特殊な処理を経た非転生メギドであり、死亡した後に魂を過去に「転生」させることで、ヴィータとして生まれ育ったウェパルは現在も存命中……と言う非常にややこしい状態。
--フェニックスは「死から蘇るメギド」であり、死亡しても周囲のフォトンが潤沢であればそれを利用して蘇る事ができるようだ。
---同様の能力を持つメギドに、サタナイルの元部下アリキノがいる。こちらは追放メギドではない。
(出典:イベント「キミに捧げし大地のソナタ」)
--「ギギガガス邪本」の著者・ギガスは、メギドラルから追ってきた幻獣に魂を喰われるため、大地の恵みとなってヴァイガルドに還ることができない……と同書に遺していた。
-メギドにとっての生死とは「個」を発揮し彼の世界に戻り、そしてまたいつか発生するという概念である。メギドにとって死はヴィータ程恐ろしいものではない。これはメギド自身が彼の世界という概念を認識していることが大きい。
--彼の世界に還るというのはメギドラルの世界だから起こる事象である。つまりヴァイガルドで死んだメギドの魂はメギドラルの彼の世界に還ることはない。メギドにとって追放刑が死刑よりも重い刑罰となっている理由の一つにこの彼の世界に還らせない=永遠の追放という死よりも重い意味も含まれている。
---追放刑には様々な思惑が絡んでおり、あくまで表向きな理由のひとつである。死に絡めた追放刑の思惑としてはメギドラルの超意識「カトルス」へ渡したくない情報を持つメギドを追放刑に処して魂が情報を持って還元されるのを防ぐという意味も持っている。
-ヴァイガルドには元から彼の世界という概念は無く、ヴィータも動物も関係無く死ねば魂は分解されてフォトンとなり世界に還元される。フォトンは大地を潤わせる要因であることから、「大地の恵み」と呼ばれているのは極めて正しい。
--但し、シャックス曰くヴァイガルドに本来はフォトンは無かったとされる。メギドラルやハルマニアから持ち込まれたエネルギーなのだとしたらこのフォトンに還る現象すら元は無かったのかもしれない。
(出典:シャックスのキャラストーリー)
--しかし、ヴァイガルドにも過去のメギドとハルマの大戦によって受けた世界への刺激によってカトルスに類する超意識が芽生えていた。死んだヴィータの魂も現在ではこのヴァイガルドのカトルスへと還っていく。そしてカソグサのようにメギドの魂もヴァイガルドのカトルスには含まれている。つまりヴァイガルドで死亡した追放メギドの魂はヴァイガルドのカトルスへと還っていくのである。(純正メギドがどうなるのかは不明)
---但しこのヴァイガルドのカトルスは還すべき魂の選別も行う。その基準は「善悪」であり、ヴァイガルドという世界に置いて害を成した魂はこの超意識へ還ることはない。具体的にはフォルネウスはヴァイガルドのカトルスに還ることはないと直接、超意識が作り出した対象から伝えられている。
(出典:79話)
//以下、旧verの文章。統合などを行った、他の項目で語るべき、情報が古い…などの理由によりコメントアウトです。
//古参のベリアルやアスモデウスは追放されてなお老いずに生きている。
//シアエガの生存年数は不明だが、(ストーリー上の雰囲気では)ベリアル以上の古老とも考えにくい。
//メギドに平均寿命はなく、どれだけ生きるかは個々の力の強弱による可能性もある。
//-%%カスピエルの恩人アーバインの外傷(流れ弾)の悪化による死(出展:カスピエルのキャラストーリー)などがある。%%
//--カスピエルのキャラストーリーはイベント「ソロモン誘拐事件・逃走編」の復刻および修正に伴い内容が変わっているため(カスピエルが純正メギドから追放メギドへ変更)、上記のアーバインはヴィータということになり、死に方のサンプルとしては微妙となった。(設定がだいぶ変わったためコメントアウト)
//--上記の四冥王やウェパルなど、メギドは魂さえ健在ならヴィータ体の肉体は死体でも問題ないという描写がままあり、インプはその応用例と思われる。転生や[[メギド>#megido]]、の項目も参照。
//--インプとウェパルの例は双方が特殊事例ということもあり少々ややこしく、後に蘇ったフェニックスもかなりの例外。
//描写された転生メギドの「死」という意味では、マルコシアスが狩った転生メギド、カソグサ、ギガスの三例が該当している。
//・ウェパル:(特殊な処置を経た)非転生メギド→魂をサルガタナスが回収し転生
//・インプ:転生メギドが死亡→(魂を含めた処置なのか不明だが)防腐処理された死体に魂が残っておりフォトンの蓄積により再度活動再開
#endregion

***時間遡行 [#timetravel]
-51話にて、メギドラルによる時空間への研究結果がサルガタナスにより明かされた。
(出典:51話)

#region(詳細)
-それはメギド72の世界において「時間は連続していない」。
そして時空間は並列しておらず川の水のように過去から未来へ流れる「個」の集合体であるというものであった。
--連続して並列する時間の中では過去に戻ってある人物を殺害した場合、過去の時点でその人物が死んでいることから現時点でその人物を殺害する理由がなくなり、過去に戻っての殺害自体が引き起こせない事象になると考えられる(俗にいうタイムパラドックス)。
--しかし連続していないバラバラの「個」の主観が集合した時間の中で同じように過去に戻ってある人物を殺害した場合、過去の時点でその殺害に影響を受けた「個」の主観のみが変化を起こして現時点へと時間が進む。
過去の時点で影響を受けなかった他の「個」の主観では殺害が起きなかった過去のまま何も変化がなく時間遡行を行った現時点へと時間が進み、過去で殺された人物が現時点で突然目の前で消えるという現象を目撃することになる。
-その研究結果を得たメギドラルは、主人公の誕生した時間へと時間遡行して過去の主人公のみを殺すことでヴァイガルドを侵略する51話の現時点から主人公のみを消し去ろうとした。
-また、「赤い月が成功する」など周囲への影響が大きい時間遡行を行った場合、影響を受けた全ての「個」が変化を起こして現時点へと時間が進む。
サルガタナスの推測では時間遡行により赤い月が成功した場合、ハルマゲドンが起きてヴィータが滅亡し終えた世界へ変わるだろうというものだった。
-「メギドの塔」の推察のひとつとしても、この時間遡行が働いている塔であるという推察がオロバスによってなされた。入る度に時間を元に戻している為、何度も宝箱の中身が取れるのだという。しかし塔に入る度に中の構成なども変わってしまう為にこの機能は失敗作だったとも推察されている。
(出典:イベント「悪魔の塔を攻略せよ」)
//--そのため51話でウェパルの魂が17年前へと送られヴィータに転生したアインマールの街では、町の住民たちのほとんどがウェパル(マナイ)が17年前からいる生活を送ってきたという変化を受けた。
//実際49話でウェパルを殺害した男がその後52話でアインマールの街を訪れ、殺したはずのウェパルがマナイとして周囲の人間と共に全く違う人生を送っていることに混乱している。
//(出典:52話)
//2節の話からしてマナイに関してはこれとは原因が異なるっぽいのでとりあえずコメントアウト
#endregion

***死者の国 [#vf4c0a70]
-ヴィータの葬送の言葉にある国。メギドラルと同一視される場合もある。

#region(詳細)
-ヴィータの死生観では、思い残した死者が辿り着く地とされている。
--実は単なる概念ではなく、魂が死後にフォトン化すると肉体から独立して行動し始める場合がある。
ペルペトゥムの民が<時忘れの砂漠>と呼んだ土地では、大地に帰れないまま亡霊のように彷徨うフォトンの残像が多数あり、まさに死者の国そのものの光景が広がっている。
(出典:41話・冒頭)
-メギドラルのこともヴィータから「死者の国」と呼ばれている。
幻獣が出てきてヴァイガルドを脅かすゲートは「死者の国への門」という認識。
序盤でゲートを閉じるための生贄になったエイルやベリアルのモノローグなどにその表現が見られる。
#endregion

***シニュム [#k7dbc5ad]
-48話のラストにおいてアスモデウスの回想に登場した何者かの名。千年変わらぬ価値を持つと言われていた。

#region(詳細)
-また、アスモデウスが<ブラフ>が破られた時<あなたを斃さなければならない>とも発言していることから「起動してヴィータ化しているアンチャーター」の疑いがある。
-もしもこれが起動しているアンチャーターであれば、アンチャーターは千年前から既に存在していたことになる。
--アスモデウスは斃さなければならない、と発言すると同時に<良い旅を>と言っている。シニュムを止めず、むしろ優しく見送っている。
何故アンチャーターを破壊する(シニュムを斃す)ことなくブラフを張ってまでアンチャーターの起動を隠したのかは謎。
今後の展開に深く関わるものと思われる。
(出典:48話・END)
-保護することを決めた4番目のアンチャーターに名前をつける際、<ファーストは「シニュム」と名乗っていた>とアスモデウスが発言した。
この言葉が真実ならば、シニュムの正体はファーストアンチャーターで確定となる。
(出典:60話・3)
-余談だがメギドミー賞NPC部門にてシニュムなる男性グラが一時公開されるが後に削除された。
#endregion

***シバの女王 [#k37427dd]
-護界憲章の守護役として用意された、シバの指輪を用いてハルマを使役するヴィータ。
ソロモン王の対となる存在であり、その力は対等。
王都エルプシャフトで女王の称号を代々受け継ぎ、ハルマニアとの協力体制を今日まで維持している。
(出典:世界観説明)

#region(詳細)
-王都を守護する<王都の盾>であると同時に世界を厄災から護る<臨界の守護聖女>と呼ばれる。
(出典:8話・END)
-トーナメントによる選出であるソロモン王とは違い、エルプシャフト王族の女性の中で継承されていく世襲制である。
シバの女王の称号とともに、本物のシバの指輪を次世代に継承している。
--女王というだけあって王族の中でも女性のヴィータしかなれず、候補は非常に少ないようだ。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
--女王候補として、王族の自覚も薄い遠縁まで捜索を広げた結果、追放メギドであるマルチネに行き着く。一時はシバの指輪を光らせることに成功するも、メギドの魂の目覚めと共にその資格は失われた。
(出典:イベント「見習い女王と筋肉の悪魔」)
-現在直接的に護界憲章の現物を管理、護衛しているのはエルプシャフトとシバの女王である。
それゆえに時には人命よりも憲章の保護を優先せざるを得ない場合があり、まだ17歳前後の少女である現女王アミーラには辛い判断を迫られることもしばしば。
(出典:16話)
-ちなみに、シャックスからの呼称は「シバリン」。
どこからとったのかよくわからない変則パターンである。
(出典:44話・6)
-不死者バラムは先代のシバの女王も知っているようである。
バラムが王宮に潜入した際にアミーラと対峙した時は、彼女のメギドへの毅然とした態度に「今まで見たシバの女王で一番優秀」と評した。
(出典:バラムのキャラストーリー)
#endregion

***寿命 [#n3612895]
-ヴァイガルドにおけるヴィータは、現代日本と比べるとかなり平均寿命が短いものと推測される。
メギドについては[[死>#death]]の項目を参照。
-ユフィールの見立てだとヴィータの寿命は60~80年。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)

#region(詳細)
-49話で明かされた主人公の祖母の推定年齢によると、祖父がおそらく50代後半から60代くらいで亡くなっている計算となる。
(妻との年齢差が10以上あれば別だがパイモンのキャラストーリーを見る限りは同年代と思われる)
-判明している中で最も長命だったのはベリアルの友人ツイーユか(約80歳弱)
裕福で恵まれた環境で生活できていたため、平均より長命だったと推測される
--ベリトの執事ジルが寿命で亡くなった際には、世界最長命の男と呼ばれていた。(ツイーユとは生きた時代が違う為、比較にはならないが)
-リリムの夢の中で体感100年を過ごした主人公に、アガリアレプトは「ヴィータが100年も生きるわけがない」と発言している。
(出典:イベント「ソロモン誘拐事件・悪夢編」)
-バルバトスは自身に老いが来た時、「ヴィータの魂の寿命の限界が80年くらい」と推測している。
(出典:バルバトスRのキャラストーリー7話)
-追放メギドも例外ではなく、一部の不老を発現した者以外はヴィータと同様である。
バラムが72人以外の追放メギドは「みんな寿命か、内輪揉めで死んじまった」と発言している。
(出典:48話・END)
-盗賊による虐殺などの治安の悪さに加えて幻獣の襲撃もあり、平均寿命の実数値は悲惨なものかもしれない。
通常より頑健な追放メギドであっても、とある連続殺人鬼のように別のメギドに殺害されるケースもあるため油断ならない。
#endregion

***純正メギド [#x50b9f59]
-メギドラルから追放されて転生した追放メギドに対し、転生をしていない普通のメギドのことをこう呼ぶ。

#region(詳細)
-定義上、追放はされたが転生をしていないメギドもここに含まれる。
-本来ならば護界憲章の力により純正メギドはヴァイガルドに存在することはできないが、
メギドラルのメギドはあの手この手でヴァイガルドに来ようと画策している。
-メギドがゲートを通ればヴァイガルド目前で障壁に阻まれてバラバラになるか、
次元の狭間を漂うというのがかつてのメギドラルの「常識」であった。
それを回避する為に純正メギドをヴァイガルドに送り込む際は、メギド体の封印と言ったメギドである事を誤魔化す処置を施すのが通例になっているのだが、実際にはヴィータ体になればゲートを潜り抜けてヴァイガルドに来ることが可能。
メギド体になることはできないが、メギドによっては「不死者」並みの力を発揮できる。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
[[護界憲章>#protectionCharter]]の項も参照。
--この事実が広く知られた6章では多くの純正メギドが直接ヴァイガルドに侵攻してくることとなった。
--召喚で仲間になる一部の真メギドたちもこの事実を知っていたのか、或いはダメ元で来てみたら平気だったのか、自らの意思でマグナ・レギオを離れヴァイガルドに来ている。
ユフィール、プロメテウス、ダゴンが勝手にヴァイガルドで活動していることはメギドラルで認知されており、ニバス、アマゼロト、バフォメットも所在不明ながら同様の疑いがかかっている。
(出典:イベント「二つの魂を宿した少年」プロローグ)
---中には護界憲章の存在すら知らずに来ているタムスのような例もいる。
(出典:デカラビアBのキャラストーリー)
--真メギドの内、ユフィール・ニバス・バールゼフォンに関してはベルフェゴールが関与していることが後に判明した。
なお、ベルフェゴール自身がこのことを知った経緯は未だ不明。
(出典:ベルフェゴールのキャラストーリー、イベント「守りたいのは、その笑顔」)
#endregion

***上位メギド [#UpperMegido]
-戦果が多く強い権力を握っているメギド。
(出典:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」)

#region(詳細)
-数多の戦争に勝利し、長く生きてきたメギドがそう呼ばれる。
--どれくらいの戦争をこなせば上位メギドと見做されるか、などの基準は不明。
-メギドの価値観では卑怯な手段とされる地図を見る行為も、実力を持つ高位のメギド(=上位メギド?)が見る分には問題ない。
(出典:63話・4)
--これは「地理の知識は戦争経験によって蓄積されるべきもので、未熟なメギドが先に答えを知るのは卑怯に当たるが、戦争経験豊富なメギドにとっては自分の知識を確認するためのものに過ぎないため」という価値観に基づく。
カンニング禁止の小学校のテストと資料持ち込み可の大学のテストの差のようなものか。
-[[貴族>#nobility]]のメギドを上位メギドと呼ぶ場合もあるが、この用法は実態にそぐわない俗称である。
(出典:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」)
#endregion

***召喚 [#Summon]
-基本的には「ソロモンの指輪でメギドを呼び寄せる」「シバの指輪でハルマを呼び寄せる」ことを指す。
-文脈によってメギド/ハルマと「契約」することを指す場合と、空間を越えた対象の呼び出しを指す場合とがある。

#region(詳細)
-ソロモンの指輪、またはシバの指輪を通じて空間を越え対象を喚び出す技術と言える。
召喚にもフォトンを使用する。足りない場合は召喚不可能。
そのため召喚もフォトン操作の一種と言える。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」等)
-距離の最長の実例はおそらく、衛星軌道上にある赤い月からシバの指輪でソロモンたちを召喚したもの。
「指輪を召喚する」「ジニマル(のメギド体)をメギドラルから召喚する」等世界を跨いだ例もあるため、決闘用の指輪であってもかなりの能力を有している模様。
-「指輪の召喚」という本来の召喚対象でないものを召喚する抜け道も確認されているが「座標が固定されない」という欠陥もある模様。
(出典:24話・ENDなど)
-召喚の対象範囲は割とアバウトで(さもなくば衣類等が召喚で取り残されるので仕方ないが)本人の付属物も召喚される。ひいては召喚対象に密着している未契約・非同意の誰かをも無理矢理引っ張る事が可能。
(出典:6章2節、イベント「忌まわしき「蒼の組曲」」)
--ただしソロモン曰く「召喚が重い」とのことで、失敗する可能性がある大技として基本的にはやりたいものではない模様。
(出典:イベント「忌まわしき「蒼の組曲」」)
--メギドの付属物として判定されていれば生物も自然に召喚される。
サタナキアのハイドン、プロメテウスのプロデューサー、オレイのカルコスなど。
セタンタはゲイボルグといがみ合っている時は召喚できなかったが、息が合っている時は付属物として召喚できた。
(出典:イベント「獣たちの集う場所」)
-複数の契約対象を同時に召喚することも可能。
この場合は一人ずつ思い浮かべるのではなく「何かの共通するイメージ」を召喚するような形で行うらしい。
シバは揃いのスーツ姿をイメージすることでハルマたちをまとめて召喚しているとのこと。
この話を聞いてソロモンが実行したのは「たぶん親孝行なメギド」や「[[キューティーヴァイオレンスナンバー5>https://megido72wiki.com/index.php?%E7%94%A8%E8%AA%9E%E9%9B%86%EF%BC%88%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%EF%BC%89#cutieviolencenumber5]]」であった。
(出典:イベント「悪魔の塔を攻略せよ」)
--ミカエルがこのように一人スーツ姿を着崩しているのは、シバからの召喚を免れる意図もあるらしい。
(出典:イベント「悪魔の塔を攻略せよ」)
--プレイヤーが利用している「編成」も同様の仕組みかも知れない。よく用いる編成にはデフォルトの「(リーダー名)PT」ではなく、ちゃんと名前を付けてあげよう。
-メギドを召喚するにはメギド本人の同意がなければ難しい模様。
召喚を拒むメギドは<ある程度弱らせて「意思」の力を折る>必要があるらしい。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー3話)
--しかし、パイモンはダムロックによって面識もないまま全く違う場所から突然召喚されており、意思も何もない。
パイモンはダムロックとの関係を「腐れ縁」と呼び、それに対してダムロックは<そもそも「縁」がなきゃ、召喚に成功するはずあるか!>と主張している。
召喚当初は反発しあったものの後に二人が唯一無二の親友と呼べるほどの信頼関係を築き上げたことから、ただ単にパイモンとダムロックの相性が特別に良かったからたまたま召喚出来た、ということなのかもしれない。
(出典:パイモンのキャラストーリー)
---ダムロック自身、結局パイモン「しか」召喚を行うことは出来なかったらしい。恐らくその生涯の中でただ一度の成功だと思われる。
(出典:パイモンのキャラストーリー)
--アイムもパイモン同様、ソロモン本人とは面識がないまま召喚に応えた描写がされている。
ただしアイムの場合はソロモンの存在は知っており、自ら協力することを願っていた。
(出典:アイムRのキャラストーリー)
-契約は指輪の所持者が変わるとリセットされる。
ソロモンはダムロックが召喚に成功させていたパイモンを直接出会うまで召喚できていないことを、デカラビアに指摘されている。
(出典:イベント「デカラビア、最後の咆哮」)
-契約後の「呼び出し」としての召喚は絶対ではなく失敗することがある。
また、ある程度メギド側の意思を確認することが可能らしい描写もある。
ソロモンはメギドに対して強制することを極力避ける傾向にあるため、「召喚できなかった」のか「拒否されたから召喚をやめた」のか判断がつかないケースも多々ある。
--魂の一部を捉えられ、操られた状態のゼパルは召喚できなかった。
(出典:イベント「傀儡の王と操られた花嫁」)
//---操られたゼパルや昏倒状態にあったメギドが召喚できない例もあるため、どちらかというと意思を確認できない状態にあるメギドは召喚できない可能性が高いと思われる。
//致命傷を負い応答のできない状態に陥ったイポスが再召喚に驚いていたり、発狂状態にあったヴェルドレを召喚しようとした例もあり推測としては微妙なライン。
--フルフルは「寝てる時はやめてって言ってるのに」と言いつつ呼び出されている。
眠っていて応答を返さなかったから承諾したとみなして寝たまま召喚したのか、睡眠を妨害しないで欲しいという要望を述べただけであって召喚を拒否したわけではないのかは不明。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」)
--また、他の契約によって上書きされている場合は召喚できない。
これについては後述。
--一応、ある程度の強制力は存在するのか「ボティスが召喚に応じるのを耐えた」ことを周囲のメギドが驚いていた。一方で、キューティーヴァイオレンスナンバー5の面々は一度苦もなく断っている。
(出典:悪魔の塔を攻略せよ)
---頼られるとついつい応えてしまうボティスが耐えたのがよほど珍しかったのだろうか。
--メギドが召喚に応じると通常はソロモンの近くに移動するが、移動人数が多すぎる等条件が悪いと不具合が起こり、対象者が空中に放り出されたりする。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」)
--以下は「拒否されたからやめた」と思われるケース。
---別の街にいたダンタリオンは「召喚者から呼びかけがあった」と言いながら移動していない。
移動する訳にはいかない状況だったため自分の意思で応じなかったのではないかと思われる。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」)
---バルバトスも自分の意思で召喚を断っている。
ソロモン曰く「今は呼ばないでくれという強い意思を感じた」とのこと。
(出典:イベント「キミに捧げし大地のソナタ」)
---危険な状態に置かれている可能性を考慮してフルカスを召喚しようとした際、「邪魔するな」って感じで拒否された。
なお(本人の主観はともかく客観的には)絶賛「危険な状態」であった。
(出典:イベント「恋は拷問、愛は処刑」)
-一度召喚、契約済みのメギドでも条件が揃えば「再召喚」することができる。
詳しくは[[再召喚>#z15a72af]]の項目を参照。
--なお、再召喚はあくまで再契約とリジェネレイトをさせるものであり、必ずしも移動を伴うものではない。
レラジェは元居た場所でリジェネレイトだけ行なっている。
(出典:イベント「悪夢を穿つ狩人の矢」)
-決闘用の指輪には呼び出したメギドを「送還」する機能はなく、''徒歩で帰る''必要がある。
王女であるヴィネなど、ヴィータとしての公的な立場がある追放メギドは、周囲をごまかすのに苦労しているようだ。
(出典:ヴィネのキャラストーリー)
-人が突然消えるのは不自然なため、街中で召喚を受けたメギドは人目につかない場所に移動したりする様子。
(出典:イベント「さらば哀しき獣たち」)
-ある意味でこの仕組み自体が護界憲章の穴とも言える。
メギドがヴァイガルドでメギド体となることは禁じられており、破れば5章のサタンの一派の実験の通り憲章に抵触する。
しかし召喚を通じてのメギド体への変身は例外として見逃されるため、悪用すれば憲章をかわすことも可能と言える。
--メギドラル側が召喚の悪用にどこまで目をつけてるか現時点のシナリオでは不明。
イベント「ソロモン誘拐事件」では計画者がソロモンに目をつけており、5章ではサタンらが本物の指輪を行使できる傀儡のソロモン王を立てようとしていると推測されることから、関心はあるものと思われる。
---6章では「メギドラル側の傀儡のソロモン王」が既にいることが示唆されており、満を持して8章にて登場。
--バルバトスはこの点に気づいており、メギドラルにある「本物の指輪」をヴァイガルドに持ち込まれれば、<護界憲章の守りに今度こそ完全な「抜け道」ができる>と発言している。
(出典:46話・冒頭)
-召喚の契約は上書きの形式で行われる。複数の指輪により召喚を受けると、前の契約者による召喚・変身・強制力の行使等は事実上不可能になる。
(出典:73話・2)
--6章3節時点のサルガタナスは事前にメギドラルのソロモン王と契約を交わしていたため、護界憲章に抵触せずにヴァイガルドでメギド体になることができた。現在はソロモンとの契約により上書き済み。
--他の契約者に召喚されたメギドを「奪う」場合は、直接そのメギドの元へ出向く必要がある。
その場合でも契約者が近くにいれば抵抗できるが、遠く離れると抵抗は不可能の様子。
(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」)
-序盤はメギド側からの召喚を望む声に応じて召喚することが多かった。例えばヴァイガルドに残ることを決めたアラストールに関しても当初は召喚をしないまま別れている。
ソロモンにとって軍団という軸が生まれ始めると召喚による仲間を増やそうと積極的な姿勢を見せることが多くなる。同時にヴァイガルドへのメギドの直接的な侵攻も増える。現在ではヴァイガルドの道中で純正メギドと出くわした場合は明確な戦意が無くても原則として指輪による召喚をヴァイガルド滞在の条件としている。
(出典:イベント「二つの魂を宿した少年」など)
--軍団の拡大や純粋にメギドの仲間を増やしたいというソロモンの想いはより強くなっており、ヴェルドレを会う前から仲間になってもらうつもりでいたソロモンに対し同行していたメギド達はその召喚癖に呆れ果てていた。ブリフォーやバロールとの戦闘前にも「こちらが勝った場合には召喚を受け入れて貰う」という条件を提示している。この交渉はメギド側からすれば「鼻から勝った気でいる」と神経を逆なでするものであり、味方のウェパルからもその言動をたしなめられたことがある。
(出典:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」「虚無のメギドと儚い望み」「トーア公国御前試合」など)
---一方で、自分を檻から救ってくれたソロモン王の召喚に「特別」な想いを持っていたアムドゥスキアスが、別人格だったとはいえソロモンへの気持ちを裏切ってしまった事実に贖罪の気持ちを伝えた際には、ソロモン自身がいつしか自分の中でも軽くなってしまっていた召喚に対しての意識の自省を吐露している。
(出典:91話・冒頭)
#endregion
***食事 [#v9882a73]
-メギドの食事とはフォトンの摂取のことであり、ヴィータのような食事は必要としない。
(出典:ダゴンのキャラストーリー)
-ただし身体は物質的なものであるため、全く不要というわけではなく少量の「食事」は必要。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)

#region(詳細)
-各メギドには「好物」があるが、「電気エネルギー」「チタン石」など食べ物でないものを食べるメギドが多数存在する。
「食事は取らない」というメギドもいる。
詳細に関しては[[プロフィール一覧(祖メギド体)]]を参照。
-また、ヴィータ体で過ごすことが一般化した近年のメギドラルでは食事の概念も根付いているようだ。
ただし栄養補給としての認識が強く、「味」や「食の楽しみ」についてはほとんど理解が広まっておらず[[ダゴン]]や[[ニスロク]]が出奔する理由になっているほど。
(出典:イベント「美味礼讃ノ魔宴・前編」)
#endregion
***新世代 [#h1d38f92]
-[[拒絶区画>用語・設定考察#rejection]]で生まれたメギドたちを指す言葉。
拒絶区画は約100年前から機能しているので、概ね100歳未満の世代のこと。
(出典:イベント「その交渉は平和のために」「守りたいのは、その笑顔」など)

#region(詳細)
-実装済みのメギドたちの中では、ヒュトギン、オリエンス、ベバル、アバラム、ニバス、アスラフィル、スコルベノト、プルフラスなどがそれにあたる。
--上記はあくまで新世代と明言された面々であって、言及はないものの他にも新世代に当てはまるメギドたちもいるものと思われる。
サキュバス、インキュバス、メフィストなども後述する特徴を備えているため新世代に当てはまる可能性は高い。
-「戦争に興味がない(または戦争が嫌い)」「フォトン視認能力が弱い」「メギド体にこだわりがない」「(生殖を行わないメギドには本来不要な)性別を意識している」など、いわゆる「メギドらしさ」に欠ける独自の価値観を持っているメギドが多い。
--また新世代のメギドの能力はメリディアナの「互いに承諾した勝負で勝利した相手を契約で縛る」、インキュバスの「女性を操る」などの限定的なものが多い。ヴィータ体で暮らすようになった弊害ではないかとも考えられている。
(出典:イベント「カジノ!-勝利の方程式ー」)
-ロノウェ曰く、新世代のメギドたちは拒絶区画の「借り腹」を使って計画的に発生させられているものらしい。
(出典:61話・2)
#endregion
***親族 [#qab47124]
-メギドに血縁関係はないという設定が各所で語られているが、
フリアエのキャラストーリーにて「追放メギドの刑取り下げ願いが親族から出ている」という表現が見られる。
(出典:フリアエのキャラストーリー9話)

#region(詳細)
-これに関しては、プルフラスとアシュレイのような疑似家族としての親族という表現の可能性が高い。
--メギド同士でヴィータ体で生殖することも不可能ではないが、それを行ったとしても産まれるのはヴィータである。
--ちなみに、フリアエらがヴィータ化社会に染まりきっていること、およそ500年前と考えられる追放刑成立を古代と表現していることから見て、フリアエは推定200才以下の新世代と思われる。
---用語として「新世代」とは拒絶区画で生まれたメギドを指すらしい。
拒絶区画の成立が100年程前なので、メギドラルで新世代と言えば100歳未満のメギドを指す。
(出典:イベント「守りたいのは、その笑顔」)
-メフィストは<イカサマには手先の器用さが大事だ。俺のは、親譲りだろうな>と親の存在を語っているが、これはかつて所属していた軍団「カジノ」の軍団長が賭場の胴元にちなんで「親」と呼ばれているだけで親族ではない。
(出典:メフィストのクエスト中会話、イベント「カジノ!―勝利の方程式―」)
-アリトンのキャラストーリーには、双子の暗殺者メギドが登場する。
また、アリトンの主と同種のメギドというものも登場している。
(出典:アリトンのキャラストーリー11話、10話)
--双子についてはヴィータがそのように生まれる場合もあるという事を知ってそれを気に入り「わざわざ同じ見た目のヴィータ体になって」双子を名乗った者がいたらしい。
チリアットによれば彼らは少し前に死んだという話であり、アリトンの倒した暗殺者たちであった可能性もある。
べバルとアバラムもチリアットからこの話を聞き、自らを双子と称するようになった。
(出典:イベント「さらば哀しき獣たち」)
---なお基本的にヴィータ体は意図して変えられるものではない。
双子を名乗るくらいなので容姿が似通う程には魂の気質が似ていたか、服装などを揃えるなどの外的な努力をしたものと推測される。
-生まれたてのメギドはいずれ貴重な戦力となることを期待してどこかしらの軍団や集団が拾って育てる模様。
それが例えば拒絶区画でヴィータに似た生活をしている所に拾われた場合は「親族」という認識が芽生える可能性はある。
(出典:ヒュトギンのキャラストーリー)
-「子育て旅団」にてバナルマを育てる幼護士は先生であり、親とも呼べる存在である。このシステムの原型であり500年前からバナルマを育てていたリヴァイアサンは自身のことをおかーさんと称している。子育て方法はやや問題があるが、リヴァイアサンに育てられたウェパルなどは実際にリヴァイアサンのことを「親」と称する場面がある。
(出典:68話、イベント「暴走児バラキエル!」)
#endregion

***星間の禁域 [#a7f4e374]
-アジトから侵入できる異空間。
大幻獣が飛来してくる、世界の外にある次元の狭間。
討伐メニューで戦闘を行う際のマップであり、星の輝く宇宙空間のような場所に見える。
(出典:イベント「ソロモン王と秘密のアジト」)

#region(詳細)
-リリス曰く、星間の禁域とは<全ての記憶が流れ着きそして揺蕩う場所>、<「夢」の集積>とのこと。
そのため夢見の力を用いれば中に入ることができる。
目的は不明だが、リリスはそのようにして星間の禁域を見守っているらしい。
(出典:星間の禁域)
#endregion
***性別 [#m2135bdf]
-メギドの誕生には交配・出産といった生殖行為を経ないが、そのヴィータ体には性別が存在する。

#region(詳細)
-本来生殖をおこなわないメギドにとってはあまり意味をなさない概念であるため、ハックのように性別の概念に非常に疎いメギドもいれば、ベルフェゴールのようにナンパに勤しむメギドもいたりとメギドの性知識には個体差が激しい。
--インキュバスに至ってはメギドの能力として女性に限定した効果を持っている。
メギドラルに性別の概念が定着して以降に生まれたメギドではないかと推測される。
--一方で、ヴィータの模倣が珍しい時代のメギドであるシトリーやマモンは、
ヴィータが良い交配を求めるのは<原始的な体の欲求>、それよりメギドの価値観で生きる方が<文明的>だと一蹴し、
近代メギドのアガリアレプトもインキュバスたちを<メギドに本来男も女もない、模倣した外見の違いに執着するなんて低レベルすぎる>とバッサリ切り捨てるなど、
本来のメギドの価値観では、ヴィータの恋愛は<動物みたいに交尾して増える>のだと見下している節が見られる。
(出典:イベント「ソロモン誘拐事件・悪夢編」、シトリーRのキャラストーリー)
---なお、メギドラルには「産卵のため遡上する鮭」「生まれたばかりの雛鳥」といった生態の動物が存在するため、交配を知識として知っていても変ではない。
(出典:メギド体プロフィール)
---純正メギドのブニやアドラメレクもヴィータの生殖や思春期について教えられたとき、動物を連想している。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」、6章二節)
-追放メギドはヴィータ寄りの価値観になるため、ナンパの概念を知るバルバトスやパイモン、
異性と恋に落ちたボティスやフルカス、より良い結婚を求めるゼパル、
通常のヴィータと子供まで作ったフォラスなど、誇り高きメギドたちが<動物みたい>な価値観を受け入れている様子がたびたび見られる。
(出典:各メギドのキャラストーリー)
--追放メギドの子に常人と何か変化があるかは現時点では不明。
---ギガス曰く、彼の血を分けた子供はギガスの魂をほんの一部でも受け継いでいて、それが原因で幻獣に食い殺されるといった事象が発生したそうだ。
(出典:イベント「死を招く邪本ギギガガス」)
---追放された記録魔タブラの子孫であるメギストスはタブラの個に強く影響され、産まれつき記録という行為に並々ならぬ熱意を傾けていた。
(出典:イベント「ソロモン王と幻獣図鑑」)
-通常考えれば、身体能力の優れた男性のヴィータ体を取るべきであるが、メギドは自身のヴィータ体の性別をノリや直感で決めている。
そもそも男女の身体能力差自体がメギド体からしてみれば大幅な弱体化であることに変わりなく、元の基準の尺度で考えれば「大差ない」差異なのである。そして生物にとって必ずしも男の性別が身体的に優れているとは限らないのはチョウチンアンコウを見れば明らかであるということが4周年の質問箱で回答された。
(出典:4周年 質問箱)
--この回答を見る限り、大半のメギド達はヴィータの雌雄のどちらが戦争に有利な特徴を有する傾向にあるかの知識が無く、仮に自分で試したとしても誤差レベルの差なので良く分からないのだろう。
メギドの戦いは身体よりフォトンの扱いの方が重要であること、[[感情や意志力がフォトンを変質・強化させる>#tenkethu]]ことを考えると、本人がしっくりくる性別の体こそがそのメギドにとって最も強いヴィータ体なのだろう。
#endregion

***戦争 [#u0590270]
-戦争社会メギドラルにおいて中核を担っている行為。

#region(詳細)
-基本的には2つ以上の軍団がぶつかり合うことで発生するが、メギドラルにおいてはアマゼロトの闇討ちなどの1対1の戦いにおいても戦争と見做されることもある。
-戦争によって奪い合った土地のフォトンをマグナ・レギオに上納することで、メギドラルの社会は回っている。
-かつては幻獣を戦争に使うことはあまり無かったようだが、現在は多くの軍団が幻獣を下っ端の兵隊として運用している。
(出典:67話・1)
--ヴィータとしての年齢が18歳のレラジェがこの方針に違和感を感じていることから、比較的近年に定められた方針のようだ。
-追放メギドの一部は、戦争への参加を拒んだことで追放刑を受けることになった。また、「新世代」などの比較的新しい世代のメギドには、戦争を好まないメギドが多いらしい。
-ヒュトギン曰く、フォトンを喰らう幻獣の排除の一環として、戦争社会が生み出されたとされる。
(出典:61話・2)
-ベルフェゴールはより詳細な理由を把握している。
(出典:67話・1)
--戦争社会の目的は、殺し合いによってメギドや幻獣の数を制限すること。
---フォトンは無限に存在する訳では無いため、メギドや幻獣が増え続けるとフォトンを喰らい尽くしてしまう。そのため、「優秀な者だけを選別して残す」ことで種族的に生き残ることが必要になってくる。
---それに気づいたメギドが、メギドにも社会性が必要なことを説いて、戦争社会が作られた。
--なお、これらのことは「上位」のメギドしか知ってはいけないものらしい…。
-メギドラルでは、ヴァイガルドなどで言う「喧嘩を売る」とほぼ同じ感覚で「戦争を売る」ということわざが使われることがある。
(出典:81話・ENDなど)
#endregion

***葬送騎士団 [#q704f5c2]
-1章で暗躍していた集団。
辺境に現れた幻獣「黒き淵の鋏手」に生贄を与えることでメギドラルへ還そうと考えていた。
(出典:6話)

#region(詳細)
-港町リートゥスから近い岬にある洞窟にメギドラルのゲートが存在し、そこから出入りしていたフォトン回収部隊の幻獣が辺境を襲っていた。
騎士団の目的はこのゲートを閉じること。
(出典:7話)
-ゲートの番人かつフォトン運搬役の幻獣「黒き淵の鋏手」に充分な量のフォトン(生きたヴィータ)を与え、鋏手がフォトンを持ち帰るためにゲートを開くのを待っていた。
そこへフォトンを操作できる古き血筋のエイルを送り込んでゲートを閉じる算段だった。
--エイルは実際には自力でフォトン操作ができなかったため、殺害されてゲートに放り込まれた。
その魂はフォトンと同化し、最終的には目的通りゲートを閉じることに成功する。
(出典:8話)
-騎士団は拉致した生贄のみならず自らの命も幻獣に差し出し全滅した。
おびただしい犠牲を出し、1章からいきなり酷いことこの上ない所業を見せつけたが、結果的には当初の悲願を遂行したことになる。
-ミカエルいわく「智の番人」に異界の知識を与えられた結果、強く感情を揺さぶられて道理が歪んでしまい、暴走した人々。
要するにバラムの悪影響である。
(出典:18話・END)
--(理解しやすいようにか「儀式」等やけに装飾はされているものの)幻獣やゲートについてかなり正確な情報を持っていたのはこのため。
--バラム自身も自分がこの惨劇を引き起こした間接的な原因であることを自覚しており、遠回しにだが「エイルを殺した」こと(ソロモンのトラウマ)について言及している。
(出典:53話・2)
-奇しくもハーフェン率いる「悪魔の戦いに巻き込まれたヴィータを救う組織」も同じ葬送騎士団を名乗っていた。
厄災をもたらす〈ソロモン王を、悪魔たちの住む死者の国へ送り届ける者〉を意味する。
(出典:59話・5)
--しかしソロモンと会話したハーフェンは、怒りをぶつけようとしていた相手がヴィータとして同じようにヴァイガルドに生きる者であることを知る。そして被害に遭ったヴィータ達を助け、亡くなった者を悼むことを志し、その名前を「鎮魂騎士団」と変える。
#endregion
***ソロモン王 [#c95c996a]
-護界憲章の守護役として用意された、ソロモンの指輪を用いてメギドを使役するヴィータ。
(出典:世界観説明)

#region(詳細)
-より厳密な定義を言えば、<アルスノヴァの儀式>を経て母なる白き妖蛆に認識されたものがソロモン王であり、
儀式を経ていないメギドの使役者は<魔を統べる者>と呼ばれる。
(3章段階でも事情を知っているミカエルなどは主人公を「ソロモン王」ではなく「統べる者」と呼んでいる)
この区別はメギドのプライドによるものであるが同時に、魔を統べる者の中でも特に優秀な者を洗脳し手駒にするためでもあった。
魔を統べる者としての才能は、本来であればペルペトゥムの民しか持ちえないものである。
(出典:41話)
-現代のメギドの認識では<ヴァイガルドに置かれた、メギドの現地指揮官>。
ヴィータだが王と呼ばれていた、という言い回しとも合わせ、ソロモン王の「王」とは一軍団を率いる上位メギドを指す王と同等の意味と考えられている様子。
(出典:イベント「ソロモン王誘拐事件・悪夢編」プロローグ)
-アルス・ノヴァの巫女であるベリアルが伝え聞いたソロモン王の伝承によると、古代大戦の休戦後にヴァイガルドでメギドを使役する存在として指輪と共にソロモン王が誕生する。ペルペトゥムがかつてメギドと蜜月関係にあった頃に生まれた存在であることから、ソロモン王とメギドは協力関係で結ばれていたのだと考えられる。
(出典:92話)
--ソロモン王は血筋ではなく能力を有する者へと継承されていった。その数世代後のソロモン王の時代から「強制力」の力が伝えられるようになる。そのソロモン王は「個」が強く従わないメギドを従える為に、「蛆」と記される上位存在から「強制力」を得たとされる。そして以後、アルス・ノヴァの儀式が登場し、ソロモン王は「蛆」から認められた存在が成れるものと伝えられてきた。
-メギドラル側にとってのソロモン王は一般的には「名誉メギド」とされ古い習わしから何故か現体制にも受け継がれてきた形骸化した永久議席であった。何故抹消されずに受け継がれてきたのか誰にもわからないが、ベリアルはそれそのものが「蛆」の支配化にあったのではないかと語っている。
--アルス・ノヴァの巫女であるベリアルにはより具体的なソロモン王のメギドラルでの役割に関する秘密が継承されている。ソロモン王はアルス・ノヴァの巫女と共にメギドラルの「外側」から議会の正常性を監視する役割を持っていた。古い考え方に「統一議会は何者かの支配を意識外から受けている」というものがあり、ソロモン王はその何者かの支配に対する監視者でもあった。
---しかし同時に、儀式を経たソロモン王は「蛆」の支配を受けた存在である。ベリアルは議会側に立つのであれば、本当に監視するべきはこのソロモン王では無いのかという疑念を持っていた。ことの真相は真逆であり名誉メギドとなったソロモン王は「蛆」の意思の代弁者として統一議会に介入してくる存在であるとベリアルは推測している。
---そしてソロモン王の存在が途絶えたメギドラルにおいて「蛆」は別のアプローチで議会に介入する必要があった。それこそが大罪同盟崩壊の起因となったアスモデウス不在の統一議会ではないかとルシファーは「蛆」の介入が既に為されていたことを認識した。
(出典:92話)
#endregion

***ソロモンの指輪 [#b9e93573]
-魔を統べる者に与えられる、メギドを使役する力を持った指輪。
メギドの召喚や命令、フォトンの操作、また対になるシバの指輪の召喚(出典:13話・3)が可能。

#region(詳細)
-指輪1つにつきメギド1人に対応し、主人公は5つの指輪を嵌めているため同時に5人まで召喚可能と思われる。
(出典:ゼパルのアジト会話)
--2018年9月22日のTGS生放送にてプロデューサーからも5人だから5つになったと発言があった。
-<本物>の指輪と<決闘用>の指輪が存在し、主人公が嵌めているのは決闘用の指輪である。
決闘用というのは、ソロモン王を決める際の魔を統べる者同士の闘技を目的としたもの。
戦闘能力は同等だが召喚力が桁違いであり、決闘用の指輪は追放メギドの召喚ですら確率に左右されるのに対し、
本物であればヴァイガルドにメギドラルからメギドを直接召喚したり強制送還することも可能になる。
本物の指輪は現在メギドラルにあり、決闘用の指輪はヴァイガルド内に複数存在していると思われる。
主人公のものはかなり状態が良いらしい。
(出典:41話、46話、パイモン、ウェパルのキャラストーリー)
--本物の指輪は、パイモンの聞いた話では<王都を滅ぼしたついで>にメギドラルが回収したとのこと。
王都とはおそらくペルペトゥムのことであり、指輪を回収したのは大罪同盟かと思われる。
それがそのまま現在メギド8魔星の手に渡っていると考えられる。
(出典:パイモンのキャラストーリー3話)
---実際に8魔星サタンの下にいるメギドラルのソロモン王の手にあることが確認された。
膨大な数のメギドの魂を同時に指輪に収め、それを召喚しないまま保持するなど決闘用の指輪とは桁違いの性能を誇る。
(出典:84話・)
-現在のヴァイガルドにおいても「ソロモンの指輪」は伝説の秘宝としてある程度の知名度があるらしく、情報屋がその所有者の情報を商品に出来るほどの価値は有しているようだ。
(出典:パイモンのキャラストーリー 6話)
-主人公の祖母であるマーグラは大昔から代々この指輪を探し求めており、全財産を差し出してでも手に入れたかったらしい。
(出典:パイモンのキャラストーリー 10話)
-メギドラルのソロモン王の持つ本物の指輪も主人公の指輪同様5本の指にそれぞれ5つの指輪をはめている。装着しているのは主人公と反対の右腕である。主人公の決闘用の指輪は5つで5体のメギドが召喚されるが、上述の通り本物の指輪は桁外れのスペックを持つことから一度に戦闘で扱えるメギドの数もそれ以上だと推察できる。
--ちなみにデカラビアやフルカネリはそれぞれ1つの指輪を装着しそれぞれが操ったベリアルとグラシャラボラスを使役した。召喚できる総数は不明だが、戦闘でフォトンを送れるメギドはおそらく1体だけだと思われる。
(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」「デカラビア、最後の咆哮」)
-かつて数世代目のソロモン王は上位存在の「蛆」によってメギドへの強制力を得たと伝承に残されている。
(出典:92話)
--以後の時代に出来たとされる決闘用の所謂レプリカリングにもこのメギドへの強制力は存在する。リングホルダー、デカラビア、フルカネリなどの作中に登場する指輪の召喚者は皆この強制力を行使していた。
---主人公ソロモンにも指輪の強制力が備わっているとされているが、何故かこの力を行使できたことは無い。それが本人の精神によるものなのか、他に大きな理由があるのかは不明。
#endregion

RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================た行========================
**た行 [#wf6943c9]

***(大幻獣) [#cbfc2bff]
-→[[か行>#s8206dd0]]「幻獣」直下に記載。

***大罪同盟 [#DeadlySinsAlliance]
-アスモデウスがかつて所属していたメギドラルの有力者で結成された機関。
今は分裂崩壊し、そこからメギド8魔星が出てきた。
(出典:48話・4)

#region(詳細)
-読みは<デッドリーシンズ・アライアンス>(Deadly Sins Alliance)
-最後のメンバーはアスモデウス(盟主)、サタン、ベルゼブフ、ルシファー、ベルフェゴール、リヴァイアサン、マモンの7人。
これは元ネタと思われる七つの大罪の象徴である悪魔と一致している。
//-アスモデウスは(元ネタと思われる)七つの大罪のモチーフで「色欲の悪魔」に相当する。
//既にシナリオに名前が出ているベルゼブフ、サタンも入っている他、[[プロデューサーレターvol3:https://megido72-portal.com/entry/pletter-20180223_04]]で言及されていたルシファーも該当する。
//また、同じく大罪の悪魔とされるレヴィアタン(或いはリヴァイアサン)の名前がすでに悪魔の時計(真)にあることが確認されていた。(アップデートにより、今では隠されている。)
-大罪同盟が崩壊したために、メギドラルが突然フォトンを奪いにヴァイガルド侵略をするようになった(出典:21話・END)
-それぞれが異なる秘密を同盟の継承者から受け取っている。(出典:80話・冒頭)
--アスモデウスはペルペトゥムの成立や滅亡などの<罪を継承>し、事実が広まりハルマゲドンを誘発しないよう、<秘密を維持>していた。
(出典:48話・冒頭)
---ペルペトゥムの情報は大罪同盟にとって最も重要なため、同盟の盟主に継承されている。
--ベルフェゴールはエルダーについての研究などを継承しているとリヴァイアサンは推測している。
--マモンは「カトルスの受け皿」の情報と現物を継承している。
--ベルゼブフは「ヴィータ体を取り続けることでメギドの魂がメギド性を失う可能性があること」「ヴィータ体同士で生殖しヴィータを生み出すことが可能であること」を秘密として継承している。また、少なくとも蛆によって正気を失う前までは、模倣の元となるヴィータ体のアーキテクチャを保有している。
--メンバーの加入時期にはズレがあり、リヴァイアサンやマモンは新参の方。
-アスモデウスが大罪同盟の盟主となった世代、前体制を打倒して大罪同盟が中央議会を制する時代が訪れた。前体制で一度も行われなかった統一議会も開かれるようになり、退廃的だったメギドラルの戦争社会は再び活性化の兆しを見せていた。大罪同盟の結束力は固く、7体のメギドの絆はどのような勢力にも屈しないと自負していた。
--しかし、アスモデウスに届いた一枚の手紙から崩壊の序曲は始まる。手紙の呼び出し相手のハルマ ミカエルを手伝う形でヴァイガルドの戦乱を鎮静化させたアスモデウスはその帰りしな手紙の差出人がミカエルの認識と食い違うことに強烈な違和感を感じる。(何者かの策略にはめられたかもしれない)その疑念を持ったままアスモデウスはメギドラルへと帰還する。
--帰還したメギドラルではアスモデウスが不在の中で統一議会が開かれていた。大罪同盟の誰が休戦季を宣言したのかも不明瞭なその不可思議な統一議会では全員がそこで何があったのかおぼろげな記憶しか持ち合わせていなかった。特に大きな議題も無かったという。ただ1点、大昔に停滞したハルマゲドンの話がまことしやかに持ち上がったことを除いて。
--アスモデウスは穏やかではなかった。自身が不在の統一議会とはすなわちマグナ・レギオの意思から自分が外されてしまったことを意味する。アスモデウスはこの時既に「何者か」が大罪同盟の内部分裂を画策していることを感じ取っていた。アスモデウスは策を講じる。それはサタンを大罪同盟から除名したとして身を隠れさせ、脆くなったと思わせた大罪同盟に「何者か」が仕掛けてくるのを敢えて待ち受けるという、言わばこちら側からの攻撃の策であった。
--サタンを追いやったことでアスモデウスを攻撃したのは同じ大罪同盟のベルゼブフであった。アスモデウスの尋問に不在の統一議会も彼が開いたものだと言う。ベルゼブフを大罪同盟から除名したアスモデウスはこれで事態は収束するものだと思っていた。しかしこの除名は大罪同盟を決定的に縦に切り裂いた。サタンとベルゼブフは共にヴィータ体を取るうちに、より特別に共感しあう関係性となっていた。ベルゼブフを除名したアスモデウスをサタンが許すはずもなく、大罪同盟ひいてはメギドラルはアスモデウスvsベルゼブフ&サタンの様相を呈していく。
--アスモデウスは疑心暗鬼になっていた。それはこの一件が始まった頃に「蛆」の精神攻撃を受けていたからである。誰が「蛆」の支配を受けているのかも、それを誰に言って信じて貰えるのかも、反対に自分が支配を受けていないと証明するものも無かった。結果的にアスモデウスはこの対立構造の中で孤立していく。
--アスモデウスとベルゼブフ&サタンは1vs2の決闘を行う。そしてアスモデウスは敗れた。それは大罪同盟の崩壊を意味していた。これを期にメギドラルの覇権はベルゼブフとサタンが握ることとなった。大罪同盟のメンバーはアスモデウスが追放刑、ベルフェゴールは中央議会そのものから離れ、リヴァイアサンも自身の軍団へと帰っていった。残されたベルゼブフ、サタンは大罪同盟に代わる新たな組織を設立する。マモンもそこへ加入、追ってルシファーも加入しここに「メギド8魔星」は誕生した。そして発端となった統一議会で湧いて出たハルマゲドンの思想はこの頃を境に急速に勢いづいていくこととなる。
これがアスモデウスの視点から追いかけた大罪同盟の崩壊までの話である。
(出典:92話)
---黒幕は「母なる妖蛆」の世界の外からの攻撃である。「蛆」はアスモデウスとベルゼブフの両者に攻撃を仕掛けた。大罪同盟を失う、またはサタンを失うどちらかの敗北を契機に敗けた側の心を完全に殺し「手駒」とするのが「蛆」の真の目的である。そしてアスモデウスに返り討ちにされたベルゼブフの心をへし折り、精神を「1兆回」殺したことでベルゼブフの心は完全に壊れる。ベルゼブフにより詳しく何が起きたのかは不明である、ただルシファーがベルゼブフが見る夢の不調の相談として元夢見のメギド プルトンを紹介したことが起点となっていることが示唆されている。
---その後の大罪同盟の行動を下記に記す。
:アスモデウス|
マモンの仕掛けたギミックによりメギドの力を失わず不死者として転生した。合流したベリアルや同じ不死者の追放メギドと情報共有を重ねメギドラルへの反撃の準備を進める。そして主人公であるソロモン王と出会う。

:サタン|
ベルゼブフの変化をより近くで感じ取っていた。8魔星に所属しハルマゲドン推進派として活動をしつつ、「ベルを取り戻す」戦いを続けている。「蛆」を殺さずに活動不能にすることを当面の目標としているようだ。

:ベルゼブフ|
「蛆」の傀儡に成り果て、実行部隊のフライナイツがベルゼブフの意思を示すかのように動いている。
ベルゼブフ本人は医療メギドの手にも負えない程に精神崩壊が進んでおり意思疎通も不可能な域に達している。

:マモン|
自身の「秘密」から「蛆」の存在を最初から知っていた。しかし「蛆」の攻撃と確信を持つ頃には大罪同盟は崩壊寸前となってしまう。その「蛆」への反撃の瞬間を逃さない為にもベルゼブフへ恭順した振りをして8魔星に加入する。
自身の「秘密」である魂の炉を駆使してベリアルやアスモデウスの魂もヴァイガルドに転生させた。

:ベルフェゴール|
どちらにも組さず、それどころか中央議会からも去る。以後は中央議会に使われていないゲートの監視やフォトンスポットの管理など中長期的なメギドラルの環境保全の活動を行っていく。
「蛆」を知らないなりにメギドラルに暗躍する「真の敵」を感じ取っており、どこにも属さず独自の行動を取ったのもこの「真の敵」を見つける為であった。

:リヴァイアサン|
議会には所属していたが、大罪同盟の分裂に仲間達にも愛想を尽かして去っていった。
以後は自身の軍団「罵美優蛇」に戻り牙の内海を拠点に捨て鉢に戦争に明け暮れていた。
ある時、1体のメギドを拾い育てた経験が大きな転機となり、メギドラルの教育制度の土台となる「子育て旅団」の雛形を作り出す。
ソロモンの軍団でもかつての仲間に喧嘩腰な反面、再び揃いつつある大罪同盟の面々に好意的な感情も覗かせている。

:ルシファー|
起きる事象に振り回されていたが、ベリアルとの会話からメギドラルの「外」からの攻撃が「蛆」によって行われていることを認識する。アスモデウス、ベルゼブフ両者の間にも友として「裁定者」として公平に接していたがそれがかえってアスモデウスから不信感を持たれてしまうこととなった。
大罪同盟崩壊後は同じ「蛆」の存在に辿り着いていたマモンから反撃のその時まで独自の戦いを続ける為にも敢えて8魔星に属することを頼まれる。こうして本心を偽りルシファーは「懲罰局」を設立した。
自身が所持していたアンチャーターに魂の一部を捕縛され、抜け殻のようになっていた。
アスモデウス追放が400年以上前、その同時期に懲罰局が設立、偽物のルシファーの方が局長の在位が長いなどの情報から、最低でも200年以上前から抜け殻状態だったものと思われる。
#endregion

***対話派 [#acf02f59]
-メギドラルにおいて、かつて古代戦争を調停したメギドに端を発する一派。
ハルマ相手でも話せばわかるという考えを持ち、異端として現在は粛清済み。
(出典:ヒュトギンのキャラストーリー)

#region(詳細)
-その性質上「非戦派」であるため、ハルマゲドンを望む多数派から疎まれ処分された。
実装済みのメギドではダンタリオン、ヒュトギンが当てはまる。
--ただしヒュトギンはその能力を見込まれて上位メギド・マラコーダに拾われたため、処分されることなく生き延びている。
-調停やら非戦やら、バラムを彷彿とさせるような言葉が説明に用いられるが、特に関係があるような描写はない。
-イベント「知の幻獣と悲しき対話」では対話派をメインとした物語が展開された。
元々は「秘鍵ゾモロドネガル」の秘密を守るための組織だったようだが、代替わりの内にその情報は失われている。
-非戦寄りとはいえあくまで必要な戦争のみを行うべきというスタンスで、決して戦いを全否定しているわけではない。
特に対話派の長には相手を対話の席に着かせるための武力も求められる。
#endregion

***魂 [#kab2fd07]
-フォトンによって形成された、精神を成す概念。
肉体と合わさることで一個の生命として機能する。

#region(詳細)
-死によって肉体から離れた魂は、やがて純粋なフォトンに変換されて大地に還る。
その後時間を経て、フォトンの循環によって新たな魂を得た生命が誕生する。
--ヴァイガルドにメギドの魂が送り込まれた場合、生まれるはずだったヴィータの魂と融合し、メギドとしての記憶や能力を持ったヴィータが誕生することがある。
一般に言う「追放メギド」はこれのこと。
-魂もフォトンの一形態であるため、メギドの力を開放するためのエネルギーとして「使う」ことができる。
(出典:56話・5)
-生命の循環に依らず、一から魂を生み出すことは非常に困難なこととされる。
作成に膨大なフォトンが必要なだけでなく、そもそも技術的にそれが可能なのはアンチャーターのみであるという。
(出典:サルガタナスのキャラストーリー)
-「魂のランタン」があれば、魂を霧散させずに保存することができる。
追放刑の際に魂を輸送する手段として使われる。
(出典:49話・END)
--サルガタナス曰く、魂のランタンとは<魂の巡り流れる軸をゆがませ、その場に留まらせる媒体>。
(出典:サルガタナスのキャラストーリー)
-個の強さ=魂の強さであり、魂の強度が高ければ肉体を失ってもある程度行動が可能。
メギドラル遠征中に肉体を失い魂のランタンに保存されていたアスモデウスは、ランタンから放り出されてしまう事故の際、自身の力で別の幻獣に魂を乗り移らせて更に肉体を支配することまで成功させている。
(出典:92話)
#endregion

***(中央) [#b878c930]
-→[[ま行>#p3ae7d84]]「マグナ・レギオ」参照。

***懲罰局 [#j4f6b97b]
-マグナ・レギオ直轄の超軍組織。各軍団からスカウトされたメギドで構成されている。
統括しているのはメギド8魔星の一人ルシファー。
(出典:イベント「二つの魂を宿した少年」プロローグ)

#region(詳細)
-「追放刑」を取り仕切っている組織。
-実のところマグナ・レギオにとって邪魔な者を粛正するために存在している組織であり、秘匿されている。
-ベルゼブフ直轄軍団であるフライナイツは懲罰局に顔が利くため、フライナイツからの依頼で追放されたメギドも存在する。
イベントのメインとなるシャミハザに加え、キャラストーリーで追放の様子が描かれたプルソン、マルバスとその友人カソグサの他アムドゥスキアスもフライナイツの口利きによる追放であることが明かされた。
--アムドゥスキアスの記憶喪失はマルバスと同じくマグナ・レギオによる操作と見て間違いなさそうである。
-アラストールはこの懲罰局所属の処刑人であったことが明らかになった。
-メギドラル遠征中、アモンが偶然遭遇したガギゾンから懲罰局の現局長は本物のルシファーでは無くフライナイツの息のかかった偽物がその地位にいることが明かされた。本物のルシファーは抜け殻のような状態でガギゾンに連れられ逃亡中であった。
(出典:88話)
--本物のルシファーよりも在位の長い、偽のルシファーはフライナイツと結託して追放刑を推し進めていた。追放先のヴァイガルドでヴィータとしてハルマゲドンに怯えて暮らすことこそ追放刑の意味であると信じていた。しかし軍団メギド72とソロモン王の存在を知り、追放したメギドが敵対する勢力となっている事実を馬鹿馬鹿しいと断じて追放刑を局長自ら「やめ」にすると語っている。
(出典:94話)
-元懲罰局のメギド アラストールによって、懲罰局がアンチャーターを保有している情報がソロモンの軍団にもたらされた。この情報をもとに懲罰局の襲撃およびアンチャーターの奪取を大目的とした軍団メギド72のメギドラル遠征が計画された。
(出典:73話)
--遠征中にアモンが接触したガギゾンから懲罰局の本拠地の場所が、フォトン解放区に聳え立つメギドラルの大盾と呼ばれる巨岩の裏に存在するという情報を得る。
(出典:86話)
--ソロモン、アスモデウスをリーダーに2部隊に分かれた遠征隊だったが、遠征中の度重なるイレギュラーによって最終的にはソロモンを含めた遠征部隊全員で懲罰局との抗争に突入していく。
--メギド72と懲罰局との戦争は、局長の偽ルシファーと副長のドラギナッツォが死亡し、残りの配下のメギド達もフォトン解放区で戦争中のメギド達を味方につけたメギド72に最終的には敗北、追放メギドの因縁でもあった懲罰局は追放メギド達の軍団によって壊滅した。
(出典:96話)
---不可侵軍団のように議会の法で守られた組織ではなかったことや、メギドを捕えては追放する懲罰局に不信を覚えるメギド達も多くメギド72が優勢の兆しを見せるやいなや多くのメギド達が懲罰局を相手取ったこの戦争に参加した。
---一方的に追放刑を執行する少数精鋭の部隊という側面から、攻め慣れはしても攻められ慣れてはおらず、アモン達潜入部隊やソロモン達が潜入した際にも懲罰局の手練れ達はフォトン解放区の戦場へ出払った状態であった。
同じ状態のアジトを襲撃されたことのあるソロモン達が逆に隙を突く形で潜入し、捕まっていた軍団員の救助、そして局長を倒すまでに至っている。
(出典:96話)
#endregion

***追放 [#v7a713da]
-メギドの魂だけをゲートからヴァイガルドへ送り込み、ヴィータとして転生させる刑罰。
-近年では従来通りの転生を経ず、メギドの力だけを奪われてヴァイガルドへ追放されるケースも見られる。

#region(詳細)
-メギドとしてのプライドを折られるのみならず、いずれ訪れるハルマゲドンに巻き込まれて死ぬことまでを含めた実質的な処刑と言われる。
また、ヴィータとして生きても通常より遥かに長命となってしまい、絶望的な孤独を強いられることも罰なのだろうとベリアルは考えている。
(出典:ベリアルのキャラストーリー)
-<中央>が行う刑とされる。
メギドラルに対する忠誠が足りない者、中央に逆らう者に適用されるらしい。
(フライナイツが私的に関与しているという疑惑もある)
当初は「議会での協議の上決定」されていた様子だが、(出典:ベリアルのキャラストーリー)
近年は「配下を見せしめに皆殺しにする」(出典:ブネのキャラストーリー)
「騙し討ちにして捕らえ、強制追放する」(出典:イベント「死者の国の4冥王」)など、
手段を選ばず大義もなくなってきている。
-追放刑自体は<古代よりメギドラルの法に定められた正統な裁き>らしい。
しかし近年<中央の意向>により有力メギドが次々追放されたことから一般メギドに不安が広がり、撤廃を求める運動が起こっている。
フリアエの認識では「(中央とは必ずしも関係なく)重罪者に適用される極刑」である。
(出典:フリアエのキャラストーリー)
--追放刑はべリアルがヴィータに転生したことが確認されたため成立したものである。
すなわちべリアルは古代から生き続ける追放メギドということになる。
(出典:べリアルのキャラストーリー7話)
--メギドラルの法は<罰則ではなく被害者の損失の代替>が主眼。
そのためメギド体をはく奪される刑を受けたメギドが被害者から報復を受けることも是とされている。
フリアエにしてみれば被害者が追ってこられず案外快適なヴァイガルドへの追放はむしろ加害者の得になるのではと思うところもあるらしい。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
-カスピエルが追放メギドでありながらメギドラルに属していたのは、追放後にインキュバス、メフィストを伝手にメギドラルに帰還していたため。
罰としての追放ではなかったこと、たまたま付き合いのあった2人がヴァイガルドを訪れていたこと、ちょうど記憶を取り戻せたことが重なって起きた出来事であった。
(出典:カスピエルCのキャラストーリー)
-執行の際は<魂のランタン>と呼ばれる籠にメギド体から離された魂のみを収容され、黒き門からヴァイガルドへ移送されていた。
(出典:49話・END)
-追放刑には複数の陣営の思惑がある。基本的には追放刑を執行するのは懲罰局であるが、思惑がある追放はその追放刑に「滑り込ませる」という形で実行される。
--一つ目はごく真っ当な追放刑である。不可侵軍団を襲ったシャックスは模倣犯を出さない為の見せしめとして、「領主」を殺害したアリトンにもフリアエの裁判による正当な判決として死刑よりも重い罪として追放刑が適用されている。
(出典:イベント「ソロモン王と悪魔の鏡」、アリトンのキャラストーリーなど)
--次にフライナイツ主導の追放刑である。フライナイツひいては「蛆」の不利益となるものを意図して追放刑にしている。フライナイツと懲罰局は癒着の関係にあり、意図すれば罪状はでっち上げでいくらでも追放刑に処せる。フライナイツの本命の追放刑を隠す為にダミーとしてでっち上げられた多くの追放メギドがいる。
(出典:79話など)
--ハルマゲドンの作戦の為の意図も存在する。主に活用していたのは上位メギドのアドラメレクである。迫害された末に暴走することを仕組まれたジズや、追放先で問題を起こしそうなメギド(またそれに巻き込まれたメギド)の所謂「18歳組」など追放先でハルマゲドンを起こすことを意図された追放刑である。
--そしてマモン主導の追放刑は、ヴァイガルドに「蛆」へ反撃する備えとなる勢力を構築する為のものである。大罪同盟の「秘密」によって魂の炉を所持していたマモンは秘密を引き継いだ時点で追放時に能力、記憶、寿命がメギドラル時代と同等となる「ギミック」を持っていた。これによって最初の追放者ベリアルや大罪同盟のアスモデウス、その他の有力なメギドの追放刑にこのギミックを割り込ませた。ギミックが発動した者達こそ「不死者」と呼ばれる追放メギドである。但し、懲罰局の追放刑に割り込ませる形で仕組んだ為、不死者達はこのギミックについては認識していない。
---後にマモンは魂の炉を直接用いてシャミハザの事例のようにヴァイガルドのヴィータの身体に乗り移り純正メギドの魂のままヴァイガルドに移り住む計画「エクソダス」を実行に移すのだが…。
-そもそもメギドラルに古くから存在する刑罰の一種であったが、大罪同盟時代のマグナ・レギオが蛆の操るベルゼブフに掌握された際に、ベリアルやアスモデウスを「外」に逃がすという真意でこの追放刑を提案したのがマモンである。「魂の持つ情報をカトルスに還さない」という利点は蛆側にもあった為、ベルゼブフもそれに同意し追放刑が成立する。
(出典:92話)
-転生を伴う「追放刑」と、ただの「追放」が違うものだとして軍団長ファルファレロは口にしている。その方法はともかく意図が明確に分かれていることは懲罰局に近しい軍団長クラスなら知っていたと思われる。
(出典:イベント「君はもう、1人じゃない」)
-懲罰局現局長の偽ルシファーの主導で、フライナイツと共謀して追放刑を推進していた。しかし、ソロモン王の存在や追放したメギド達が対抗勢力として自分達に矛先を向けている実情を鑑みて、追放刑そのものを「やめ」にすることを偽ルシファー自らが宣告している。
(出典:93話)
--その懲罰局そのものが軍団メギド72との戦闘により壊滅する。こうして追放刑の施行は実行組織の消滅により終わりを迎えることとなる。
(出典:96話)
#endregion

***追放メギド [#j7903776]
-メギドラルで追放刑を受け、ヴィータとして生きるメギドのこと。

#region(詳細)
-悪魔の時計(祖)に刻まれる72柱は基本的に殆どが追放メギドとなる。
悪魔の時計(真)に刻まれるメギドは追放者も居るが、自ら興味本位や何かの目的で出向いてきたりして転生の手順すら踏んでいない者も割と多い。[[純正メギド>#x50b9f59]]の項目も参照。
--「追放メギドではない祖メギド」としては、特殊ケースのウェパルが相当する。
--また、ムルムルも任務によりヴィータ体でヴァイガルドに侵入したが、放置されてそのまま追放メギドになってしまった、というような描写がなされており、「追放刑と転生を経ていない純正メギドかつ追放メギド」である可能性がある。
//--任務によりヴィータ体でヴァイガルドに侵入したが、放置されてそのまま追放メギドになってしまったムルムルなど、
//「追放刑と転生を経ていない純正メギドかつ追放メギド」の者もいる。
(出典:ムルムルのキャラストーリー)
---ただしムルムルはウェパルと違って年齢が19と公表されており、正確にどちらなのかは判断が難しい状況。
まるでメギドラルから出てきた直後かのように地続きに見える表現がされているのはアリトンなども居るが、人格の統合が起こった際全ての記憶を取り戻して追放前の続きのような感覚になっているシトリーのような例もあり、それと同じという線もあり得る。
(出典:シトリーRのキャラストーリー)
---ムルムルに関しての真相は、「ある事情からヴィータとしての記憶がほとんど無くなっており、実際は追放メギドだが本人は純正メギドだと思い込んでいた」というものであった。
(出典:イベント「君はもう、1人じゃない」)
-追放メギドと言う言葉は、正確には単に追放されたメギド全般を指している訳ではなく、魂をヴァイガルドに送られヴィータに転生したメギドの事を指すため、ウェパルの様にこの過程を経ずに追放されたメギドは、たとえヴィータの身体を持とうとも「追放されたメギド」ではあっても「追放メギド」ではない。
(出典:51話・6)
-通常の追放メギドはヴィータの常人と同じで、能力を発現しない。自分がメギドだったという記憶すら思い出さず、寿命で死んだ者も多い。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
一方で、成長が止まったり(長命者)常人ならざる力を発揮してしまった(不死者)メギドは、
ヴィータ社会で迫害を受け、見世物にされたり捕縛されそうになったりするケースが珍しくない。
そのためアスモデウスは迫害行為をはたらくヴィータたちを虐殺していた。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
パイモンも自分を追い回すヴィータから逃げ回る日々を送り、ヴィータを憎悪していたと語っている。
(出典:パイモンのキャラストーリー4話)
--逆に常人ならざるとは言えども「天才」や「達人」の枠程度に収まるのなら個性として受け入れられているパターンもある。
(出典:ストラスのキャラストーリー)
--ヴァイガルドのヴィータには思春期にだけかかる状態異常があり、
「自分の前世は悪魔だった」「特別な力を持ってる」などと言い出すことがあるらしい。
追放メギドたちが前世の記憶をかすかに取り戻すことによりこのような言動をしていたのかもしれない。%%ほとんどはただの中二病と思われるが。%%
(出典:53話・4、56話・6)
-真メギドで追放メギドなのは現在(2022/03/28)下記の8名のメギドである。
--カスピエル、マルチネ、ウコバク、チェルノボグ、ヴェルドレ、ジズ、アリトン、インプ
--シャミハザも追放されているが、少々特殊な状態のため通常の追放メギドと同様に数えていいものかは微妙なところ。
#endregion

***強さ [#a6f2e2a2]
-見た目ではあまり変わらないハルマ、(ヴィータ体の)メギド、ヴィータだが、戦闘力や頑健さにおいてハルマとメギドは超人的な能力を持つ。

#region(詳細)
-普通のヴィータでは、ほとんど幻獣を倒せない。
(出典:9話・END)
-追放メギドの強さはメギドによって個人差がある。
基本的にはソロモンの指輪によってメギド本来の力を取り戻すのだが、「素」で覚えのある者は指輪の支援なしでもある程度幻獣と戦える。
(出典:イベント「ソロモン王と秘密のアジト」)
--指輪の支援があればバルバトスが瀕死の人間を癒すなど、ヴィータの領域を超えた特殊能力も発揮できる。
(出典:18話・2など)
--特に「不死者」は指輪の力がなくても、石を砕く破壊力や不可視の障壁で身を護るなど、特別な力を行使可能。
-遺物を使えば追放メギドがメギド体を取り戻すことができるが、
ソロモンの指輪という「同じ力」があれば対抗可能であり、ソロモン王一行はメギド体メギドを次々と撃破している。
(出典:35話・3~最新話まで)
-ソロモン王はフォトンがない状況だと戦闘の支援や召喚が行えなくなる。
敵の策略や特殊能力で場のフォトンを奪われて苦戦するシーンも多い。
(出典:イベント「キミに捧げし大地のソナタ」など)
--「フォトンがないと能力を使用できない」というのは一部の敵も同じであり、敵をフォトンの少ない場におびき出して撃破したこともある。
(出典:イベント「悪夢を穿つ狩人の矢」)
---現在のメギドラルではフォトンが枯渇しかかっているため、
フォトンがない場所では携帯フォトンがないとメギドですらメギド体を取ることはできない。
実際にフォトンの枯渇した土地の表現として「劣化フォトンが発生するステージ」が実装され、ここでは思うように戦うことができない。
(出典:サルガタナスのキャラストーリー)
-シバの女王が召喚する純正ハルマは追放メギドより強く、凄まじい性能差を誇る。
(出典:12話・2)
--その中でもミカエルは、ガブリエルやカマエルより上位の力を持つ。
(出典:22話・5)
-完全起動したアバドンは「追放メギドごときの力では束になっても勝てない」「複数のハルマとでも互角に戦える」くらい強い。
(出典:24話・6)
-ヴィータの中でも「超人」的な存在は不死者と互角に戦える強さを持つ。
手段としては肉体を傷つけてはフォトンの豊富な泉で癒す…と言う工程を繰り返した人工的な肉体強化や、街のフォトンに「選ばれる」ことによる限定的な不死、
遺物と言われるフォトンを利用した武器、原理不明の幻獣を操る機械、[[悪魔を操る指輪>#b9e93573]]など様々。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
-総じて、メギド72での強さは「肉体」・「フォトンを使っての異能」の2種類。
--「肉体」の方ではメギド体メギド・幻獣>ヴィータ体メギド>ヴィータ位の状態。
ヴィータ体メギドの強さも純正メギドや不死者などなんらかの特別な要素がある方が強いようだが理由は不明。
---上記の「超人」の手法など、体内のフォトンが豊富もしくは活用方法を知っていることが強さの理由となる描写が散見されるため、
メギドラルの生物に対する一般的なヴィータの弱さはそこにあるのかも知れない。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
--特に、不死者であるアスモデウスは指輪の支援抜きでメギド体になったメギドを正面から突破する規格外。
--「フォトンを使っての異能」はヴィータ体でもメギドだったころの異能がある程度使える模様。ただ6章3節加入のメギドを見るに多少ダウンサイジング(全体対象が単体対象に)される様子
--純正メギドは場のフォトンを視認できるので指輪の支援がなくとも異能が使えることになる。実際6章での襲撃では携帯フォトンはあくまで変身用のはずだがそれとは別に異能をいくつか行使している様子が見て取れる。
-ヴィータ体を取るメギドとヴィータとでは上述のフォトンを使っての異能やそもそもの肉体的な強弱も有り、ヴィータが一方的になぶり殺しにされることが殆どである。
--但し、身体の構造はあくまでヴィータと変わらない為、ヴィータに効く攻撃はヴィータ体のメギドには効果がある。
唐辛子の粉を投げつけアドラメレクに一泡吹かせたアンドロマリウスや、的確に急所を突きヴィータの身でありながらメギドを仕留めた二代目・噛み鏃やアモンなどがいる。
メギドがヴィータ体をあまりよく分かっていないことで突ける隙なども多い。
-フォトンを使った戦闘を繰り返すことで、追放メギド達のヴィータの肉体も以前と比べて強化されているとアンドラスの口から語られた。
実際に敵勢力の使う猛毒から咄嗟にソロモンを庇ったモラクスは、致死性の毒をくらっても気を失う程度で済んだ。
(出典:イベント「其は素晴らしき戦士の器」)
-個々の戦いでは天と地の差があるメギドとヴィータであるが、それ故に力を束ねて戦うヴィータの戦闘は一定の成果を挙げることもある。
--王都、トーア公国の騎士団やイポスの傭兵団などでも幻獣と戦闘する際には集団で攻撃を浴びせては撤退を繰り返して確実に1体ずつ仕留めていく戦術を取っている。
---トーア公アイゼン率いる騎士団が幻獣を退ける様を目の当たりにしたバロールは、ヴィータの集団戦の戦いっぷりに認識を改めた。
(出典:イベント「トーア公国御前試合」)
#endregion

***天空の眼 [#qf5c5b8e]
-ハルマが用いている上空からの偵察手段。

#region(詳細)
-シバら王都のハルマ勢はこれにより果ての壁の向こうに巨大な幻獣が存在し、ゲートが稼働していることを知った。
-しかしこれは王都の物ではないらしく、自由に使える訳ではないと言う。
シバの濁した言い方から、ヴァイガルドにはシバの女王に協力するが従属しないハルマの別勢力が存在しているとバルバトスは推測した。
(出典:38話・END)
#endregion

***点穴[#tenkethu]
-フォトンの特殊な利用法・技術の一つ。

#region(詳細)
-感情や意志力がフォトンを変質・強化させる一例の一つ。
--再復刻されたイベント「背中合わせの正義」などで言及されていた感情(「恐怖」)によるフォトンの質の強化の別例。
-点穴と表現されるだけでプルフラスは「弱点を見抜く力」、ベリアルは「集中力」など個人個人でその実現方法は違うものの、フォトンの質を濃く強化して一点に解き放つという点は共通する。
-あくまでフォトンの利用法であるため、メギドの能力とは無関係であり、異能ではなくヴィータの身でも扱える純然たる技術。尤も、高めた集中力などを乗せるフォトンは必要なため、「ソロモンの指輪によるフォトン操作」、「遺物」や「携帯フォトン」などの外部供給は別途必須。
(出典:58話・2)
--プルフラスが習得しているのはヴァイガルドへサタナキアを追う際に現地での戦闘力としての必要性からか。
--他の点穴使いが習得している理由は不明。
-プルフラスは点穴の力で急所に軽く衝撃を与えることで、暴徒化したヴィータを殺傷することなく無力化することに成功している。
(出典:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」)
#endregion

***転生 [#Reincarnation]
-メギドが魂だけの状態でヴァイガルドにたどり着き、ヴィータとして生まれ変わること。

#region(詳細)
-生まれた直後はメギドの記憶が残っている場合があり、赤子か幼児の頃に自分はメギドだと名乗るケースがある。
それ故に捨てられる、虐待されるなど悲惨な目に合うメギドも居る。
(出典:モラクスのキャラストーリー)
一方で両親が我が子の言葉を信じ、メギドであることを含めて受け入れ大切に育てられる場合も。
生まれた家庭によって残酷なほどに境遇が変わる。
(出典:クロケルのキャラストーリー)
-ヴィータとして成長するうちにメギドの記憶を忘れてしまい、普通にヴィータとして生活していたメギドも多数居る。
しかし魂に刻まれた記憶は強力なのか、何かのきっかけに思い出すことも多い模様。
--[[ジズ]]については作戦として追放される際、強制的に記憶を消されている。
それでも本来の名だけは覚えており、両親のつけた名ではなくメギドの名を名乗っている。
しかし、他の記憶については二度と戻ることはないだろうと言われている。
(出典:イベント「嵐の暴魔と囚われの騒魔」)
-上記の様にメギドとしての記憶の影響は大きいが、逆にヴィータとして生きた経験もメギド自身に強く影響する。
そのためラウムやロノウェと言ったメギド時代とは強烈なギャップのある人物も生まれている。
--シトリーは転生前の仕掛けにより、覚醒と同時にヴィータ時代の記憶を失ったが、『料理』がどんなものであるかを感覚的に覚えており、好物も曖昧ながら記憶していた。
またヴァイガルドでの倫理観も理解が早く、ヴィータ時代の記憶や人格が完全に塗り潰されることなく残っていることがわかる。
(出典:シトリーRのキャラストーリー)
--成長に伴う記憶だけでなく、ヴィータの肉体を持つことそのものの影響も大きい。
例外的に転生を経ずヴィータの死体に魂を同化させていたウェパルも、そのヴィータが好いていた相手に好意を抱き、それがヴィータの記憶であると自覚していた。
(出典:ウェパルのキャラストーリー)
-追放メギドは前世のメギドとしての名前とは別に、現世のヴィータの親が付けた名前を持っていることになるが、
様々な理由でメギド名をヴィータとしても使用している者が多い。
判明しているヴィータ名については[[追放メギドたちのヴィータ名>キャラクター図鑑#vitaname]]を参照。
--記憶を取り戻したことにより、人生のどこかで自ら名乗りをメギド名に変える者が見られる。
アモン、ジズ、ベレトなど多数。
--追放されたメギドの魂が母体のヴィータに影響を与えることで、生まれつきメギド名と同じヴィータ名が名付けられることがある。
ザガン、マルチネがこのパターン。
(イベント「見習い女王と筋肉の悪魔 」第05話・冒頭)
--記憶を取り戻していてもヴィータ名とメギド名が同じでない者は、子供のメギドと貴族のメギドが多いように見られる。
家族や地位といったヴィータ社会に密接だと、名乗りを変えるタイミングが難しいのだろうか。
--「メギドの名前」はヴァイガルドのネーミングセンスに照らしてアリな名前・ナシな名前がある。
最初からメギド名を持っているか、人生のどこかで名乗れるかは周囲の環境やヴァイガルドの価値観にも左右されるだろう。
-[[シャミハザ]]は転生に失敗したレアケース。
本来ヴィータの胎児に宿るはずのメギドの魂が、既に生まれて充分成長していた少年ジルベールの肉体に引っかかり、魂が混ざってしまっている。
シャミハザは「改造メギドが追放された」という珍しいパターンだが、改造により追放に影響が出てこうなったのかは不明。
(出典:シャミハザのキャラストーリー)
--実は、シャミハザの転生は「成功例」であった。この事実は後にメギドラルに大きな影響を及ぼす。
(出典:80、81話)
---追放メギドと違ってシャミハザの魂はヴィータのジルベールの魂と混ざり合うことなく二つの魂持っていることになる。更に二つの魂の主従関係もシャミハザ側に主導権がある。
また成長したヴィータに後から「引っかかる」為、胎児として産まれてくる必要が無い。記憶を取り戻すタイムラグも無く、魂が混ざり合うこともないまま純正メギドとしてヴァイガルドに転生できるのである。
---このシャミハザの存在が「成功例」ではないかという懸念は初期の段階でフリアエが考察している。また、転生したメギドの分類分けをしていたユフィールも、この在り方が敵の意図したもので無いとしても結果的にタイムラグの無い「理想的すぎる」転生となっていることをシャミハザ達に直接指摘している。
(出典:80話、イベント「二つの魂を宿した少年」)
--「シャミハザの事例」は当初ガギゾンが独自に行っていた転生実験のひとつに過ぎなかった。ガギゾン本人はシャミハザの件に関しても失敗例として情報共有もしていなかったが、後にフライナイツが知ることとなる。
(出典:81話・5)
---フライナイツは「シャミハザの事例」を元大罪同盟で魂の炉の秘密を持つマモンへとリークする。
マモンは本来自身しか持ち得なかった「完璧な転生」を偶発的にでも引き起こせてしまったこと、そしてそのことをフライナイツ及び懲罰局に利用されることを恐れ、第三計画「エクソダス」を時期尚早のタイミングで決行することとなった。
その行為こそフライナイツが崇拝する「蛆」が求めたものであり、エクソダスの第一段階で送られた無数のメギドの魂たちは全て「蛆」の送り込んだ成り損ないに乗っ取られてしまう。
---このマモンの行った「エクソダス」そのものがシャミハザの転生と同質の、メギドの魂がヴィータの身体を乗っ取るというものである。種族としてのメギドを救おうとするマモンにとってはヴィータを犠牲にしてでも敢行するべき計画であったが、対峙したソロモンや追放メギド達によってその方法論は否定される。
(出典:83話)
-追放刑の様に魂だけをヴァイガルドに送られるという方法でなくとも、純正メギドがヴァイガルドで死亡し魂だけになった場合でも、その後ヴィータとして転生が可能である。
だが純粋なメギドの魂が一度ヴィータの魂に混じると<もう死んでも転生できない>。
つまりメギドからヴィータへの転生は一度しか行われないのだが、言い換えれば''純粋なメギドの魂は何度も転生できる''とも読める。
[[メギド>#megido]]の項目も参照。
(出典:51話・6)
--蛆が都合の悪いメギドを抹殺せず追放しているのは二度と転生させず完全に滅ぼすためか。
-転生後ヴィータとして成長するメギドたちの容姿は、それぞれがメギド時代に自ら変身していたヴィータ体と極めて近くなる。
--ヴィータ体の容姿は魂の<個性が反映される>ため基本的に自分の意思で変えられるものではない。自由に変身できる者が居るとすればそれは技術であり特有の能力であるらしい。
(出典:53話・6)
--時を遡って「転生し直した」ウェパルが元々のヴィータの姿((これはヴィータの死体を利用した被り物だったが「現身」の設定を見るに元のヴィータの姿そのままではなくウェパルの魂に応じて変化した姿=ウェパルのヴィータ体の姿と考えられる。))と区別がつかない程に似ていることから、メギドが転生する際には容姿・魂が近いヴィータに「呼ばれて」宿るのではないかとバルバトスは推測した。
(出典:53話・6)
--更にそこからプランシィはメギドラルが夢見の者を使って先に「メギドに似ているヴィータ」を探し、<転生できる見込みがある>者を狙って追放しているのでは、という仮説を出している。
---現状「転生できなかった者」が存在するかどうかは証明の仕様がないが、「エンブリオ」という謎の存在が転生できなかったメギド、あるいは幻獣なのではないかと推測しオロバスらが研究中という。
(出典:56話)
--男性のヴィータ体を持っていたダンタリオンが転生後は女性となっている事例もあり、外見が酷似していても性別まで一致するとは限らない。
(出典:[[メギド質問箱>https://megido72-portal.com/entry/megidosday-questions#toc5]])
-メギドがヴァイガルドで死亡しても(魂がヴァイガルドで漂流することになっても)必ずしもヴィータに転生するとは限らないと推測されている。
--もし無条件に転生するならば古代大戦の戦死者が転生しているという神話が残っていてもおかしくないため。
(出典:57話・1)
#endregion

***トーア公国 [#g88170e7]
-エルプシャフト文化圏で自治権が認められている非常に珍しい領地。
(出典:イベント「その交渉は平和のために」)

#region(詳細)
-所持する戦力はヴィータとしては非常に高く、騎士団の訓練相手として小型の幻獣を使用している。
--その戦力を以ってトーア公国はエルプシャフト王国の砦として機能している。
それ故に公主が野心を持つとヴァイガルドの防衛に響いてしまうが、そのような人物は切り捨てるべしというのが始祖から続く意思でもある。
-バールゼフォンは密偵をする傍らでメギドラル風の絵を描いていたが、それがトーア公アイゼンの目に留まって上級国民として祭り上げられてしまった。
-トーア公アイゼンの野望によりマキーネを用いて王都に対して武力によるクーデターを起こそうとする。
--この反乱は事前に「仕込み」をしていたヒュトギンとハルマ側の対策、そしてソロモンによって失敗する。
アイゼンは処刑までは至らなかったが、上述の家臣たちが受け継いできた王都への反旗は公主であっても斬り捨てるべきという意思によって監獄塔に収監されることとなる。
(出典:イベント「その交渉は平和のために」)
---このアイゼンが用意したマキーネはフルカネリ商会の手引きによるもの。
-アイゼンに代わってトーア公国の公主となったのはまだ幼きシュタールであった。
アイゼンと血の繋がりがあるのは遠縁のシュタールしかおらず、世襲の習わしによって公主として祭り上げられることとなる。
(出典:イベント「トーア公国御前試合」)
--前公主アイゼンに比べて幼く頼りないシュタールを公国民たちは不安視するようになる。また、アイゼンの反乱が民達の目に直接晒されなかったこともあり、アイゼンは無実の罪で貶められたのではないか?という根も葉もない噂も立つようになる。こうしてトーア公国はシュタール派とアイゼンの復権派とで対立する火種を抱えることとなる。
--この情勢不安を利用し、メギドが介入した代理戦争を王都とトーア公国で引き起こそうと画策したメギド ザミエルによってシュタールの暗殺が計画される。
ザミエルの手引きにより監獄塔に収監されていたアイゼンも脱獄する。
-初代トーア公の時代より武を尊んできた土地柄もあり、「鉄血祭」という武を競い合う御前試合が定期的に開催されている。
--上記のアイゼン脱獄にメギドが関与していることを既に疑っていたヒュトギンにより、ソロモン達も暗殺阻止の協力を頼まれる。暗殺者を突き止める目的から、鉄血祭にボティスと公国騎士団のストラスも参加する。
ザミエルと共謀していたメギド バロールがこの試合に参加者を騙って参加している。
--元よりシュタール暗殺に関与する気の無かったバロールによって暗殺実行は防がれた。ザミエルの奥の手で手引きした幻獣の大群が襲い掛かるが、脱獄したはずのアイゼンがそこに駆け付ける。
ザミエルに協力した振りをして自由の身となったアイゼンはバロールと共にシュタールに暗殺の最終手段が決行される瞬間を待っていた。
そして、民達の目の前でシュタールに跪き、新公主への忠誠心を声高らかに誓う。それは民達へトーア公国のリーダーが今まさしく受け継がれたことを自らが示すというアイゼンなりの「ケジメ」であった。
---ザミエルの野望はソロモン達の手により食い止められる。アイゼンはシュタールに許しを請い、このトーアの地を離れ幻獣からヴィータを守る戦いへと旅立つ。
---自身が暗殺される危険に対して幼いながらも勇気を示したシュタールを支える為に、以後もヒュトギンは交渉官を続けている。
--この大会の優勝者はボティスである。優勝者には公主から直々に「剣」が贈呈される。この時、ボティスはタイミング悪くリジェネレイトを発してしまい贈呈式の真っ最中に逃走してしまう。
---シュタールは「剣」が気に入らなかったのかもしれないと、後からボティスへ代わりに「盾」を送った。
-ストラスはこの国に暮らしており、現在は騎士団に所属している。
-ヒュトギンは現在この国の交渉官として働いている。
#endregion
RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================な行========================
**な行 [#nd2c59e5]

***休戦季(ネガルマ) [#o60ad682]
-メギドラルにおいて軍団同士の戦争が禁じられていると見られる期間。

#region(詳細)
-この期間にメギド体では入場できない議会場にてマグナ・レギオの会議が開かれる。
--十数年前にはダンタリオンがそこで議会を取り仕切っている様子が描かれていた。
(出典:イベント「見習い女王と筋肉の悪魔」)
-他に「非戦期間」という表現も見られる。戦争が禁じられている期間、またはその期間に起こった戦争の結果は武勲として認められないような期間のことと思われる。
(出典:バルバトスRのキャラストーリー)
--ただしこれについてはまだ戦争に参加できない幼いメギドを指す「[[非戦期間(バナルマ)>#u43a508e]]」と言う単語が後から出てきており、表記ブレか設定ミスかと思われる。
-なおフォトンの枯渇がまだある程度緩やかだったはずの頃からマグナ・レギオの会議がヴィータ体で行われるようになっていた理由はアイムのせいである。(出典:6章等)
-休戦季の開始を宣言する権利は大メギドが持っている。具体的には大罪同盟時代は7体の大罪同盟のメギド達が、8魔星がトップに立ってからはこの8体のメギド達が誰か一人でもマグナ・レギオの議会場へ赴く必要がある。
--ソロモン達の遠征中には8魔星のサタンがこの役目を担っていたようだが、休戦季前には各メギドの軍団へ一体一体挨拶周りをしている為、一向に休戦季が始まらなかった。この挨拶周りは大昔からもはや恒例となっているようで追放されて100年以上経つバラムからも(そりゃ統一議会が始まらないわけだぜ)と呆れられていた。
(出典:83話・2)
--8魔星のエウリノームからはこれ程始まりが告げられない事態も前代未聞と言われている辺り、サタンが休戦季宣言を担っているのも珍しいことらしい。
但し、この休戦季開始の遅延がソロモン達の懲罰局襲撃のタイムリミットを伸ばした要因ともなっている。
(出典:85話・3)
---最終的には、エウリノームと合意をした形でマモンが拒絶区画(レジェ・クシオ)の議会場へ赴いた。
(出典:93話)
-語源はラテン語でnego(否定)+arma(戦争)だろうか。
#endregion

***不可侵軍団(ノングラータ) [#NonGrata]
-戦争を仕掛けることが禁じられている中立軍団。
(出典:63話・3)

#region(詳細)
-マグナ・レギオが目的を持って立ち上げ運用している「公共」の軍団。
社会維持に関わる仕事をするものであり、目的に合わせて様々な軍団が存在する。
--生まれたばかりのメギドを探し出して保護する「子育て旅団」、戦争で傷ついたメギドを他軍団の介入を断って回復させる「野戦病院」などがあるらしい。
--幻獣のキャット族も不可侵軍団「癒猫軍団」を組織している。
(出典:オーブ図鑑)
-中でもゲートの管理を行う「ゲート・エクスプローラー」は戦闘力も兼ね備える強力な軍団。
--自然発生したゲートや古い時代のゲートを探し出したり、ゲートの維持、開閉の管理を行なっている。
--職務上メギドラルの各所に分かれて出向くためまつろわぬ諸王(中央に属さないため不可侵のルールに縛られない)との接触、戦闘の機会も多く、そのために高い戦力を持っている。
--ゲート管理のためにメギドラルの地図を作成している。
シャックスのメギド体の鞄からはみ出た巻紙はこの地図を奪ったものであると判明した。
-戦争を仕掛けることを禁じられている代わりに、不可侵軍団の側からも他の軍団に戦争を仕掛けてはいけない決まりになっている。
-ノン・グラータはラテン語で好ましくない、受け入れがたいといった意味合い。
外交用語で受け入れ拒否された外交官を意味するペルソナ・ノン・グラータという言葉もある。
手出し厳禁の部隊がうろついていると戦争に支障が出るため、そういう意味ではメギド達にとって煩わしい存在なのだろう。
#endregion

RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================は行========================
**は行 [#z113b378]
***ハイドロボム[#z20220301e]
-フォトンの特殊な利用法・技術の一つ。
フォトンで作った膜の中に水を封じ込めて、それを爆破させる「水の爆弾」。

#region(詳細)
-抑え込められた内圧から解き放たれた際の破壊のエネルギーは凄まじく、文字通り爆弾並の威力を発する。
--アイムが怒りのリジェネレイトと共に複数のハイドロボムをまとめ上げる能力を使った際には、街の反対側にいたソロモン達までその爆発音と衝撃が伝わってくるほど。
(出典:イベント「魔獅子と聖女と吸血鬼」)
--ハイドロボムの中身はただの水ではなく、液状に圧縮されたフォトンである。
ただの水を用いた場合は、ぷよぷよの球体として浮かぶだけとなる。
これはこれで水の運搬などに便利。
(出典:62話・2)
-「水封殻(ハイドロシェル)」と呼ばれるメギドの力の一種、それを用いてハイドロボムの外殻を形成している。
(出典:71話・冒頭)
--リヴァイアサンはこの技術を応用し、内部に空気と気密性を、外部に耐圧性を確保したフォトンによる潜水艇「罰巣華歩(バチスカーフ)」を作成し牙の内海深くの次元海溝ゲートまでソロモンを送ることを可能とした。
--ネビロスの見解では相当器用なフォトン技術らしい。リジェネレイトしたフラウロスもあれで意外と繊細なフォトン操作をやってのけているのかもしれない。
(出典:ヒュトギン(カウンター)キャラストーリー)
-深海蟹幻獣カニンガムがサンミゲルの港町を襲った際には夥しい量の無精卵を破壊する為に海上にハイドロボムを大量に散布し、機雷のように使うことで大量殲滅を可能とした。
(出典:イベント「母なる海とメギドたち」)
#endregion



***非戦期間(バナルマ) [#u43a508e]
-生まれたばかりで経験の少ないメギドの生存率を上げるためにメギドラルで普及している紳士協定。
ヴィータ体が子供の姿のメギドは戦争への参加を免除される。

#region(詳細)
-そもそもは発生して間も無いメギドと戦争巧者の古メギドとの格差を減らすための措置が端を発する。
そこに「教育」というヴィータの概念を真似して取り入れることでメギドラルの戦争社会における教育制度のようなものとして機能している。
(出典:イベント「暴走児バラキエル!)
-制度としては比較的新しく、バエルは自分が知らなかったことから200年前後の文化と推察していた。
(出典:イベント「暴走児バラキエル!」)
-子供の姿を取ることで内面も少し子供に寄る肉体からの影響を意図的に取り入れることで教師の役割にあたる幼護士の言うことを聞くようになる。
--「戦争見学」なるものまで実施されており、メギド達が殺し合う戦場にやってきてはバナルマ達が幼護士に連れられ遠くから見て大はしゃぎする様子はさながら小学校の社会見学である。
-およそ10歳くらいまでで、それ以上子供の姿でいるとマグナ・レギオからやめるよう指示が下る。
ヴィータ体がフォトンを消費しにくいため推奨され始めた一環として作られたルールである。
(出典:ベルフェゴールのキャラストーリー1話)
--コルソンは子どもの姿で居ることを望みマグナ・レギオの指示に従わなかったため、追われる身となった。
-ベバルとアバラムも子供の姿のメギドだが、軍団員として作戦行動を行ったり「そんな非戦期間(バナルマ)のガキみてェな考え方じゃ」と言われているところから、非戦期間ではない扱いなのが分かる。(出典:さらば哀しき獣たち)
--非戦期間の目安がおよそ10歳であることを考えると、非戦期間扱いになるヴィータ体の外見も10歳児以下ということだろうか?
--メギドの感性だとベバル・アバラムの外見はギリギリで大人らしく、それより幼いとアウトだという。
(出典:イベント「暴走児バラキエル!」)
-紛らわしいが、休戦季(ネガルマ)のことを指して「非戦期間」と表現されている(としか思えない)場合もある。
(出典:バルバトスRのキャラストーリー)
-配下の幻獣にフォトンを与えるためにヴァイガルドに攻め込んだメギドのボッチキスは、ヴィータの子供に対して<メギドで言うところのバナルマだ あんま巻き込みたくねぇ>と手出しを控えた。
(出典:76話・3)
そもそもヴィータを戦争相手とすら認めていないメギドが多いことを考えると、ヴィータにバナルマの感覚を当てはめて見逃すのは珍しいケースと思われる。
-元々はメギドがヴィータの姿を真似し始めた最初の頃に生まれた制度で、体制が何度か移り変わる内に廃止され、ビルドバロックの知識を持つ一部の者だけが続けていた。
リリスが夢見の者の中でそれを真似るようになった。目的は夢見の力を持つメギドを戦争社会に取り込まれる前に育てるため。
(出典:リリスのキャラストーリー)
マグナ・レギオ体制で行われるようになったのは恐らくそれより更に後のことだろう。
//-語源はban(英語:禁じる)+arma(ラテン語:戦争)? armaはネガルマと共通だし合ってると思うが英語が混じるのがちょっと違和感。
#endregion

***母なる白き妖蛆 [#cbb59e32]
-全てのメギドの起源であり、際限なくフォトンを食らう存在。

#region(詳細)
-メギドラルが疲弊し、ハルマゲドンを引き起こそうとする元凶、「本当の敵」であると実際に相対した主人公は推測した。
物理的な世界とは隔てられたより高位の存在であるような描写がなされており、メギドにその存在を認識することは難しい。
マグナ・レギオに所属するメギドはいずれも無意識に蛆の干渉を受けている。
(出典:46話)
-「干渉」から逃れるため、アルスノヴァの巫女べリアルを追放したらしいことから、アルスノヴァの系譜のメギドから何らかの制御をかけられていたと思われる。
(出典:べリアルのキャラストーリー7話)
-妖蛆(ようしゅ)と読む。
(出典:カンノタロウPのツイートより)
#region(8章で明らかになった事実)
-メギドたちがやって来る『彼の世界』と同格の『超意識』であることが明らかになった。
フォトンを喰らって自分の世界を広げる(≒妖蛆そのものが大きくなる?)ことを目的としている。
その手段として、メギドラルに蛆の「仔」である幻獣を送り込み、フォトンを集めさせている。
しかし、フォトンを奪われるメギドラル世界そのものが蛆の侵略に対抗するため人格を持った超意識『カトルス』が、
蛆の侵略手段(蛆の仔=幻獣原種の発生)の妨害として魂を送り込んだ結果、幻獣原種の肉体に魂が憑依し変質した存在『メギド』が発生した。
蛆にとってみれば、メギドは自分の「仔」が外からやって来た魂に奪われて生じた存在のため、自分の「仔」ではあるもののメギドのことを快く思っていない。
本来の目的である「フォトンの略奪」を妨害するメギドを排除するため、マグナ・レギオに干渉してハルマゲドンを引き起こそうとしている。
-大罪同盟が中央議会をまとめていた時代、蛆はそのメンバーの一人ベルゼブフの精神を攻撃し、1兆回殺すことで自身の意のままに操る手駒とする。同時に大罪同盟の盟主アスモデウスにも揺さぶりをかけており、結果的に大罪同盟は内部崩壊を引き起こす。覇権争いに敗れたアスモデウスは追放刑を受け、ベルゼブフとサタンを筆頭に「メギド8魔星」が設立されて今に至る。
--蛆は自身の支配するベルゼブフとその配下として「フライナイツ」という蛆が直接支配下に置いた私設の軍団を作り、メギドラルの社会を蛆の都合の良いものとするために様々な暗躍を行っている。
--マグナ・レギオにおいてハルマゲドンの思想が急速に勢いを増したのも蛆の意図である。
#endregion
#endregion

***ハルマ [#q2a1d6c7]
-シバいわく「超人類」。
(出典:11話・冒頭)
-フォトン文明を極め、発展をなくし、永遠の停滞を続ける「老いた種族」。

#region(詳細)
ヴァイガルドとそこに住むヴィータを守護しているのは、種族として極めて若いヴィータに進化の可能性を見出し、
そこにあやかって己の種族を再び繁栄させるため、とミカエルは語っている。
護界憲章を設置したのも、「希望」であるヴィータが滅ばないようにするため。
(出典:22話・5)
-カマエルによると本気を出すと姿を変えることが可能で、バルバトスは「ハルマはメギド体と同様のハルマ体を持つ」のではないかと推測している。
(出典:第47話・END)
-現在ゲーム中に登場しているハルマは全て男性だが、他にもヴァイガルドで活動しているハルマが複数名おり、中には女性型のハルマも存在する。
(出典:メギド質問箱No.6)
--[[インキュバス]]は「ハルマニアの女だけは苦手」と語っているが実際にハルマの女性に会ったことはなく、理屈ではなく直感による言及。
(出典:[[インキュバス]]のアジト会話)
-マルバスが自分を「美しすぎてハルマ」だと自称していることと、
パイモンのアジト会話の「メギドよりハルマのほうが女の子受けがいい」という発言から、一般にハルマは美しいようだ。
-OP映像のラストでは背から生えた翼で飛行している姿が見られる。
シナリオ中では今のところそのような描写はない。
(出典:OP映像)
-主人公たちとはハルマゲドンを止めるためシバの女王を通じて協力する立場にあるが、
一般的なメギドとハルマは、会えば殺し合うくらい仲が最悪であり、
メギドラルと戦う現在でも共闘に不満があったり、警戒している追放メギドも多い。
(出典:第6話・4とグレモリー、フリアエ、ウォレフォル、カイム、ガミジン、ガープ、ジニマル、ハルファス、フラウロス、ブニ、ベレト、ボティス、マルファス、ラウムのアジト会話)
--実際の所、シバの女王とソロモン王が不仲ではないため成り立っている関係ともいえ、警戒する心理も理解できないものではない。
---本来のソロモン王が失われている現状ではハルマの方がメギドに対してやや優位である。
もしもハルマ側がその気なら、メギドの日のように一同に集った追放メギドたちを一網打尽にすることも不可能ではなかったかもしれない。
---とはいえ、今のシバの女王と王都のハルマに対してはそこまで心配している者は居ないと思われる。
-内情は未だ不明だがカマエルがミカエルのことを「上級ハルマ」と称しているなど、上下関係は存在する模様。
(出典:48話・冒頭)
-ミカエルは古代よりヴァイガルドに身を置いており、ガブリエルやカマエルはそのミカエルの元へ派遣される形でハルマニアから送られてくる。積極的にヴィータやシバの女王に関わるミカエルはハルマニアからすると異端らしい。
-「多様性」を力とするのがメギドなら、ハルマは統制された「完全性」を尊ぶ。そのどちらが強いのかを問う戦いをガブリエルはソロモンに仕掛けた。
(出典:47話・5)
--護界憲章の応用技術により作られた交戦許諾(エンカウンター)を用いれば一時的にではあるが護界憲章を発動させることなくメギドとの交戦が可能となる。
--このガブリエルの交戦は、血の気の多いカマエルですら動揺を見せるものであったが、ミカエルは彼の変化を好意的に捉えていた。シバやソロモンとの関りが少なからず「らしくない」変化をもたらしているようである。
---カマエルの発言からハルマにも本来の姿「ハルマ体」が存在することが示唆されている。
(出典:47話・END)
#endregion

***ハルマゲドン [#tb862701]
-メギドとハルマの最終戦争。
これが一度勃発してしまえば、メギドラルとハルマニアに挟まれたヴァイガルドは今度こそ滅亡してしまうと考えられている。

#region(詳細)
-紛らわしいが、1000年前の戦争については「古代大戦」等と呼ばれ、ハルマゲドンとは区別される。
ハルマゲドンはあくまで今後起こる危険のある、滅びをもたらす最終戦争である。
(出典:世界観説明等)
-この最終戦争を阻止するため、ハルマもメギドもヴァイガルドに侵入できないよう定めたものが護界憲章である。
しかし、フォトン枯渇にあえぐメギドラルはヴァイガルド、ハルマニアに侵攻してこれを確保せしめんとあの手この手を用いてハルマゲドン誘発を図っている。
--実はそれすら二重構造になった次善策であり、本来の目的は大いなるバビロン起動による護界憲章そのものの強奪と判明した。
[[アンチャーター>#e4e9e7d1]]の項目等を参照。
(出典:48話)
-当初はメギド達の悲願であるかのように思われていたが、メギドラルと関わっていく中で、必ずしも全てのメギドがこのハルマゲドンを起こそうと思っているわけでは無いことをソロモンは理解していく。
--元は議論も停滞した大昔の計画であった。「蛆」がマグナ・レギオの中央議会に介入し、8魔星が議会の中枢を担うようになると、ハルマゲドンの機運は急速に高まっていくこととなる。
(出典:92話)
#endregion

***ハルマニア(輝界ハルマニア) [#v002206d]
-3界の一つ、ハルマたちが治める世界。
ミカエルいわく「フォトン文明を極めた結果、これ以上の進展がなくなり停滞した世界」。

#region(詳細)
-メギドラルも同様にかつてはフォトン文明を極めた世界だったらしい。
(出典:22話・6)
-古代の王都エルプシャフトはハルマニアと頻繁に行き交うほどの蜜月状態だったことから、王都近郊の地下迷宮にハルマニアへのゲートが残されている。
(出典:11話・3)
しかし現在のハルマニアは原則としてヴァイガルドに不干渉で、事情を知らない一般ハルマはヴィータを見たことすらない。
(出典:11話・冒頭)
-物語の序盤にソロモンとシバの接触によってハルマニアに転位してしまったことがある。
(出典:11話)
--不用意に指輪に過剰なフォトンを溜め込んでいたソロモンと、半ば事故でぶつかってしまったことでシバの指輪が共鳴して起きた現象である。フォトンを溜め過ぎたソロモンの指輪が暴走し、シバの指輪の向こう側にある「ハルマニア」の世界そのものを召喚しようとした為に起きたとシバの女王は推察している。
勿論、世界そのものを召喚できるはずが無いので、ソロモン達は逆に引き寄せられる形でハルマニアに移動してしまうこととなった。
--この不意の転位では警備型やゲートを守護するマキーネとは戦闘になったが、最後までハルマと接触することはなかった。
-アジトの地下の一室からハルマニアに繋がるポータルキーが発見されている。出口はマキーネの残骸が山積みになったゴミ捨て場のような場所。
セーレは劣化具合から数十年は放置されていたものと推測した。
ハルマゲドンに発展しかねない危険な代物のため、発見したガブリエルによりハルマニア側のキーは破壊された。
(出典:キマリスCのキャラストーリー)
#endregion

***ビルドバロック [#x4a92065]
-かつてメギドラルに存在した、ヴァイガルドの文化を遺すために作られた建物群。また、その最盛期を指す文化の名称。
(出典:63話・END)

#region(詳細)
-ペルペトゥムおよびソロモン王との交流により、古代メギドラルでは一部でヴァイガルドの文化が知られていた。
ペルペトゥム滅亡に伴い交流が途絶えた後、ヴァイガルドの文化を懐かしんだ懐古主義者たちがそれをメギドラルに置いておくために作った建物、またはその時代の文化がビルドバロックと呼ばれている。
--懐古主義者たちは音楽や本といった芸術や「肉体的享楽」に溺れ戦争を忘れる程だったらしい。
そういった行いを揶揄するように「ビルドバロック的」と言葉を用いられることもある。
---その快楽を得るためにわざわざヴィータ体を取っていた、とのこと。
-退廃主義が過ぎて反感を抱くメギドも多く、それがきっかけとなりマグナ・レギオ以前の議会「アルス・ノヴァ」が崩壊した。
--マグナ・レギオが芸術のような戦争に直結しない価値観に対してひどく弾圧的なのはこういった経緯からくる部分もあるらしい。
--メギドラル時代のパイモンはその退廃ぶりに対し<唾棄すべき腐りきった文化>と考えていた。(ただし話に聞いているだけで実体験した世代ではないらしい)
転生してナンパ男となった今でも、「好きにはなれそうにない」と言うほどの有様だった様子。
-マグナ・レギオの外側、すなわち「まつろわぬ者」達にはビルドバロック文化の知識が今でも受け継がれている。ヴェルドレが踊る「紡ぎの舞」もそうした技のひとつ。
(出典:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」)
--この紡ぎの舞もかつてペルペトゥムでヴィータ達がメギドの来訪を歓迎する際に披露されたものである。ペルペトゥムひいてはヴァイガルドとの交流が途絶えて以降はビルドバロック時代のメギド達がこの「踊り」がヴィータ体の身体を動かす訓練に向くということで真似をされるようになる。
--しかし、そこは戦闘に秀でた種族の性か。単純な興味から踊りの持つリズムや視線誘導をより追究していくことで、催眠効果などの効力を付与するに至る。
---それもあくまでメギドもヴィータも「平等」に虜にしたいという想いからである。バルバトスはそういった面が「万事の目線が違う」としてマグナ・レギオがビルドバロックを危惧している原因だと話した。
#endregion

***ファティマの予言 [#ua3ef40e]
-数百年前、滅びの未来を幻視したとされる預言者によって残された予言。
#region(詳細)
-その予言は「空に三つの星が輝くとき、ハルマが空を横切り、恐ろしい戦争によってこの世界が滅びる」と言うもの。
(出典:104話・1)
--本編9章の最後、ロクスの死によってヴァイガルドに三つの凶星が出現することによってこの予言は現実のものとなった。
-王家にのみ口伝されている第二の予言、最後の予言も存在する。
--第二の予言の内容は「最終戦争のあと、限られたヴィータだけがハルマニアに移住して眠りにつく。 そしてヴァイガルドはハルマによって一度滅びを迎え、作り直される」。
---これはハルマニアの[[エクソダス>用語・設定考察#t346572e]]のこと。
--最後の予言は「若き2人が並び立ち、反発する力が互いを求めて手を取り合う時に勝算が」…あるかも知れない、というもの。
この予言の光景は薄く朧げに視えたもので、本当に未来視による予言であるのか、それともファティマ自身が見たかっただけの白昼夢なのか判断できない……と語っていた。
(出典:104話・END)
-予言を行ったファティマ自身は、古き血筋ではあるものの普通のヴィータ。
唐突に「よくない未来の姿」を視たことで、王の元に謁見し予言を残す事となった。
--なお予言の内容は当時の王さまによって「古い伝説からの流用だった」として情報操作が行われ、また予言を記録に残さないように隠匿が行われた。
これは終末の予言による民の混乱を防ぐことと、「いつかヴァイガルドを滅ぼす」とされたハルマニアにも悟られないように対抗策を練るのが目的。
--王さまに予言を託したあとは、村に帰って普通の村人として余生を過ごしたと思われる。
情報操作が行われるために「嘘つきとして意地悪な目で見られるかも知れないが、堂々と暮らして見る」と宣言するなど、芯の強さが伺える。
---なお当時の王さまもそのようなことが起こらないよう、できる限りの配慮を行うよう提案を行っていた。
-ポルトガルはファティマの町に住む三人の子供に聖母マリアが三つの予言を授けたとされる「ファティマの聖母」が元ネタ。
--天体の異常や戦争に関連する予言であり、三つ目が秘匿されていた、などの部分にモチーフとしての共通点が見られる。
#endregion


***蛹体(プーパ)[#pupa]
-言葉を解する、力が強いなど、よりメギドに近い能力を持つ幻獣。
個体によってはメギドを凌駕する力の持ち主もいる。

#region(詳細)
-武器を扱える程度に進化した幻獣であればプーパと呼ばれるらしく、コボルトもプーパの一種。
知性にも差があり、オーガ族のように知性に優れるものもいれば、知性の全くないプーパが現れることもある。
(出典:コボルト・月夜の狂獣・バーバリアンなどのオーブ図鑑)
-キャット族は「癒猫軍団(メディカトゥス)」という不可侵軍団を形成しており、分け隔てなくメギドを癒している。
その治療術は門外不出であり、癒猫軍団を抜けて他のメギド軍団に属するキャット族は治療術を封印するという。
(出典:リリィキャット・アビシニアン・キャスパリーグのオーブ図鑑)
-ベヒモスはかつて幻獣であり、そこからプーパへと進化、更にはメギドへと昇りつめたのだという。
2つのヴィータ体を持つのはその名残りであるらしい。
(出典:イベント「暴走少女と一つ目幻獣の島」修正版)
--ベヒモスがかつて幻獣だったことは「ベルフェゴール」が知っているらしい。
(出典:イベント「暴走少女と一つ目幻獣の島」修正版)
-ベヒモスの存在で自分たちもメギドになれると信じたプーパたちは、武勲を立てればメギドに推薦してもらえると聞かされ、幻獣たちを率いる兵隊長として動かされている。しかし当然ながら、他者をメギドにする能力や研究実績を持つメギドはいないため、完全にただ利用されているだけである。
--中でも「オーク族」は屈強な兵として重用されている模様。
バルバリッサにより赤い月へ派遣される描写がされていたが、実際その残党として4章のエネミーで多数登場する。
(出典:イベント「暴走少女と一つ目幻獣の島」修正版)
-近年、急速にプーパの数が増えておりF・F・Pのような軍団を従えるプーパまで出現し始めた。ソロモン達と交渉の余地も無い程、知性は格下だが侮れない攻撃性を有しており、最早メギド達が軽々しくあしらえる存在ではなくなってきている。
-バンキン族など知性が高く、ソロモン達と共存可能なプーパも存在する。
#endregion
***フォトン [#photon]
-生命エネルギーのようなもの。
古き血筋を引く一部のヴィータは実体として視認することができる。

#region(詳細)
-フォトンが水や食物に含まれていると、味が良くなったり、病気や傷の治癒効果を持つことがある。
フォトンを含む水で治癒した人体が元より強靭になる例もある。
ただしヴァイガルドの生物はフォトンを体内に取り込み、その影響を受けはしても、それ自体を消費して生命を維持している訳ではない。
なので本質的な意味では不必要なのではないかとする説もある。
(出典:シャックス、モラクスのキャラストーリー)
-アスモデウスのキャラストーリーでは特殊能力と呼ぶべきレベルの効果を人体にもたらしうる事が発覚した。
(不死者であるアスモデウスをして反応するのが難しい瞬発力や、複数人の命を結んで建造物倒壊による圧死からも蘇生する、"残機制"とでも呼ぶべき擬似的不死の実現など)
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
--特にこのアスモデウスのキャラストーリーに登場するイモータルについては「土地のフォトンが意思を持ってそのように操作した」とすら言える状態である。
これについてはソロモンが赤い月にて「フォトンは生きている」と発言していることとも関連が考えられる。
ソロモンは赤い月にあるフォトンに「ヴァイガルドへ還れ」と呼びかけることで、不可能と思われる量のフォトン操作を成し遂げた。
(出典:24話・5)
-ヴィータたちはフォトンという呼称を知らないが存在は感じており、「大地の恵み」と呼ぶ。
また、死んだヴィータの魂はフォトンとなって大地に還元される(恵みの光となる)ことも察しており、<魂よ、安らかなれば大地に還り、豊穣の恵みを。思い残すならば死者の国へと去れ>という葬送の言葉がある。
(出典:3話・END)
--そしてそれはかなり的を得ており、フォトン化した魂が上手く大地に還元されなかった場合、<フォトンの残像>となって実体を持ち、彷徨うことがベリアルによって明かされた。
(出典:41話・冒頭)
-フォトンは「光」の性質を持っており、収束、増幅させることが可能。
特定の方法で収束させたフォトンのレーザー光線はメギドやハルマでも視認できなくなる。
(赤外線レーザーのようなものだろうか)
この仕組みは「空白地帯」に隠されたアバドンの在りかを示すマーカーとして利用されていた。
(出典:ベリトのキャラストーリー)
-通常の追放メギドはフォトンを視認できない。純正メギドならばフォトンを視認することができる。
(出典:イベント「ソロモン誘拐事件・逃走編」5話・END)
--追放メギドでも不死者ならフォトンを視られるのか、ベリアルはフォトンを視認していた。ただし、これはヴィータを外見で見分けることができず、フォトンの状態を見ていたベリアルのいわば「不具合」である可能性が高い。
(出典:ベリアルのキャラストーリー)
--純正メギド内でも、フォトンの視認能力には個人差がある。
メフィストは視認能力が低く、必死に目を凝らして目の前のものがギリギリ見える程度しかない。
(出典:メフィストCのキャラストーリー)
---本来メギドにフォトン視認能力はなくてはならないものだが、新世代のメギドにはヴィータ体での視認能力が低いメギドが少なくない。
(出典:イベント「守りたいのは、その笑顔」)
-フォトンは外部からの作用により、その状態を変化させることができる。
(出典:58話・2)
--フォトンバーストに用いられる「エアロフォトン」は密度が薄く広範囲に広がる。
逆に「点穴」は精神集中によってフォトンを一点に濃くする技術。
--フォトンは感情に影響されることでも「強く」なる。
幻獣たちがヴィータを積極的に襲うのも、体内のフォトンがその時の「恐怖」によって強くなるためとバルバトスかガブリエルが解説していたらしい。
「古き災厄の魔女」も同じことをしていた。
(出典:イベント「背中合わせの正義」)
-ソロモンの指輪はフォトンを操る能力を有する。
巧みにフォトンを引き寄せ、メギド達に配るその技をメフィストは「フォトンドリヴン」と名付けた。
(出典:96話)
--召喚にもフォトンを必要とする。大量にフォトンを溜め込んだ「呪いの指輪」からフォトンを枯渇させる手法として軍団のメギド達を多量に召喚したこともある。逆にフォトンが無い状況に追い込まれた際には味方を召喚できないというピンチに追い込まれたこともある。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」「獣たちの集う場所」「狩人よ、獣の前に跪け」)
-メギド達はフォトンを一度に多量に取り込むと、ハイな状態になることがある。
(出典:プルソンのキャラストーリー、[[【メギドの日】メギド質問箱2021>https://megido72-portal.com/entry/2021megidosday_8phGFlB9oVXz#toc2]]など)
-語源は光子を意味するフォトン(photon)と思われる。
ただフォトンの意匠をあしらったチョコレートのアイテムが「F-ポップ」だったり、
Fインパルスと書いてフォトンインパルスと読むトランスも登場しているため、
メギドにおけるフォトンの綴りはFotonのようだ。
#endregion
***フォトンスポット [#PhotonSpot]
-フォトンが地表に湧き出しているポイント。水源の近くであることが多い。
フォトンスポット周辺では動植物の生育がよくなるため町や村が存在することも多い。
(そのためフォトンを回収してまわる幻獣の群にしばしば襲撃される)
(出典:4話等)

#region(詳細)
-これはフォトンが多いと植物がよく育ち、それを餌にする動物も集まってくるため生活しやすいと言う間接的な恩恵によるもの。
--余所から食料を仕入れる流通が整っていれば、フォトンが全くない枯れた土地でも村を興して発展させていく事は可能である。簡単な事では無いが、成功させれば幻獣にあまり見向きされずに済むというメリットを得る事も出来る。
(出典:バフォメットのキャラストーリー)
--フォトンがより直接的にヴィータに恩恵を齎したり、あるいは悪い変異が起きるなどの様々な影響を与えることもあるが、やや珍しい例であるようだ。
(出典:バルバトス、アスモデウスのキャラストーリー、イベント「夢見の少女が願う夢」)
-生活に適したフォトンスポットにはすでにほぼ全ての場所が集落となっているようで、新たに町や村を起こす機会は減っている模様。
(出典:ベリトのキャラストーリー)
幻獣に襲われても故郷を捨てる決断がなかなか下しにくいのも、おそらくその辺りの事情が絡んでいる。
--一方で生活に適さない森の奥地のような場所では動物・幻獣がフォトンスポットの主と化している。
メギドの日イベントでは空席となった主の座を巡って一騒動があった。
主となる恩恵には強化も含まれるらしくピヨピヨは主になることで大分気が大きくなっていた。
一方都市のフォトンスポットは主が居ないのかと言うと、アスモデウスのキャラストーリーに登場したイモータルはこれに該当するのではないだろうか。
#endregion

***フォトンタイト [#Photontight]
-フォトンスポットで生成されるフォトンの結晶体であり、フォトンに反応して様々な現象を起こす性質がある石。
(出典:ネルガルのキャラストーリー)

#region(詳細)
-ネルガルは自身のフォトンを流し込んでフォトンタイトを浮かせていた。
石の性質やフォトンの使い方によっては、別の現象を起こすことも可能だという。
(出典:ネルガルのキャラストーリー)
-ヴァイガルドの一部で取れる「響剛石(きょうごうせき)」もフォトンタイトの一種と見られる。
イワンの意志に反応して振動することで、マキーネを稼働させていた。
(出典:イベント「悪魔の勝負師と幻の酒」3話・4)
-アガリアレプトの時計には、[[時間遡行ゲート>用語・設定考察#timetravel]]の中で産出されたフォトンタイト(のようなもの、希少すぎて名称がない)が組み込まれている。
(出典:アガリアレプト(ラッシュ)のキャラストーリー)
#endregion

***フォトンバースト [#e09ece74]
-希薄化したフォトンにヴィータが触れることでフォトンが過剰供給され、人体爆発を起こす現象。

#region(詳細)
-この「希薄化したフォトン」は人体に吸収されやすく、ヴィータは供給されたフォトンの制御ができないことでこの現象が起こる。
フォトンバーストを起こしている最中のヴィータに触れれば、触れた方もフォトンバーストする連鎖が起こってしまう。
(出典:13話・4)
-2章における王都の戦いで用いられていた方法としては、襲撃する幻獣が死亡して「(希薄化した)フォトン溜まり」を遺すことによって行われた。
フォトンが視えないヴィータは、フォトンバーストの原理を理解しようがしまいが「フォトン溜まり」を避けようもなく、居住区域に即死トラップが仕込まれたようなものとなる。
さらに「フォトン溜まり」が寄り集まると合体してどんどん一つあたりのサイズが大きくなり、最終的には王都を丸ごと飲み込む、という仕組みだった。
-6章ではペルペトゥム襲撃の一手目として、方法は不明だがペルペトゥムで引き起こされる。
しかし、(召喚された)転生メギドはフォトンを扱う能力を体得しているためか特に影響はなく、純粋なヴィータは一人も居住していないので何の被害もなかった。
……と思いきや、「遺物が希薄化フォトンに中てられると、フォトンが混ざり合って遺物の中のフォトンが(一時的に)通常用途に使えなくなってしまう」という作用があり、大打撃を受けることとなった。
(出典:57話・2)
--「希薄化したフォトン」の技術は古代大戦後のもので、古代大戦以前の「遺物」にはフィルターが無いために起こるらしい。
-希薄化フォトンのことをメギドラルでは「エアロフォトン」と呼ぶ模様。(出展:58話・2)
#endregion
//6章の事例も踏まえると、ちゃんとした説明が必要なように感じたので

***フォトンベルト [#maee587c]
-[[未踏地>#mitouchi]]における原生生物の突然変異現象を引き起こした原因。命名はバルバトス。

#region(詳細)
-フォトンが密集し高濃度になっている地域を指す。
4章の未踏地では堕ちた赤い月の断片に付着した大量のフォトンがこれを引き起こした。
加えて[[アンガーストーン>#v3196970]]の存在により、原生生物たちが明らかに攻撃性に特化した変異を遂げた結果、未踏地は深刻な危険地帯となってしまった。
(出典:26話・2)
-5章の「霧の海」でも似た現象が起こっている。
こちらはそこで停止中だったプロトアバドンが原因。
起動後に燃料として使用するために引き寄せていたものが密集して霧状になっていた。
#endregion

***(フォルマウスの4冥王) [#jac5803f]
-「まつろわぬ諸王」たちの間で結ばれた同盟の一つ。
-→[[まつろわぬ諸王>#ib8f458a]]の項目を参照。


***不死者 [#p1e05005]
-追放メギドの中でも生前大きな実力を持ち、その名残でヴィータに転生しても[[メギドの力>#MegidoPower]]の一部を行使可能な追放メギドの総称。

#region(詳細)
-「不死者」という名前から紛らわしいが、長命は1つの特徴にすぎず、あくまで単独で能力を扱えることが不死者の定義において重要である。
--アイムのように数百年単位で生きながら能力を持たない普通の追放メギドもいる。
逆にベレトは外見相応の年齢であるが、通常の追放メギドを超えた能力を持つため不死者と呼ばれる。
--シトリーは不死者なのか聞かれたとき、「不死者の概念はヴィータが考えたものなのでよくわからない」と答えている。
彼女の超常能力は偶然拾ったハルマニア製の槍が由来であり、単体で能力は持たないため、分類としては長命なだけの非不死者だと思われる。
(出典:イベント「魔を呼ぶ狂気の指輪」)
--能力を使用できるメギドは必ず長命になるらしく、力があるが短命のメギドはアスモデウスが知る限りはいない。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
-ヴィータの裏社会でアスモデウスがそう呼ばれていたのが起源であり、元々は彼女1人を指す肩書きであった。
パイモンが確認した範囲ではストーリー配布の6人が該当する。
(出典:21話、29話)
-メギド8魔星の1人・マモンの口から、不死者に該当する6名は''マモンの手によって意図的に行われてきた特殊な追放''を受けたことが明らかになった。
(出典:81話・3)
--原理は第三計画エクソダスに近いらしい。メギドの力や長命を発現できるのもこのため。
--マモンとの共闘ができるかもしれないという思惑の下追放されたが、結果として6名全てがソロモンの下へ集い、逆にマモンに刃を向ける展開になってしまった。
-ちなみに年齢は以下の通り。
ベリアル>アスモデウス>バラム>バエル>パイモン>ベレト
(出典:45話)
-元ネタ的にはソロモン72柱の中でも、地獄での地位が「王」とされる者たちがメギド72での「不死者」と呼ばれる配役になっている。
(ただし何故かその中でプルソンだけは漏れている。)
--王道の熱いキャラストーリーを持つことから、プルソンも元はメインに近い重要キャラの予定だったのでは、と考察するファンもいるが現時点では特にそういった描写はない。
ただし6章では召喚キャラもシナリオに登場するようになったため、今後何らかの設定が明らかになる可能性はある。
--余談だが、王を含めた2つの地位を持つ悪魔にはヴィネとザガンがいる。ザガンは現状王との関係がある描写は無いが、ヴィネは一国の王女という王に近い立場を持つ。
-メギドの力は使えないが長寿能力だけ発現し、一定の年齢から不老になる追放メギドを、バラムは<長寿能力者>、ユフィールは<長命者>と呼んでいる。
(出典:49話・5、イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
--詳細は[[メギドの生態について>#EcologyOfMegido]]を参照。
その他のメギドの中にも、現在はわからないだけでそのうち長寿能力を発現する者もいる可能性がある。
#endregion

***フライナイツ [#k8fc41a5]
-[[メギド8魔星>用語・設定考察#x00a43b3]]筆頭と目される[[ベルゼブフ>キャラクター図鑑#Beelzebub]]配下の親衛隊の名。
<メギドラル最大勢力の軍団>である。
(出典:マルコシアスのキャラストーリー)
-団長はメギド8魔星のエウリノーム。副団長は同じくメギド8魔星のバールベリト。
(出典:79話・5、91話・1)

#region(詳細)
-入隊試験があるらしく、軍団のようなものと推測される。
(出典:プルソンのキャラストーリー)
-他の軍団から貯蔵フォトンを徴収しようとしたりと強権的。
その中には「司法局」のメギドも存在し、
アンドレアルフスいわくフライナイツに逆らった者は追放される。
(出典:マルコシアスのキャラストーリー)
-メギドラルの「街」(おそらくレジェ・クシオ)では追放刑に処されたメギドを公表していた。
表向きにはマグナ・レギオの総意を忠実に実行する軍団として認識されており、カソグサの追放に異を唱えて乗り込んできたマルバスも「敵でないのが心底悔やまれる」とあくまで同胞の認識を持っていた。
(出典:マルバス(ラッシュ)のキャラストーリー)
--しかし実際にはカソグサは「メギドラルを裏から操る存在」に勘付いたことによって追放を受けており、その後、フライナイツの暗躍に居合わせたマルバスも口封じのために追放している。
戦闘力の高いマルバスのメギド体をフライナイツの戦闘員達は巧みな集団戦術でヴィータ体のまま無力化することに成功している。
-名前はおそらく文字通り「蝿の騎士団」
-現状、構成員で名前が挙がっているのはガギゾン。肩書きは戦術メギド研究隊長。
--戦術メギドとは<戦況を変えうる特殊な能力を「改造」によって得た>メギドまたは幻獣とのこと。
(出典:イベント「二つの魂を宿した少年」)
-その実態はメギドラルにおける「母なる白き妖蛆」の先兵。
(出典:79話・5)
-活動目的を「大いなる目的」と称しており、「個」を捨ててその達成のためにのみ行動することを是としている。
私情で動くことは団員の資格すら失う失態とされる。
また、戦争社会の中に余計な敵や因縁を作ることも、「大いなる目的」を阻害するものとして否定されている。
(出典:91話・1)
#endregion

***フルカネリ商会 [#FulcanelliCo]
-表向きは骨董品や美術品を扱う旅商人。
しかし実態は遺物を改造した兵器を売っている武器商人である。
(出典:イベント「その交渉は平和のために」)

#region(詳細)
-ヴァイガルドに残されていた古代兵器マキーネを修理改造してヴィータに売りつけている怪しい集団。
-エリート風の女性セリエとその後輩カンセの二人組がソロモンと接触している。
カンセがうっかり名乗ったことで団体の名称が判明した。
(出典:イベント「その交渉は平和のために」)
--おそらくイワンがマキーネを購入した武器商人と同一と見られ、イワンの話によれば正体を知られないようにしており足取りも掴みにくいとのこと。
にも関わらず口を滑らせたカンセはセリエにこっぴどく叱られている。
(出典:イベント「悪魔の勝負師と幻の酒」)
-扱っている遺物の正体ついては承知しており、メギドラル、ハルマニアといった異世界の知識に通じている。
--組織の背後にメギドがついているらしく、情報はそこからもたらされる物のようである。
(出典:イベント「さらば哀しき獣たち」)
-「愛と平和がモットー」と謳い、マキーネを販売するのもヴィータが自分の力で幻獣などから身を守るためだ、と会長は言う。
--が、それが「儲かる」と本音も零しており、あまり追求されると「論破されてしまう」と言っているため、少なくとも額面通りに受け取れるものではない。
(出典:イベント「美味礼讃ノ魔宴・前編」)
--ソロモン王一派に(隙あらば殺害を企てるほどに)敵対的なのはセリエ個人の意向であり、会長自身はソロモン王の排除を望んでおらずセリエにブレーキをかけている。
幻獣の被害を抑えるという意味でマキーネの利用はソロモン王やシバの女王が手が行き届いてないところに届く戦力としては一定の言い分がある。
ただしハルマの保護を必要としなくなるほどの戦力をヴィータが保有してしまえばなどの問題もあるため、現状は一概に白とも黒とも言えない集団。
-組織の背後についているメギドの正体はデカラビア。
ソロモンがメギドラル遠征に行く直前のタイミングで最終計画を実行し、正体を明かした。
--デカラビアとフルカネリ会長の目的は、マキーネを利用してヴァイガルドをメギドラルやハルマニアに匹敵する「第三勢力」にすることであった。
それに伴い、ハルマや純正メギドをヴァイガルドから追放するというのも計画のうちであった。
これ自体は彼らなりにヴァイガルドの未来を考えての目的であったが、極端かつ性急すぎた部分があり、ソロモンとは敵対することとなる。
--結局ソロモンには破れ、フルカネリ会長がデカラビアの代わりに罪を背負い、デカラビアは監視されながらも軍団に残る形となった。
これはフルカネリ会長自身が罪を肩代わりすることを選択したというのもあるが、アルスノヴァ形質を持ちソロモンの指輪を扱えるデカラビアが軍団の切り札になり得るから、という理由もある。
(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」「デカラビア、最後の咆哮」)
-セリエとカンセの二人はヴァイガルドにメギドが存在している状況そのものを嫌っており、メギドの追放のために計画に加担していた。
しかし計画が失敗すると同時に離反、二人でカンセリエ商会を新たに設立した。
この二人の思想はかなり過激なものになってきており、デカラビアやフルカネリ会長というブレーキが無くなったことで暴走し始めていることが伺える。
--ヴィータを利用して追放メギドたちを排除するための手段として、どこから仕入れたのか寄生幻獣パラジスを扱い始めている。
パラジスの危険性も知っているようだが、それを承知で安全なものと偽りヴィータに売りつけていた。
それに伴うヴィータの犠牲も全く気にしていない。
(出典:イベント「汝、罪人なりや?」)
--その後もマキーネとパラジスを売り捌きつつ逃げ続けていたカンセリエ商会だが、実は追放メギドであったカンセの暴走により壊滅。
カンセにより致命的な状態に陥ったセリエはデカラビアに介錯され、カンセことウェンディゴはその能力と思想の危険性ゆえに元軍団長であるパイモンの手によって死亡。
(出典:イベント「When'd he go into there?」)
-名前の由来は恐らく20世紀の錬金術師フルカネリ。
--カンセとセリエの名前はフルカネリの弟子ウジェーヌ・カンセリエ(Eugène Canseliet)か。
#endregion



***古き血筋 [#OldLineage]
-大地の恵み(フォトン)を視認、操作することができるヴィータ。

#region(詳細)
-この能力は遺伝する様だが確率は低いらしく、現在はかなり数が減っている模様。
-ある程度のフォトン操作が可能なため、地中からフォトンを引き出し村のために使っている例が多い。
主人公もグロル村で暮らしていた頃はそうして村のために能力を使っていた。
-中にはメギドラルへのゲートを稼働、開放させてしまったケースも。
(出典:21話・3)
-サルガタナスによるとこれは自然発生した能力ではなく、<超古代に何者かが「人為的に」作り出した''改造ヴィータ''>だとする説があるらしい。
フォトンを消費できない種族にも関わらずそれが視える能力を持つのは不自然だというのがその理由。
(出典:ウェパルのキャラストーリー11話)
--アルスノヴァ血統もある意味べリアルの手による改造ヴィータと言えるので信憑性は低くない。
プランシィがアルスノヴァ血統の話を聞いた際には、<それも「稀少な古い血筋」>と似たような表現をしている。
(出典:41話・3)
#endregion

***ペクス [#pecus]
-メギドラルで生まれたヴィータ。ヴィータの言葉でいう「家畜」。

#region(詳細)
-背中に理術研究院など、所属を示す焼き印が押されている。
--体が爆発するように何かを仕込む・幻獣化する手術を受けさせるなどの改造を施してヴァイガルドに送り込む、という手が使われる可能性がある、とヒュトギンは語る。
--物資としてメギドラルに「搬入」されたヴィータもいるようだが、メギドラルにはヴィータは存在しないことになっているため、その存在が外部に露見してはならないらしい。
(出典:イベント「守りたいのは、その笑顔」)
-ペクス(pecus)とはラテン語で家畜の意。
#endregion

***ペリビット [#Sz5MjX7W]
-メギドラルで作られたメギドのためのゲーム。
場に置かれた3種類の石を取り合い、役を作り得点を競う。

#region(詳細)
-休戦季でも戦争ができる手段があるとして、バールベリトがソロモンに持ちかけたメギドラル製のゲームである。
(出典:98話・冒頭)
-古くから存在するゲームで、8魔星のベルゼブフが主にサタンと遊ぶ形で仲間内に広まっていった経緯を持つ。
(出典:98話・6)
-異世界のゲームだけあってメギド語の名前が多く使われており、まずそこで混乱することだろう。
#region(ペリビット用語集)
-''インシウス''
このゲームで主に取り扱われる「石」。
--メギドラル語では「無意識」、「意識外」という意味。
-''レヴェラティオ''
「石」に描かれた「図案」
要は、このゲームで扱かうインシウスと呼ぶ石には種類があるということ。
後述する3種の石が重要であり、このレヴェラティオという言葉そのものは無理して覚える必要は無い。
--メギドラル語の意味は言葉にするのが難しいらしい。
未来視、言葉ではない助言、答えのような閃き のようなもの。
-''ベルム''、''ナトゥラ''、''ソキタエス''
このゲームで扱う「石」のそれぞれの種類。
それぞれに効果があるというよりは、トランプのハートやスペードのような印違いと認識すれば良い。
--メギドラル語で「ベルム=戦争」、「ナトゥラ=自然」、「ソキタエス=社会」をそれぞれ表す。
-''セルタミナ・サトゥス''
ゲーム開始の掛け声。
--メギドラル語でシンプルに「戦闘開始」の意味。
-''ムルタ''
セルタミナ・サトゥスの掛け声で手持ちから出した3種のレヴェラティオと対応する場のインシウスを回収成功した際に使用した石をひとまとめで扱う名称。役を作り得点を出す際に使用する。
--メギドラル語で「数多く、たくさん、もっと」のような意味。
-''メトゥス''
数が数えられれば何でも良い。バールベリトはつつくと丸まる小さな虫を使ったりしていた。
自分と相手がムルタした度にこのメトゥスを増やしていく。12の数を超えるとルイナしゲーム終了。
--メギドラル語では「恐れ」を意味している。
-''ルイナ''
メトゥスが規定値を超えた際にゲーム終了となることを呼ぶ名称。
--メギドラル語で「崩壊」。世界が崩壊し、終了となる。
-''マーネ''、''ロクス''
メギドラル語で「朝」と「夜」の意味。名称がどうと言うよりは、朝と夜の2ターンを終えれば再びインシウスを場の空いたスペースに置き、プレイヤーも手持ちを再び引く機会が訪れると覚えると良い。
-''コンクルスス''
セルタミナ・サトゥスで場に出したインシウスが同じレヴェラティオを取り合った際に起きる状態の名称。
--メギドラル語の意味の如く「衝突」と呼ばれることの方が多いようで、コンクルススという名称が多用されることは無い。
-''ステラ・メトゥス''
ルイナした際にコンクルススの発生によってメトゥスが12の数以上になったとき、余剰のメトゥス全てを3ゲーム中2敗している側の最終得点計算に加算するというルール。
これにより勝っている側も迂闊にメティスを増やし過ぎてしまうとリスクを被ることとなる。
--メギドラル語でステラは「星」、メトゥスは上記の通り「恐れ」。即座に進行中のバビロン計画を連想したバルバトスはこの単語を「凶星」と呼び表した。
-''ペリビット''
このゲームの名前である。
--メギドラル語で「オマエは滅ぶ」。
#endregion

-バールベリトは各名称に深い意味はないと言うが、実際のところ暗示めいている面もある。
--例えば、ゲームに使用する「石=インシウス」は裏返しにすると何も描かれていない自身も気付かない隠された「無意識」という意味である。
無意識の奥(表側)にある「図案=レヴェラティオ」、意味は「閃き、未来、答え」のようなものを求めている。
そしてそれぞれが戦争や自然や社会、各種のメギドとしての生き方を象徴する。
これらは、メギドであればピンとくるメギドが彼の世界から持ってきた「個」や「遠い情景」を示唆している。
--そして戦争や社会や自然から何か目的を見つけて行動していく中で「恐れ=メトゥス」が増え続けて最後には「崩壊=ルイナ」と、何とも終末的な意味合いを持つ。
---最後の「凶星=ステラ・メトゥス」を得た側が逆転勝利する可能性を持つというルールも、まさに進行中のアンチャーター争奪戦を示唆している。
-ルールは以下の通り。(実際の状況は98話・2のバールベリトの解説を参照)
#region(ペリビットルール概要)
+プレイ人数は2人、掛け声や石のシャッフルなどの進行役がもう1人いると良い。
+ベルム、ナトゥラ、ソキタエスの3種の石は各12個ずつ使い、合計36個の石をゲームでは扱う。進行役はこれを全て混ぜてプレイヤーには見せないように「山」を作る。
+両プレイヤーは対面に座る。山から裏返しにした石をランダムに取り、中央の場に表表示で5個を縦に並べる。
+進行役は両プレイヤーに裏返しにした石を3個配る。いわゆる手札で、自分にだけ見えるように扱う。
+手札に不満があれば2個を捨てて、1個と交換可能。裏返しにした残りの石の山からランダムに取る。
+手札の石を両プレイヤー同時に、「セルタミナ・サトゥス」の掛け声で出す。
セルタミナで石を掴み、サトゥスで同時に場に置く。
場に出た3種の石と同じ種類の石を手札から出して横に置くことができる。
同じ石の横に置けたら、その2個を回収する。この回収した石は手札には加えず別の所に並べて置いておく。回収した石をムルタと呼称する。
+場の石を回収し、ムルタとして自分のものにした際に、メトゥスと呼ばれるポイントが加算される。
場から取った石の数だけメトゥスは加算される(”基本的”には自分が手札から出した石は数に含まれないので注意)。このメトゥスは両プレイヤーで共有する数字であり、1回の石の出し合いでそれぞれがムルタを得た場合、メトゥスは2個増える…といった構図。
+2ターンに1度、裏返した石の山から手札に石を補充する。初回同様に石の交換も可能。
また、回収して空いている場のスペースにも石を補充する。
ちなみに、交換は毎ターン、場に出す前に宣言して交換することが可能。
+こうして何度も石を場に出していきムルタが増え、メトゥスが12の数を超えた際に、ルイナと呼ばれるゲーム終了の合図となる。
+最後に自分が取ったムルタの石から「役」を作り得点を出す。(役の種類は割愛、ゲームを参照のこと)
単色の場合多ければ多いほど得点は増える。それとは別に、3色1組の役もあり同じ石の数ならこちらの方が得点は高い。
シンプルに単色を増やすか、3色の役を作り高得点を狙うか、そしてそれを相手にさせない立ち回りなどが要求されることになる。
+上記までを1ゲームとして、合計3ゲーム行い総得点で勝敗を決める。
ゲーム終了時に下記の衝突によって得点が余剰に出た場合、例えば規定値の12に対して16で1ゲームを終了した場合、この余剰の4は次のゲームで最初から加算されたメトゥスとして扱われる。要は2ゲーム目は残りの8の値でゲーム終了となるということ。
+次からは特別な状況発生、また勝敗の鍵になる「衝突」と「ステラ・メトゥス」の説明になる。
--場の石を取るための石が手持ちに無い状況の場合、その出すための石を場の空いた箇所に取り合う石として「提供」する。出すことは絶対であり仮に場に空きが無かったとしても6個目の石として提供しなければならない。
--場に両プレイヤーが石を出した際に、もし仮に同じ石を取り合う形になった場合、「衝突」という状態となりこのターンはお互いに石を回収することはできない。そして衝突し続ける毎に場には衝突した石が増えていく。
最終的に衝突せず石を置けたどちらかのプレイヤーが、それまでの石を総取りできる形になる。
この際の総取りしたムルタのメトゥスの増え方だが、通常の2ペアのムルタと違って出した自分の手札も含む総取りの個数がそのまま値に加算される。例えば2回の衝突の末、3回目で片方が総取りした場合、石の数は6個=6の値がメトゥスに加算される。
--各ゲームでそれぞれ発生した余剰メトゥスは最終得点計算時、3戦中2敗している側の得点計算用の石として配られる。これが「ステラ・メトゥス」と呼ばれる逆転チャンスのルールである。
具体的には各ゲームでの余剰の合計数の石を、3戦目のムルタ以外全ての石を再シャッフルして裏返した石の山から引き、その石を3戦目の結果に再加算して役を作る。そこで得られた得点が最終的な合計点に加算されて勝敗が決まる。
自分の得点を増やすには積極的に衝突して行きたいが、迂闊に余剰メトゥスを生んでしまうと相手に逆転のチャンスを与えてしまうことになる。殊更、各ゲームの終盤は余剰を生まないよう要注意となる。または敢えてステラ・メトゥスを狙う戦略もある。
+更にルールというよりは実際に遊ぶ際の意識的な話や違反行為。
--作中でルシファーが掛け声までの時間が早すぎると言われていたが、慣れるとパターン化しやすいゲームということもあり、考える時間は少ない方が遊びとしては面白いとバールベリトは話している。
初心者がいる場合は遅めに、慣れていく程にスピードルールにしていくとまた別の面白さが加わるかもしれない。
--「セルタミナ・サトゥス」の同時出しで後出しをしてしまった際は、『両者に』ペナルティが加算される。ペナルティはメティスが1つ加算され互いに得点を得ずにゲーム終了を近づけてしまうことになる。原則として出す場所を決めたらズルはしないこと。
--また、ムルタの中から役を作る際は必ず一番高い得点ができるようにすること。(そうしないとわざと1ゲームで負けてステラ・メトゥスを狙えてしまう)
#endregion

-2023年のエイプリルフールイベントで、実際に遊べるゲームとして実装。
CPU戦だけではあるが、特別な道具が必要なものではないため、トランプなどを使ってリアルで遊んでみるのも一興かもしれない。
#endregion

***ペルペトゥム(廃都ペルペトゥム) [#lbb17fcc]
-かつてメギドラルと同盟関係にあり、代々ソロモン王を輩出していた民の住んでいた都。

#region(詳細)
-しかしアンチャーターが起動してしまい、護界憲章を一部無力化してしまったことから、
それが露見しハルマゲドンが起こることを阻止するため、口封じとして(おそらく大罪同盟の創始者に)滅ぼされた。
(出典:48話・冒頭)
大罪同盟は同時にアンチャーターの破壊も目指していたが、逃げられてしまい失敗している。
(出典:48話・3)
-ソロモン王は候補となる<魔を統べる者>のうち、トーナメントで勝ち抜いた最も優秀なヴィータが選ばれていた。
ランクマッチ、フリーバトルで舞台になるマップはおそらくそこで使われていた闘技場と思われる。
-かつては「水の都」と言われるほど高度な水道設備が存在した。
(出典:ベリアルBのキャラストーリー)
-ペルペトゥムはラテン語でperpetuum、意味は「永久の、永遠の」。
永久に栄えるはずの都だったのだろう。
#endregion

***ポータル [#portal]
-ハルマニアの技術で作られた小型の<ゲート発生装置>。

#region(詳細)
-ヴァイガルドを旅して回る主人公たちのためにシバの女王から与えられたもの。
これを使用することで、ヴァイガルドのどこにいても<位相空間>(辞書通りなら長さの概念がない空間)を通ってアジトに戻ることができる。
-元々は「星間の禁域」に行くための門。
星間の禁域の出入り口はアジトにあり、<位相の鍵>(キー)を持たずにポータルに入った場合は単純に禁域に進入することになる。
-キーは二つに分割することができ、一つを飛び先の場所へ設置しておくことで、対の片割れを持ってポータルに入った場合行き先が禁域でなくキーの設置場所となる。
--キーは複数存在するため、旅の途中に使う他にも、王都近くの衛星都市や、現在も実家でヴィータの家族と暮らすメギドたちが利用しやすい各所に置かれている。
---6章にてヴァイガルド中に情報網を張り巡らせるため、王都内部他、様々な地域にキーが設置された。
この作戦はセキュリティホールともなりうる事を心配されていたのだが、その懸念は的中してしまう。
(出典:6章2節)
-キーは<極小のゲートをまるっと封印した携帯ゲート>であり、そのため中にはフォトンが詰まっているように見える。
二つに分割されたキーが入口と出口そのものとなる。
(出典:57話・4)
--このキー(=携帯ゲート)は極小のエネルギーを通す穴でしかない。
そのため実際に人が移動に使えるゲートではないが、星間の禁域とを行き来する固定式のゲート(=ポータル)の出入りに割り込んで片方の出口を任意の場所に差し替える形で移動を可能にしている。
---キーの出口の一方がアジトに固定されるのはこのため。
--キーはゲートそのものを内包しているため、破壊された場合は物質的な鍵の部分だけでなく、ゲートを作り直さなければならない。
ただし置かれていた「座標」の情報は記録されているため、それを吸い出して無事なキーに移植することは可能。
(出典:57話・4)
-ポータルを通れるのはソロモンと召喚されたメギドのみ。
指輪がただのヴィータを召喚することができないのと似た理由と考えられる。
ただ幻獣が侵入する事も稀にあるため、この制限は必ずしも絶対という訳ではないらしい。
(出典:イベント「ソロモン王と秘密のアジト」)
--要するにフォトンに干渉できる存在なら通行できるということかもしれない。
--通常人工的に作られたゲートはヴィータでも通行可能とのことなので、ポータルに関しては意図的に無関係のヴィータを巻き込まないよう制限がかかっているとも考えられる。
-これを利用すれば主人公発見後、辺境から長距離を旅して王都まで向かう必要はなかったように思われる。
が、この設定が明らかになったイベントシナリオはユーザーから寄せられた疑問に答える形で後から製作されたもののため、シナリオ当初にはなかったものと推測される。
--辻褄を合わせるなら上述のイベントでの説明中にシバからソロモンが「王都の衛星都市に連絡路としてキーを置くように」と指示されているため、そこで初めて許可が下りたものとも考えられる。
--アジトの使用条件と本来の役割、更に上記の様に通行制限が絶対ではない事を考えると、指輪の支援がない=大幻獣への対抗手段がない状態の追放メギドに貸与するのは、全滅や大幻獣のヴァイガルドへの侵入のリスクを鑑みると難しかったと言う事情もあったのかもしれない。
--6章でハルマ勢共々アンチャーター捜索に全力を上げることになった関係で、王都と各主要都市に直通で行き来するためのポータル設置が許可された。
(出典:49話・冒頭)
#endregion
***墓地 [#e4ba1141]
-ヴィータの死生観では死者は恵の光となって大地に還るため、死者を墓地に埋葬する風習はヴァイガルドにおいて稀。

#region(詳細)
-痩せている土地に遺体を埋めて恵が宿るのを祈るのが基本だが、一部のヴィータの中には死者を近くに埋葬し祈りを捧げたいと考える者もあり、墓地が作られている街や村も存在する。
しかしやはり珍しく、文献に特記されるようなものらしい。
(出典:イベント「怒れる勇者とプチマゲドン」)
-王都でもフォトンバースト事件であまりに多大な犠牲者が出たショックから、墓地が作られた。
(遺体が残らなかったので鎮魂碑という表現の方が近いが)
-よって墓守はヴァイガルドにおいて珍しい職業となる。
ビフロンスも夫や他のヴィータたちの眠る墓地を管理しているが、(その雰囲気も相まって)かなり怪しまれている。
(出典:ビフロンスのキャラストーリー)
#endregion

RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================ま行========================
**ま行 [#v3d852ee]

***マキーネ[#machina]
-ハルマの古代兵器。
古代の戦争でハルマ側が投入した、フォトンで動く自動兵器。
(出典:イベント「悪魔の勝負師と幻の酒」2話・4)

#region(詳細)
-初期はハルマニア製の物だけだったが、後にそれを元にしたメギドラル製の物も戦地に投入されている。
(出典:イベント「その交渉は平和のために」)
--実例としてテンプルヘッド系統はマキーネの一種であり、その中でもホーリーフェイクはテンプルヘッドをメギドラルが改造したものである模様。
(出典:ホーリーフェイクなどのオーブ図鑑)
--バラム曰く、「ハルマ製は数重視、メギドラル製は質重視」とのこと。エリダヌスやアバドンがその例の一つ。
(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」)
-メギドラルでは既に製法が失われており、現在稼働しているものはほとんどが遺物を修理したもの。
(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」)
-「響剛石(きょうごうせき)」という、ヴィータの「意思」に反応して規則的な振動を起こす特殊な石を割り、
片方はマキーネに搭載、片方は操縦用の装置としてヴィータが身に着けることにより、ヴィータの意のままに操ることができる。
(出典:イベント「悪魔の勝負師と幻の酒」3話・4)
-人が搭乗して操作するタイプも存在する。
購入したトーア公はリュストゥング(ドイツ語で鎧の意味)と呼んでいた。
-謎の武器商人がヴァイガルドでヴィータに売りさばいているらしい。
その正体や目的は不明。
(出典:イベント「悪魔の勝負師と幻の酒」)
--後のイベントでマキーネを売りさばいていたのは[[フルカネリ商会>#FulcanelliCo]]だと発覚。
その目的は資金の調達以外に、来るべき時にヴァイガルド各地に点在するマキーネを一斉に制御することで王都を包囲することにあった。
(出典:イベント「フルカネリ、最後の計画」)
#endregion
***マグナ・レギオ [#p3ae7d84]
-メギドラル社会をまとめあげ、社会全体の方針を決定している総合機関。<上位支配層>とも。
<無数のメギド軍団の代表で運営される最高議会>。
(出典:41話・4)

#region(詳細)
-特に有力なメギドが構成員となる。
「中央」と表現されるものはおそらくこれを指している。
-議席を得るためには<母なる白き妖蛆>の承認を受ける必要がある。
そのため構成員となるメギドはみな無意識のうちに蛆の影響下におかれる。
--当初から蛆の傀儡だった訳ではなく、少なくともべリアル追放前、ソロモン王が健在の時代は
メギドたちが己の意思を持ってまともに運営していたらしい。
(出典:べリアルのキャラストーリー7話)
-承認さえ得られればヴィータにも議席が与えられる。
トーナメントを勝ち抜いた<魔を統べる者>は議席を与えられることで準メギドとして認められ、正式にソロモン王となる。
--メギドラル側が傀儡のソロモン王を擁立した場合、主人公の立場が曖昧になると考えた一行はメギドラルへ急行、先手を打ってアルスノヴァの儀式を行った。
このことから、ソロモン王のための議席は一つしかなく、議席が埋まっている間は他のソロモン王を立てることはできないものと思われる。
(出典:46話・冒頭)
-バラムも追放前はマグナ・レギオの議席を持っていた。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
-大罪同盟崩壊前は同盟によって<制御>されていたという。
(出典:48話・冒頭)
アンドレアルフスも「大罪同盟が仕切ってた頃はマシだったんだろうが」と発言しており、
同盟崩壊後から強権的な面を強めたものと思われる。
(出典:マルコシアスのキャラストーリー)
-メギドラル時代のマルバスはマグナ・レギオに属し、戦士として多くの戦果をあげていた。
その際、マグナ・レギオの構成員が集まる街でヴィータ体を使用した生活をしていた。
ここではマグナ・レギオは組織というより「街」そのものを指すニュアンスで話されている。
「理想郷」であるという表現も見られる。(既にディストピアめいているが)
(出典:マルバス (ラッシュ)のキャラストーリー4話、8話)
-「前体制」を打倒した大罪同盟によって発足した。
(出典:92話)
--この前体制「アルス・ノヴァ」時代において統一議会は一度として行われておらず、その中枢にいるメギド達の存在も謎であった。
そして、ある時を境にアルス・ノヴァを管理していたメギド達はこの世界から姿を消した。
空白の中枢を担う形で、大罪同盟の盟主であるアスモデウスを筆頭に7体のメギド達によってマグナ・レギオは発足することとなる。
-名前の由来はラテン語のMagna(偉大な)Legio(軍団)からか。
-マグナ・レギオのメギドはそれぞれが固有の強い目的意識のもとに生きているところがあるため、ヴァイガルド侵略の手段一つとっても一枚岩ではない。
(出典:6章1節など)
--ベルゼブフ派のガギゾンは自らが功績を立てるために他を出し抜くような行動を取っている。
(出典:イベント「上書きされた忠義」)
--サルガタナスは大いなるバビロン計画がメギドラルの海を守るという自身の目的に合わないことから、マグナ・レギオの作戦を潰す行動に出ている。
(出典:51話)
#endregion

***魔術・魔法・魔力 [#ufaa4847]
-フォトンの恩恵による文明を築いているヴァイガルドだが、
フォトン以外に魔術や魔力といった表現が使われたり、それに関連した職業に就いたキャラが存在する。
例えばオロバスやデカラビアは魔術師である。

#region(詳細)
-フォラスは魔術に関する学会の発表を王宮で行っており、
そのとき発表内容に関連した「魔術系統のデメリット」について質問され回答している。
魔術は怪しいオカルトではなく、系統立った学問の一つとして存在しているようだ。
(出典:フォラスのキャラストーリー)
-ヴィータは土地に根差す形でのフォトン(大地の恵み)を認識しているが、詳しい知識があるわけではない。
フォトンとその関連技術をヴィータの言葉で魔力・魔術などと呼称しているのか、
%%それともフォトンとは別に魔力の概念が存在するのかは不明。%%2020年メギドの日質問箱にて、フォトンによって起こる現象をヴィータが魔術・魔法と捉えている事が明かされた。ヴィータが魔力と呼ぶ物の正体はそのままフォトンであると明言された。
魔術師を名乗っている追放メギドは、メギドの能力を魔術・魔法ということにしているらしい。
下手に実在が確認されている(ように見える)せいで、学問として研究されているようだが、実態とは異なっているらしい。
-贈り物には「魔力の濁り水」や「〇元素の魔法薬」といったアイテムが存在し、「魔力を高めるという」と説明文に書いてある。
--2020年メギドの日カウントダウン企画において魔力の濁り水についての設定が明かされたが、「高濃度のフォトンを含む」「体内に残留し、フォトン効率を向上させる」などの記述があるため、少なくともこのアイテムが指す「魔力」とはフォトンのことのようだ。
-キャラストーリー中にも「魔法薬」というアイテムが登場し、飲んだ者の精神を変調させるなどの不思議な効果を発揮している。
(出典:オリアスとデカラビアのキャラストーリー)
-幻獣を追い払うプロメテウスの歌に関しては、市長が「歌に魔力が含まれているから」と説明している。
(出典:イベント「嵐の暴魔と囚われの騒魔」)
-ニバスはログインボイスにて「手品は魔法とは違う趣がある」という発言をする。
(出典:ニバスのログインボイス(秋))
-ヴァイガルドの知識を持たない純正メギドのダゴンが、フルフルの料理の腕前を指して<まるで魔法だわ>と発言している。
また、追放メギドのアンドラスが「魔法みたいなメギドの力」と発言している。(つまり魔法=メギドの力ではない)
他、シトリーが使用した<雷のような光を放つ技>を見たヴィータが<まるで魔法だ!>という感想を漏らしている。
更に、ユフィールのプロフィールには「魔法じみた包容力を持ち~」と書かれている。
(出展:ダゴンのキャラストーリー、第56話・1、「魔を呼ぶ狂気の指輪」第08話・1、ユフィールのプロフィール)
--以上の情報をまとめると、ヴァイガルドやメギドラルの「魔法(のようなもの)」という表現は、
実際に存在する技術体系を指しているというより、「ありえない・不思議・オカルト」を意味する「魔法」に近いか。
--「魔法みたいな力」「魔法を思わせる」といった表現を使われることが多く、「魔法である」という明言を意図的に避けている節が見られる。
特に[[オリアス]]はプレイヤーにとっては典型的な魔法使いを思わせるメギドだが、サン&ムーンによればあくまで「魔法みたいなことができる」だけなのだという。
(イベント「美味礼讃ノ魔宴・前編」、オーブ図鑑「魔導コボルト」、パイモンのキャラストーリーなど)
-主人公一行や裏社会の人間など、フォトンやメギドラルに関して知識がある人物は、人知を超えた超常現象や超能力に対しては、
(メギドの・不死者の・幻獣の)「力」、あるいはそのまま「超常能力」と表現することが多い。
[[メギドの力>用語・設定考察#MegidoPower]]の項目も参照。
#endregion


***まつろわぬ者 [#ib8f458a]
-戦争社会のメギドラルにおいて、反発や厭戦などの理由で中央に従わない者たちを指す。
その中でも、中央と武力衝突を繰り返している有力な軍団はまつろわぬ諸王と呼ばれる。

#region(詳細)
-現状、作中で登場しているまつろわぬ諸王は<フォルマウスの4冥王>となる。
<死を紡ぐ策王>アマイモン、<彷徨う死の王>ガープ、<魂なき軍団の王>コルソン、<蒼海の滅王>ジニマルの四名。
--ガープは基本的に単独で動き、遭遇した敵を容赦なく葬ることからこう呼ばれた模様。
四名とも他者からつけられた二つ名と推測される。
--「フォルマウス」の意味についてはよくわからない。造語だろうか?
--この四名はそれぞれ東西南北を司る悪魔として分類されていることがある。
-「王」はマグナ・レギオに議席を得る程の実力者が冠する称号らしいことから、それに匹敵する力を持ちながら従わない中央の難敵。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
--そうした難敵であるがゆえに中央は騙し討ちという手を使いこれを瓦解させた。
ガープはアマイモンらによって中央に「売られた」と思い込まされ、アマイモンは中央の軍勢に囲まれているガープを指して「寝返った」と吹き込まれ信じてしまった。
(出典:イベント「死者の国の4冥王」)
-逆に中央の方針を嫌ったり戦争社会に馴染めず、集団を追われたものはまつろわぬ民となりメギドラルに隠れ住む形となる。
-戦争が行われるようなフォトンの潤沢な地を避けて暮らすことになるため、慢性的なフォトン不足に苛まれる。
その姿は一般的なヴィータ体とはかけ離れており、肌色の変化や眼球の欠如、体毛の不足など…ありていに言ってしまうと異形の者と言った風貌となる。
--一応人型を保っている見た目以上に、中身が酷いことになっているらしい。
しかしそんな状態でもメギド故の頑丈さのため、簡単には死ねない。
(出典:74話・冒頭)
-マグナ・レギオが排斥するビルドバロック文化の一部「紡ぎの舞」を継承した一派もまつろわぬ者として活動していた。発生したばかりのヴェルドレもそのグループに保護されていた。
(出典:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」)
--敵も味方も関係なく、踊りの虜とするその考え方が現在の中央議会と「万事の目線が違う」とバルバトスが議会から警戒されていた理由を説明していた。
--このようにマグナ・レギオの考え方に反し、外側に追いやられた故に、多くのメギドは知り得ない情報をまつろわぬ者側が保有している場合もある。
#endregion
***魔を統べる者 [#uf0f0320]
-ソロモンの指輪を所持、扱うことができ、ソロモン王となる素質を持つヴィータのこと。

#region(詳細)
-古くはペルペトゥムの民が何人も魔を統べる者としてソロモン王候補者となっていた。
魔を統べる者同士メギドを使役して決闘し、勝ち残ったもっとも優れた者がソロモン王となるための儀式に臨む資格を得た。
ただし、儀式に失敗した場合待っているのは死の定めであった。
(出典:46話)
-ペルペトゥム滅亡以後は魔を統べる者の素養を持つヴィータは居なくなったが、追放されたベリアルにより魔を統べる者になりうる「[[アルスノヴァ血統>用語・設定考察#n46fb051]]」が生み出された。
やがて時間をかけて伝播したアルスノヴァ血統のヴィータの中から時折ヴァイガルドに残された決闘用の指輪を手にしてそれを扱える者が出てくるようになった。
//魔を統べる者の一覧はアルスノヴァ血統の一覧とほぼ重複していたので削りました。
#endregion

***未踏地 [#mitouchi]
-いわゆる辺境。
未踏地と称する場合は主人公の出身地グロル村などがある地域よりも更に奥地を指す。
(出典:25話・2)

#region(詳細)
-未踏、とはいうもののそこに人は住んでおり、「エルプシャフト文明圏」から見てのある意味一方的な呼び名である。
-古い文献などではエルプシャフト文明圏に匹敵する文明圏があった、と伝えられている。
(出典:26話)
--5章で廃都ペルペトゥムを中心とした文明圏のことと判明する。
-4章、5章はこの未踏地を舞台として話が進む。
-エルプシャフト文明圏から見て「南」に位置する模様。
砂漠が存在するのもプロトアバドンが残されてる何らかの爪痕というだけでなく、気候的な問題もあるのだろうか。
(出典:ウェパル(バースト)のキャラストーリー)
#endregion

***港町(49話) [#g209c341]
-メギドラルの侵攻を受け、王都から救助司令が下った目的地。
名も分からない普通の港町だがシナリオに深く関わる土地。
(出典:49話)

#region(詳細)
-一行は49話で初めて訪れたが、実はウェパルがサルガタナスの実験で訪れた町だった。
-ウェパルのキャラストーリーに登場したこの国(※)の王子ジオは主人公の祖母マーグラの祖父に当たる。
(※当時はこの近くの王都を中心とした都市国家があった様子)
パイモンが聞いた話ではその後ジオの一族は国を捨て、町だけが残ったらしい。
-襲撃を受け、一行が駆けつけた時には既に人気の少ない状態だった。
--メギドラルのメギドに親族を殺害された住民の一部は、ソロモンの存在によって無関係のヴィータが巻き込まれたのだと憎悪を向けるに至ってしまう。
彼らはソロモンを厄災の元凶としつつ、被害にあうヴィータたちを救おうと避難などの支援を行う組織を起こしている。
-紛らわしいが52話で登場するアインマールとは別の町。
--こちらの名前の由来はおそらくドイツ語のeinmal。
Es war einmalで「昔々あるところに……」という語り出しのフレーズになる。
52ボス戦のシナリオタイトルは「物語の中へ」となっている。
#endregion



***無限回廊 [#j9abc91a]
-廃都ペルペトゥムを隠し、容易に到達できないようにするための仕掛け。
バラムいわくアスモデウスが仕掛けたもの。これを抜ければメギドラルへのゲート「黒き門」とペルペトゥムへ行ける。

#region(詳細)
-ペルペトゥム周辺が透明な結界のようなもので覆われており、それに触れると無限回廊へと引きずりこまれる。
普通に歩くとどんなに行っても無限に砂漠の景色が広がりどこへも到達できない。
出入り口の門は一つだけ存在し、そこへ向かって歩くとそうかからずに元来た方の外へは出られる。
-実は無限空間ではなく、一定の距離を持った一つのブロックがその正体。
1ブロック分を歩いて端をまたぐと、ブロックがループして反対側の端に出る。
またぐ瞬間に「(頭が?)前後どちらの方向を向いていたか」のチェックがかかり、一定回数判定が行われた所で出入り口の門が出現する仕組み。
-通常生物は前を向いて歩き続けるが、それでは門の通じる先は元来た無限回廊の外となる。
門の通じる先をペルペトゥム側にするには、「一定回数連続して後ろ向きにブロックをまたぐ」必要がある。
連続せずにどこかで向きが変わると判定はリセットされる。そのため、偶然振り返っただけ等ではたどり着けない。
(出典:44話)
-なお、バラムはこの仕掛けが自力では解けず、一週間歩き続けた。
#endregion
***メギド [#megido]
-メギドラルに暮らす種族。

#region(詳細)
-<全てのメギドを生み出したメギドラルの「蛆」>「母なる白き妖蛆」によって、「アルスノヴァの祭壇」があった場所で生み出されたとされる。
※現在も全てのメギドを直接生み出しているということなのか、原型を生み出したということなのか現在のところははっきりしない。
(出典:46話・3)
--現在メギドが生まれ落ちる場所はまちまちであり、生まれたメギドを最初に見つけた者の軍団で育てられたり、新しく生まれるメギドを探して子育てする不可侵軍団「子育て旅団」などが存在することが判明している。
そのため祭壇については「最初に生まれた地」ということになるか。
(出典:イベント「見習い女王と筋肉の悪魔」、63話・2)
-個々で特徴的な姿をしており、性格も非常に野心的、好戦的な者から全く争いを好まない者まで多様性に富む。
--<自由気ままで豪放磊落、もめごとは力で解決する>メギドである[[ブネ]]が<メギドらしい豪傑>と表現されるなど、
力を是とする戦争社会メギドラルに生きるメギドたちは、好戦的で上昇志向の強い者が「普通」であるようだが、
[[フリアエ]]によると<最近の「新世代メギド」は、生活様式の影響か、戦争を好まない異端者が増えた>らしい。
(出典:ブネのプロフィール、イベント「二つの魂を宿した少年」第01話・4)
-悪魔の時計には真と祖という区別がつけられているが、アルスノヴァの儀式におけるベリアルの祝詞の中にその二つが含まれている。いわく、
<彼の地に呼ばれし絆のメギド…メギドラルの意思に加護されし「真」なるシュディムの系譜>
<この地より出でて異界に集う「祖」の系譜>
--続く詠唱でソロモンの指輪を持つヴィータを王に戴くのが「祖」だとされているため、ソロモンの指輪での召喚に応じるのが「祖のメギド」だと考えられ、「この地より出でて異界に集う」というのも、召喚によりヴァイガルドへ集うことと思われる。
蛆の承認によってソロモン王は準メギドという扱いになるため、「資格があるならば(儀式を受ける魔を統べる者は)祖の系譜となる」という意味だろうか。
--秘属アルスノヴァという名称も見られるが、シュディムのように特定のメギドを指す言葉なのかは不明。
--「祖の系譜=アルスノヴァの系譜」と読み替えてよいとすると、蛆の発言※からするに、祖72柱のメギドたちは「祖の系譜であったが故に追放された」と考えられる。
※<あたしの「仔」でありながら逆らった「最初のメギド」、その系譜にまつわる者がまだ生き残っていたなんて>
(アルスノヴァの儀式を行う者=アルスノヴァの系譜のメギド。儀式が行われてヴィータの意識に触れる機会が来たので、「全て追放したはずなのに生き残りが居た」と分かった)
-肉体(メギド体)よりも「魂」そのものが重要な本体であるようで、魂さえ健在ならばメギド体を別途保管したりヴィータの死体に潜り込ませたりと自由である。
--メギド体もヴィータ体も本人の魂に紐付いた像(イマジネーション)であるため、追放メギドでも指輪によってメギド体に変身でき、またヴィータに生まれ変わってもメギドラルで使用していたヴィータ体の見た目通りに成長する模様。
---シトリーの場合、人格の連続性を保つためメギド時代のヴィータ体と同じ姿に成長するまで記憶を封印しておく処置が施されていた。
(出典:シトリー(ラッシュ)のキャラストーリー1話)
--記憶も「魂」に記録されているように見える描写が多々ある。(転生の項目等も参照)
//---[[イポス]]がアジト会話にて(かつての大戦の跡地に)「俺は前にも、ここに来た…」と非常に意味深な呟きをする。
//(出典:イポスのアジト台詞)
//%%もしもこれが単なる既視感ではないとしたら、イポスは「大戦時に生きていたメギドが数百年後にもう一度メギドとして転生した」魂を持っている……のかもしれない。%%
//イポスはヴィータ転生前にヴァイガルドを訪れたことがあるという設定が明らかになったため、この台詞についてはその設定に関連するものと思われる。
//(出典:イポスCのキャラストーリー)
//9章3節にてイポスがヴァイガルドを訪れた経緯が描かれたためコメントアウト。
-メギドは<名前と共に生まれる>といい、生まれ落ちた直後から自分の名前を自覚している。
また即座に会話できる程の知性を備えた状態で生まれてくる。
(出典:イベント「見習い女王と筋肉の悪魔」)
#endregion

***メギド語 [#p74508c0]
-メギドラルにおいて使われている文字または言語体系。「メギド文字」とも。一般的なヴィータには読むことができない。

#region(詳細)
-追放メギドであるマルファスは読むことができたが、メギドラルの言葉を忘れているシャックスは読むことができなかった。
(出典:シャックスのキャラストーリー5話)
-アンチャーターに刻まれた文字を解読していることから、プランシィはある程度メギド語を読めるものと思われる。
(出典:4章)
-当然だがメギド語が読めることとメギド語で書かれる内容を理解するのは別である。メギドラル時代のマルバスは友人のカソグサが書いた文書を読んでいたが内容が難しすぎて読めなかったようだ。
(出典:マルバスRのキャラストーリー)
-一般的ヴィータには読めないことからメギドを炙り出す手段としても使用される。
(出典:イベント「知の幻獣と悲しき対話」)
-4周年開発者コメントリレーにて、アルファベット対応表が公開された。
驚くべきことにメギドラルにおける文字そのものの成り立ちから考えられており、世界観の作り込みの細かさが伺える。
--ただし「制作する上でのコンセプトであり、実際の世界設定とは無関係」とのこと。
(出典:[[【4周年】開発者コメントリレー>https://megido72-portal.com/entry/4th-anniversary-comments-relay_S2mvfAqE#toc7]])
#endregion

***メギド体 [#f85344ad]
-メギドの本来の姿。
多くは異形の怪物のような姿であるが、物体的であったり人型に近かったりとバリエーション豊か。

#region(詳細)
-メギドは「肉体」と「魂」を分離可能な存在であり、メギド体は「メギドの肉体」のことである。
「引き剥がして魂だけにする」「別に保管しておく」というような表現が見られるほか、
メギドラルの法では「メギド体をはく奪してヴィータの体に閉じ込める」という刑罰も存在するようだ。
(出典:ウェパルのキャラストーリー、イベント「死者の国の4冥王」「ドキドキメギドの保健教室」)
-追放メギドは魂のみでヴァイガルドに追放され、「魂はヴィータとメギドの融合」「肉体はヴィータ」となっているのでメギド体を持たない。
他、純正メギドでも改造措置を行うなどしてメギド体を失っている者がいる。
[[ヴィータ体>用語・設定考察#ye95b7af]]の項目も参照。
-ガブリエルによるとメギド体は<個々のイマジネーションの産物>であるという。
魂がメギドのままならイマジネーションは残っており、メギド体を失ったメギドでもフォトンの供給があれば一時的にメギド体へ戻れるとのこと。
(出典:ブネのキャラストーリー17話)
--メギド体を生み出すイマジネーションが本人の意思に沿った形をしているわけではない。
マルバスは周りのメギドから醜いと言われる己のメギド体を気にしており、それが美しいハルマに憧れるきっかけの一つとなっている。
(出典:マルバスRのキャラストーリー)
-「フォトンの残像」である「亡者」とほぼ同じと言われているため、メギド体はフォトンで構成された像のようなものとも解釈できる。
(出典:41話・冒頭)
-メギド体はヴィータ体よりはるかに高い戦力を持つ。
--カスピエルたちは「ソロモンたちが指輪の力でメギド体で応戦してくる」ことを理由に正面対決を避け、策を弄していた。
(出展:イベント「ソロモン誘拐事件・逃走編」)
--フリアエはメギド体を発動させた罪人メギドを、指輪の支援もなくヴィータ体のまま叩きのめしている。
裁判官は伊達ではないらしい。
(出典:フリアエのキャラストーリー)
-メギド体への変身は「メギド体に戻る」と、「一時的にメギド体を作る」の2種類がある。
--純粋なメギドはメギド体こそ本体で、省力体のヴィータ体から自力でフォトンを集めてメギド体に戻る能力を持つ。
むしろ戻らないよう強い自制が必要で、ねぼけてメギド体に戻ったりする可能性すらあるらしい。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
--全ての追放メギドと、一部純正メギドはメギド体を失っている。
自力では変身できないが、「ソロモンの指輪」「遺物の使用」といった外的要因でフォトンを供給されれば、一時的に変身することが可能である。
これも「戻る」と表現されるが、魂のイマジネーションに沿ったフォトンの肉体を一時的に構築している、とする方が正しいか。
---サルガタナスによると<魂に多量のフォトンを注ぐと新たなメギド体が生成される>。
これをソロモン王のメギド体召喚の仕組みと言っている。
(出典:サルガタナスのキャラストーリー)
-このうち、「ソロモン王と契約していないメギド」が「ヴァイガルドでメギド体に戻る」と[[護界憲章>用語・設定考察#protectionCharter]]に引っかかるので消滅する。
「一時的にメギド体を作る」のは契約していないメギドでも大丈夫。
[[召喚>#Summon]]と[[護界憲章>#protectionCharter]]と[[メギドの生態>#EcologyOfMegido]]の項目も参照。
#endregion

***メギド体変身の可否 [#rda64a54]
-通常のメギドは護界憲章により、ヴァイガルドでメギド体になることはできない。
侵略のための「抜け道」探しがメギドラルの目的の一つであった。
-護界憲章の謎や穴が絡むためかなりややこしいものになっている。
作中の描写によると、「ソロモン王と契約していない純正メギドが、ヴァイガルドで純粋なメギド体になる」のみがアウト。

#region(詳細)
-追放メギドがメギド体になるのは全てセーフ。
--ソロモン王と契約している追放メギドはセーフ。
--まだ契約していないメギドがソロモンの指輪や遺物で変身してもセーフ。
(出典:イベント「暴走少女と一つ目幻獣の島」、プルソンのキャラストーリー、本編の不死者たちの変身)
--追放メギドが単体でメギドの力を使えないのは護界憲章のせいではなく、フォトンを見る・操る能力がないから。
逆に言えば遺物を使うなどして、見えなくてもフォトンを使える状態にすれば、単体でメギドの力を行使可能。
-純正メギドに関しても例外が多い。
--ソロモン王と契約していれば当然セーフ。
(出典:味方の純正メギド)
---敵対時のサルガタナスはメギドラルのソロモン王と契約していたためセーフ。
(出典:メインストーリー73話・2)
--未契約でも、幻獣体=改造メギド体への変身ならセーフ。
(出典:イベント「プルフラス・復讐の白百合」など)
--純粋なメギド体ではない、犬、猫、狼の姿に化けたり皮を被るならセーフ。
(出典:サタンの黒い犬、ベルゼブフの黒い猫、ベヒモス、グリマルキン、)
--メギドラルなら護界憲章がないのでセーフ。
(出典:サルガタナスのキャラストーリーなど)
---純正メギドでも自由自在に変身できるわけではないようで、場面によっては携帯フォトンを使用して変身する描写がある。
#endregion

***メギド72(軍団名) [#q7161ea9]
-5章最終話にてソロモン王が結成した軍団の名称。

#region(詳細)
-この軍団の結成によりソロモン王はメギドからなる軍団を率いる「王」となり、メギドラルに対して明確に脅威を及ぼせる存在となった。
曲者揃いの追放メギド72名(および様々な理由で仲間に加わった真メギド)からなる正に「多様性」の軍団であると言える。
--なお、この軍団結成は「ヴァイガルドで最強の軍団を旗揚げする」というモラクスの夢が叶った瞬間でもある。
(出典:48話・END)
-「72」はバラムが把握している現在ヴァイガルドに残った追放者の祖メギド総数。
それ以上に仲間は増やしていくつもりだが、軍団名には追放された者の人数を冠することで、メギドラルに敵対するという意思を表している。
--真メギドの中にも追放メギドに該当するものがおり不正確なため、時折「調停者仕事しろ」などといじられることがある。
これについては「身一つで調べられることなんて限度があんだろ」とのこと。
--しかし97話にて、この72という数にはオリアスの予言が関係していることが明らかになった。
現状では詳細不明だが、なにやら意味深である。
-タイトルと同じく軍団名に付く「72」は全角が正しい。
(出典:22/6/16放送「メギラジオ」カンノPのコメントより)
--開発スタッフ内の新人がまず先に指摘される事項らしい…。
#endregion


***メギドの「個」 [#hd0179df]
-あらゆるメギドが産まれつき持つ個性でありアイデンティティ。

#region(詳細)
-多くのメギドは自覚・無自覚に関わらず自身の「個」に強く影響され執着する傾向にある。
--例えばバルバトスは<死して尚、語り継がれるようななにかを残すのが俺の「個」>と自覚しており、メギドラルで戦争をしていたことも追放後に吟遊詩人として生きていたこともそれに基づいている。
(出典:バルバトスRのキャラストーリー)
--オリエンスは自身の軍団の武器を同じ威力の銃で統一し、戦争においては「個」を消すことにこだわるというメギドとしては異質な戦法を好むが、銃を作ったネビロスは(戦場で「個」を消したがるのも)<ある種の「個」…だと思えば不思議はないのかな?>と捉えている。
-メギド体の悪口はメギドにとって最大級の侮辱とされる。(出典:11話・5、イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
これもメギド体がメギドの「個」を定義する一要素だからだろうか。
-グラシャラボラスは自身が<メギドにしては名前を間違われることに寛容>だと語っているため、普通のメギドは名前を正しく呼ばないことに厳しいものと思われる。(出典:イベント「さらば哀しき獣たち」)
産まれ持った名前もまたメギドにとって重要な「個」の一部、ということか。
--ソロモンがリコレッキというメギドの名前を「リコレッタ」と間違えた時、間髪入れずに(普段はソロモンの肩を持ちがちなモラクスまで同時に)訂正された。
--黒い犬の630号は肉体に影響されて魂まで犬になってしまった結果、自身のメギドとしての名前を思い出せなくなった。(出典:イベント「カカオの森の黒い犬」)
--転生したメギドはメギドとしての名前は当然だが、ヴィータとしての名前にも執着を持つとのこと。
-彼の世界から生まれ落ちたメギドの魂がそれぞれ持っているもので、「遠い情景」と称されることもある。メギドの魂は上位の精神世界から個の魂として切り離された存在のため、世界そのものに対する「何かを成す」という帰属意識が強い。
(出典:74話・4)
-サタナキアの推察でより具体的な「個」の正体に触れられている。
(出典:92話・冒頭)
--まず、メギドと幻獣を分ける大きな要因、それが「意思」である。元は同じ生物でもより強い意識と自我を持つ個体が己の魂から「意思」を観測できる。それが可能なのがメギドの魂である。また、脳の信号によって意思を作り出すヴィータとは違い、メギドにとっての肉体とはあくまで己の魂を観測する器官でしかない。
--そして魂とは情報であり、メギドにはそれが強烈な「イメージ」として観測される。魂の持つ情報に脳が刺激を受けてそれが肉体としての「行動」に移される。メギドとはイメージによって「感情的」に行動する生き物なのである。そしてその根幹となる原初のイメージこそ「遠い情景」と呼ばれるそれぞれのメギドが持っているイメージであり、その原初のイメージが脳に投影されてより具体的な思考として形成される。それが「個」である。
---つまり魂が個を形成する結果さえあれば、メギドは肉体すら必要としないのである。アスモデウスが魂のランタンから放出されてしまった際に魂が消滅せずに独自に動けたことについても、アスモデウスの個の強さが=魂の強さとなって肉体を持たずとも別の幻獣の肉体に乗り移るまでの行動ができた理由となっている。
---発生プロセスとして幻獣の肉体を乗っ取ることと個の発生には必ずしも因果関係は無いが、幻獣を介さない発生をしたアムドゥスキアスは個が未熟であった。ベヒモスなども肉体が魂を観測し意思を固めるまで時間がかかり幻獣として長い間生き続けた。どちらにも共通するのは戦争という戦いの中で自身の個を固めていったことである。メギドという種にとって生存競争とは別に、闘争は重要な要素を持つとサタナキアは推察している。
#endregion

***メギドの誕生 [#z432c373]
-「全体」から零れ落ち、「個」を自覚したときメギドは「個体」として発生する。

#region(詳細)
-ここでいう「全体」が存在する場所のことを、メギドたちは「彼の世界」と呼ぶ。
(出典:64話・END)
-メギドたちはみな、「名前」と共に生まれてくる。
(出典:イベント「見習い女王と筋肉の悪魔」)
-幻獣もメギドと発生プロセスは同一。「個」としての存在感が足りない場合、メギドでなく幻獣になる。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
-生まれ落ちる「場所」がどういう基準で決まるのかは定かでない。
例えばマルチネは棄戦圏のような荒れ地で、新世代のメギドたちは拒絶区画の「借り腹」で生まれている。
(出典:イベント「見習い女王と筋肉の悪魔」、61話・2)
#region(8章で明らかになった事実)
メギドラルの常識に基づくメギド発生プロセス
-メギドの発生の瞬間が描かれた8章において、詳細な発生プロセスが明らかになった。
メギドや幻獣は、既に存在している生物や物体など、何かに宿って生まれてくる。
「入った」ものは生まれるとメギドか幻獣になり、メギドになるだけの「個」の存在感が無い場合「成り損ない」と呼ばれる存在となる。
成り損ないは時間が経過すれば通り抜けてきた母体に影響されて新たな幻獣原種となるが、そうなるまでは非常に危険。
持っている力を存在の形が定まっていない状態で無秩序に振るうため、戦闘力はメギドにすら匹敵する。
その上、メギドに対して強い殺意を持っており、不意打ちを仕掛けることもあるため、成り損ないは発見次第討伐するのがメギドたちの常識である。

蛆との接触によって明らかになった実際のメギド発生プロセス
-「個」としての存在感が足りない場合にメギドではなく幻獣になるというのは、メギドラルで支配的種族であるメギドの誤解。
メギドの発生プロセスは、蛆によって放たれた「仔」が実体化する、幻獣の発生プロセスに由来している。
実体化したばかりの「仔」は物質世界に適応しきれていないため「成り損ない」になる。
(この「成り損ない」という名称も、メギドに成り損なったと思い込んでいたメギド側の勘違いによるものである)
この「成り損ない」になるべき「仔」に、メギドラルの超意識「カトルス」(=「彼の世界」)から分かたれた魂が入り込み、
母体と魂の持つ「個」に影響されて変質したものが「メギド」である。
本来全ての「成り損ない」は「成り損ない」として生まれ、いずれ何らかの幻獣原種に成長する筈だが、
そこに彼の世界が魂を割り込ませ、幻獣の発生を阻止すると同時に彼の世界への帰属意識を持つ存在=メギドを生み出している。
-この事実のため、単に蛆によるメギドラルへの介入を排除してしまうと新しいメギドが生まれなくなることが状況を複雑化している。
フォトンの枯渇を防ぎメギドラルの自然環境を守るだけならそれで済むが、それではメギドを中心としたメギドラルの文明・社会は滅亡してしまう。
過去のメギドも「カトルスの受け皿」を作り彼の世界からメギドの魂をメギドラルへ呼び込もうとするなど対策を講じたが成功しなかった模様。
#endregion
#endregion

***メギドの力 [#MegidoPower]
-メギドが本来持っている力。
単に「力」と表記されたり、<超常能力>とも表現される。
通常の追放メギドは単独でメギドの力を使うことはできず、力を行使できる追放メギドは[[不死者>#p1e05005]]と呼ばれる。
超人的な身体能力を発揮する、岩を砕く破壊力を発揮する、空気の圧力や電撃を放つ、不可視の障壁で身を護るなど、力の内容は様々である。

#region(詳細)
-「不死者」と呼ばれていない追放メギドの中にもメギド由来と思われる超常の能力を発揮している者がいる。
これらのメギドは近年追放されたメギドのため、不老の力も持っているのかは不明である。
--ジズ:本人の負の感情に反応して周囲に嵐が起きる。
メギドラルが意図的に改造を施して転生後のジズが暴れるように残した能力であり、それを望まないジズは笛の音で感情をコントロールすることで日常生活を保っていた。
主人公に召喚されたことでメギドの能力を抑えることに成功し、暴走は収まったようである。
(出典:嵐の暴魔と囚われの騒魔)
--シャックス:本人に関わった周りが何らかの「不運」を受ける。
あまりにもはっきりとその現象が起きるためにバエルは7人目の不死者ではないかと疑っている。
メフィストはこれを逆手に取り、ギャンブルの対戦相手をシャックスに応援させることで逆に「不運」に見舞わせるというイカサマ(?)に利用した。
(出典:39話、メフィストのキャラストーリー)
--ナベリウス:動物を意のままに操ることができる。
調教の訓練をするうちに動物の気持ちが分かるようになったらしいが、その能力は調教の範疇を超え、動物はおろか虫ですらナベリウスの意思に従う。
本人も感覚的に出来たことであり技術だけではない力が働いていると思われる。
(出典:ナベリウスのキャラストーリー1話)
--ハーゲンティ:関わった者に金運を呼び込む。
この能力もまた他人にギャンブルで使われており、シャックスとハーゲンティが相対した際には不運と金運が互いに相手の能力を打ち消し合った。
(出典:メフィストのキャラストーリー)
--フェニックス:自己蘇生能力。
「一度しか行使できぬ特性」らしいが、肉体が完全に焼失したにもかかわらず近くのフォトンスポットにて蘇生を果たした。
(出典:イベント「忌まわしき「蒼の組曲」」、フェニックスCのキャラストーリー、プロフィール)
-バルバトスの回復能力など、通常の追放メギドもフォトンがあれば超常の能力を発揮することができる。
ただしフォトンを「使用する」ことはできても「視認する」「操作する」ことはできないため、
ソロモンの指輪によるフォトン操作、フォトンの詰まった遺物を使用する、フォトンスポットに陣取るなど、フォトンを集める工夫が必要となる。
--不死者はフォトンの視認と操作が可能なようである。
ちなみに追放メギドは[[護界憲章>#protectionCharter]]の例外になるためか、(ソロモンと未契約の状態でも)いくらメギドの力を使ってヴィータを殺戮しても問題ないようだ。
(出典:ベリアル、アスモデウス、バエル、ビフロンスのキャラストーリー)
-フォトンにより使用可能な能力は以下のようなものがある。おおむねゲーム上の性能に準ずる。
--バルバトス・アンドラス:傷を回復させる。ヴィータの傷も治癒可能。
(出典:6章2節、バルバトスのキャラストーリー)
--シャックス:電撃を放つ。この力で飛んでいるヌリを叩き落した。
(出典:イベント「二つの魂を宿した少年」)
--ウェパル:水を出す。彼女は純正メギドだが措置により力を失っているようで、指輪の支援がないと力は使えない。
(出典:ウェパルBのキャラストーリー)
--カスピエル:敵を束縛する。「幻獣体への変身」という強化状態を無効にすることで敵の隙を作った。
(出典:6章2節)
---「一時的なメギド体への変身(奥義)」「他形態へのシフト(特殊状態)」などは束縛で無効化できないので、幻獣体への変身が強化状態扱いかは疑問が残る。
-インキュバスの女性を操る能力やリリムの夢を操る能力、不死者アスモデウスと渡り合ったアクターなど、
純正メギドは不死者でなくとも能力の一部をヴィータ体のまま単独で使用可能な者がいる。
(出典:アスモデウスのキャラストーリー)
--純正メギドはフォトンの視認と操作が可能だが、ヴァイガルドで純正メギドが「メギドの力でヴィータで傷つける」「メギド体になる」などの威力を発揮すると護界憲章に接触し消滅してしまう。
(出典:本編6章2節)
-逆にゲーム上持つ性能でも「メギドの力ではなく本人の技術」と明言されている能力もあり、
バルバトスの毒を無効化する能力、プルフラスの精密攻撃技術(点穴)などがこれに当たる。
(出典:イベント「死者の国の4冥王」「プルフラス・復讐の白百合」、ウェパルBのキャラストーリー)
-超常の力の発露を特別な道具に頼っている場合もある。アガリアレプトの時間を操作する時計、シトリーの電撃を放つ槍などがこれに当たる。
(出典:アガリアレプトR、シトリーRのキャラストーリー)
-「メギドの力」はヴァイガルドで振るうには制約があるため、一部のメギドは「幻獣に近づける」という手法によって戦力を増している。
[[幻獣体>用語・設定考察#r44411a6]]の項目も参照。
--なぜ「メギドの力」はNGで「幻獣の力」はOKなのかというと、サタナキアの研究によると「人格の有無」が重要らしい。
(出典:イベント「プルフラス・復讐の白百合」)
--純正メギドのヴィータ体に改造を施すことが多いが、[[シャミハザ]]と[[ジズ]]など追放前の改造によって転生後もメギドの力をある程度使用できるケースがある。
---ジズは「追放メギドならどこまで力を使っても問題ないか」という実験を兼ねて送り込まれていた。
シャミハザは偶発的な事故なのか意図的な実験だったのかは不明。
(出典:イベント「嵐の暴魔と囚われの騒魔」、シャミハザのキャラストーリー)
---シトリーは「ヴァイガルドで幻獣に立ち向かうため」という理由で計画的に追放されているが、
当時の追放メギドの改造技術が未熟だったためか、行ったのは「一定年齢で記憶を取り戻す」という措置だけで、力を強化する措置は受けていない。
(出典:シトリーRのキャラストーリー)
-一部のメギドの力は「特性」「スキル」「覚醒スキル」という形でデータ的に描写され、そしてそれがストーリー中で反映されうる。特に6章で色濃く描写された
--カスピエル(追放メギド)のスキルによる束縛が敵メギドの強化を阻害
--ティアマト(純正メギド?)の特性によるバーサーク描写
-なお特性の項目はメギドの力が特性に該当するメギドもいればヴィータ体の性質の場合もある。アンドロマリウスは6章において「臆病者」の特性によりゲーム上のデータと同じく「他よりダメージが軽かった」
#endregion


***メギド8魔星 [#x00a43b3]
-大罪同盟から分裂して生まれた組織。
現メギドラルで最強と目されるサタン、ベルゼブフの2大メギドが大罪同盟を裏切る形で立ち上げた。

#region(詳細)
-メインシナリオ8章3節にて全員の名前が明かされた。
--ルシファー
--サタン
--マモン
--ベルゼブフ
--エウリノーム
--バールベリト
--モレク
--プロセルピナ
(出典:79話・5)
-一部は元大罪同盟メンバーであったがゆえに「アンチャーター」の存在など重要機密を一部把握しており、現状では勝算が見つからないほど強大な敵である。
(出典:48話・4)
-関連性があるかは不明だが七つの大罪は改定される前は八つの枢要罪であるとカウントされていた。即ち、「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」。このうち虚飾と憂鬱が傲慢と怠惰に統合され嫉妬が追加された。
--虚飾に該当するのは666の獣に座る大淫婦バビロン。それぞれに対応する悪魔も諸説はあるが「ベルフェゴール」「ルシファー」「アスモデウス」など錚々たる面子である。
サタン、ベルゼブフ、マモンもこの大罪の悪魔の中に名前が挙がる。
-シャックスのうろ覚えではあるが、「タンタン」「ゼブゼブ」「ノムノム」が存在するらしい。
--タンタンとゼブゼブは前述のサタンとベルゼブフ、ノムノムはエウリノームと思われる。
(出典:シャックスのキャラストーリー)
-元ネタはコラン・ド・プランシー著作の「地獄の辞典」内で書かれている「地獄の宮廷」で王族とされている面々か。しかし、そこにマモンとルシファーの名は無く、代わりにプルトンとレオナールが名を連ねている。
#endregion

***メギドラル(&ruby(しょうかい){宵界};メギドラル) [#w804699a]
-3界のうち1つ、メギド達が住む世界。
-力こそが是とされる世界であり、実力のあるメギドが集団を組織して軍団を作り、それらが常に武勲を立てようと武力衝突を繰り返している。
彼らにとって戦争こそが日常であり、軍団が2つ存在すれば戦いを始めるのがごく自然なことである。
(出典:シャックスのキャラストーリー)

#region(詳細)
-近年ではフォトンの枯渇問題から少々事情が変化してきている部分もある。
フォトン節約のため平時はヴィータの姿をとり、その影響で文化もヴァイガルドのものを真似るようになっている。
軍団が生活共同体を兼ねているようで、中には温泉街などの観光地も存在する。
争いを好まないメギド同士による共同体は、外見上ほぼヴィータの集落と変わらない。常に好戦的なメギドに介入される危険がある点を除けば、であるが。
(出典:フリアエ、アリトン、コルソンのキャラストーリー)
-メギドはメギドラルでの地位に応じて「上位メギド・下位メギド」などと呼称される。(上級・下級と表記される場合もある)
-メギドラル全体の社会をまとめ上げるため、各軍団の長が集まって構成されたものが「マグナ・レギオ」である。
また、それに従わぬ者たちが「まつろわぬ諸王」と呼ばれる。
他には独立した司法機関として裁判所が存在する。
(出典:シャックス・フリアエのキャラストーリー、イベント「死者の国の四冥王」)
-四季が存在しないのか植生の問題かは不明だが、どうやら『紅葉』という現象がメギドラルには存在しないようだ。
(出典:ガープの秋のログインボイス)
-ゲートから迷い込んだヴィータの話では、<奇妙な形の植物、ぼんやりと光る地面、薄暗い空に浮かぶ大小の島々>といった風景が広がる世界らしい。ステージ8等の背景と概ね一致する。
(出典:アスタロトBのキャラストーリー)
#endregion

***癒猫軍団(メディカトゥス) [#medicatoth]
-メギドラルの不可侵軍団のひとつ。
キャット族の幻獣により構成された他に類を見ない中央議会に認められた幻獣の軍団である。
秘伝の回復術により敵味方関係なく戦場の傷付いたメギドを回復して回る。

#region(詳細)
-所謂「回復オーブ」の猫たちがキャット族。
決して他の種族に漏らしてはいけない秘伝の回復術を有しており、仮に癒猫軍団から抜けたキャット族でもその掟を守る程の徹底ぶり。
(出典:オーブ図鑑「アビシニアン」)
-言葉こそ猫だがキャット族は進化型幻獣プーパの一種であり、メギドやヴィータの言葉を理解することもできる。グリマルキンが通訳になれば会話も可能。
(出典:オーブ図鑑「リリィキャット」、イベント「狩人よ、獣の前に跪け」)
-れっきとした不可侵軍団のひとつであり、キャット族にメギドが攻撃を加えるのは固く禁じられている。
間違っても危害を加えたことがマグナ・レギオに知られれば処刑も免れない程である。
--但し、ここ10年の間に認定された軍団で追放メギドや余り戦争に参加しないメギドには馴染みの無い存在であった。
(出典:イベント「獣たちの集う場所」)
-バロンニャー、マジェスティ、フォレスターの所謂「SSRオーブ」達はその中でも「王」と呼ばれる存在である。
(出典:オーブ図鑑「バロンニャー」、「マジェスティ」、「フォレスター」)
--但し、フォレスターは現役を退いた元王らしい。
-禁忌とされているからこそ癒猫達を狩りたいと狙っていた軍団ワイルド・ハントの罠にかかり、ヴァイガルドへと誘い出されメギドに目撃されない異世界の地でハンティングの対象とされてしまった。
(出典:イベント「獣たちの集う場所」「狩人よ、獣の前に跪け」)
--その際、癒猫達が仲間を呼び合う特殊な猫笛によってグリマルキンに助け出される。
ゲートへ護衛されながら向かう道すがら、ワイルド・ハントの矢の雨を受けた際には不可侵軍団であるが故の戦闘経験の無さから大パニックを起こしてしまった。
---それでも、致命傷になりさえしなければ持ち前の回復能力で即時回復できる。矢を受けても治し立ち上がるという持ち前のタフな一面も描かれた。
--ワイルド・ハントとソロモンの軍団との戦争になった際には、自分達を命懸けで逃がしてくれたタムスに懐くようになる。一件が片付いた後はメギドラルへ帰ったかと思いきや、アジトのタムスの工房でくつろいでいるようである。
#endregion

RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================や行========================
**や行 [#g4feb79f]

***夢見の者 [#y1d7008f]
-メギドラルに存在する異能の中立軍団。
<無意識が作り上げた夢という「別次元」の世界に入り込む能力>を持っており、
精神を切り離して飛ばし、ゲートを使わずに異世界ヴァイガルドにいるヴィータの夢に入り込むことができる。

#region(詳細)
-メギドラルに急速に広まったヴィータ文化は、ほぼ夢見の者がその能力で持ち帰った情報が元になっており、
そうした情報を提供する見返りとしてメギドラルで唯一中立性を保っている。
実装されているメギドの中では、[[リリム]]がここに所属している。
(出典:イベント「ソロモン誘拐事件・悪夢編」1話・プロローグ)
-「追放されたメギドはヴィータに転生する」という知識がメギドラルにもたらされたのも、最初の追放メギドであるベリアルが転生していることを、彼女の友人の夢を通して夢見の者が見つけたからである。
(出典:ベリアルのキャラストーリー)
-夢を見ている本人は夢の中で何が起きても大丈夫だが、
外部から他人の夢に入った者は何らかの理由により夢に閉じ込められると目覚めなくなり、そのまま死に至るらしい。
(出典:イベント「夢見の少女が願う夢」)
--精神力の強いヴィータの夢には厄介な門番が出現することがあり、それに倒された夢見の者は死ぬ。
--主人公の夢には不死者(バラム、パイモン、ベレト)の姿を取る強力な門番が居り、主人公の夢に派遣された夢見の者は全てこの門番に殺されているとアガリアレプトは推測した。
そのおかげで「中央」はソロモン王について詳しく把握しておらず、行動も筒抜けにはなっていない模様。
(出典:イベント「ソロモン誘拐事件・悪夢編」5話・2)
-夢見の者の見た目は皆似通っているらしい
(出展:82話・4)
--既存の夢見の者としては、リリム以外に元長リリス、リリィ、リリア、リリモ、リリエと名前も近いようだ
(出展:イベント「メギドラルの悲劇の騎士」)
#endregion

***幼護士 [#n680d33c]
-[[非戦期間>#u43a508e]]のメギドを手元に置き、教育を施すメギドのこと。
ヴィータでいうところの「親」にあたる存在。
(出典:65話・2)

#region(詳細)
-メギドは「個」を持って生まれてくるが、この世界の知識や戦争の経験までは持ち合わせない。
そのため、生まれたばかりのメギドは誰かが拾って面倒を見るのが通例となっている。
--拾う側にとっても、面倒を見たメギドを自分の軍団に入れて戦力増強を図れるため都合がいい。
--昔は非戦期間のメギドを取り合って戦争が起こることもあったが、それを諫めて中立的に彼らを保護するのが子育て旅団である。
-誰にも拾われなかったメギドは野垂れ死ぬか、戦争に負けて生き方を学ぶか、まつろわぬ者になるか、などといった道を辿る。
-劇中に登場したメギドの中にも、幼護士と教え子の関係にある者は数多くいる。
#region(幼護士と教え子一覧)
|幼護士|教え子|h
|リヴァイアサン|ウェパル&br;サルガタナス&br;カイル他、罵美優蛇の大部分|
|ダンタリオン|ヒュトギン|
|ハック|マルチネ|
|リリス|リリム|
|イヌーン|サレオス|
|フィロタヌス|グラシャラボラス&br;バラキエル|
|「秘密の古戦場」旅団長(先代)|マスティマ&br;アマイモン&br;ヴェルドレ|
|???|アンドレアルフス&br;アリオク|
#endregion
#endregion

RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================ら行========================
**ら行 [#f0c9b860]

***ラクエウスの秘筒 [#tf1b0330]
-メギドやハルマにも肉眼で視認できないようフォトンを特殊加工(収束)させた光を見ることができる道具。
(出典:50話・6)

#region(詳細)
-もう少し詳しい仕組みについては[[フォトン>#photon]]の項目を参照。
-ベリトのキャラストーリーで先に登場しており、アバドンの在り処を示すマーカーとして利用されていた。
(出典:ベリトのキャラストーリー)
--空白地帯のアバドンがヴィータを誘い込む罠として生産してばらまいていたもので、量産されていたため後述のように複数登場している。
-コラフ・ラメルのマスターは組織の出資者でもある<世界最高齢の金持ち>から秘筒と情報の提供を受けたという。
--これはおそらくベリトの執事・ジルによるもの。
-低級なものだが遺物の一種であるため、内部のフォトンを利用して奥義を放つことが可能。
(出典:ベリトのキャラストーリー、50話・END)
-フルカネリ商会のセリエもこれを使用、フォトンを見ることによりソロモン王の存在を遠方から察知した。
(出典:イベント「さらば哀しき獣たち」)
-ラクエウスはラテン語でlaqueus、意味は「罠」。
#endregion
***再召喚(リジェネレイト) [#z15a72af]
-契約状態にあるメギドが新たな力を開放し、改めてソロモンの支配下に置かれ召喚されること。
元の人物と性格や素体の部分などは変化しない。
(出典:イベント「傀儡の王と操られた花嫁」2話・END)

#region(詳細)
-通常の召喚時には指輪が赤く光るが(出典:5話・1等)、再召喚時には青く光っている。
-通常の召喚は基本的に指輪の主であるソロモン(魔を統べる者)の意思、希望によって行われる。
召喚される側のメギドの意向とは関係なく、ある程度の拘束力を持つが、メギドがはっきりと召喚を拒む意思を持っている場合は上手くいかず、弱らせて意思の力を折る必要がある。
([[召喚>#Summon]]の項も参照)
-再召喚はソロモンの意思だけではなく、メギド側に「召喚されたい」と願うなんらかの強い意思の力が働くことが条件となる模様。
メギドとソロモン両者の意思が一致した、より「深い」契約となる。
--再召喚初出となるフラウロスの場合、致命傷を負ったことから「死にたくない」と強く願ったため、生きるためにハルマゲドンを阻止する意思があると指輪に見なされ再召喚に至っている。
(と、フラウロス自身が考察していた)
--これ以降の例を見るとハルマゲドンに立ち向かう意思が重要なのではなく、メギドが己の本質を正しく認識することが指輪に認められるキーであるように思われる。
マルバスは自身が醜いメギドである事を本心から受け入れた結果、フラウロスは自分が強い生への執着を持っている事に気付いた結果、ゼパルも直接の描写はないが内面の変化に指輪が呼応する予兆を見せるシーンがあるなど、メギド自身の内面の変化に指輪が呼応している節がある。
--しかしあるキャラが瀕死に陥った場面では、メギドの意思に指輪が呼応した様子はなくソロモン側の意思によって再召喚を試みている。
フラウロスと違い生への執着があった訳ではなさそうだが、約束を果たせず終わってしまう事への未練はあったということだろうか。
最期の約束をソロモンが強い意思で受け止めた事で双方の意思が結び付き、再契約が成立したと考えられる。
(リジェネレイト後のキャラ説明にも軸にしている物が約束である、との一文がある)
---再召喚のトリガー自体は複数あっても、それが成功するかは別問題ということかもしれない。
この例についても一か八かの「最後の賭け」のような手段として使っている。
そもそもそんなに簡単に出来るものなら全員とっくに再召喚していてもおかしくない。
メギドが望んでもソロモンが承認しなかった場合や、メギドが一切の未練もなく死に至った場合では、再召喚は失敗するのかもしれない。
-再召喚時にはヴィータ体、メギド体ともに外見も召喚時とは異なる姿となる。
--<内面の変化、あるいは強烈な自己認識>の作用により、召喚を通じて別の姿が引き出されたためとバルバトスは推測した。
--自分が望む自分の形がはっきりしていない場合は兆候があっても再召喚の発生までには至らず、無理に試みた場合は中途半端な姿に変身してしまう例もあった。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」、「悪夢を穿つ狩人の矢」)
--亡命してきている純正メギドたちがヴァイガルドに適合できる身体に自分の魂をあわせて収めているのとは逆で、魂の変化に合わせ、それに相応しい新たな姿を召喚によって生み出すのがリジェネレイトだとデカラビアは解説している。
(出典:イベント「ドキドキメギドの保健教室」)
-リジェネレイトの結果、メギドラル時代の記憶がよりはっきりすることがある模様。
(出典:マルバスRのキャラストーリー)
--バルバトス等のように元々メギドラルでの知識を全て持っているように見える者も多い。
ヴィータとして生きるうちに忘れていた記憶もメギドを自覚してから取り戻されているため、メギド時代の記憶が欠落しているのはマルバスのように追放前に何らかの操作を受けている可能性がある。
再召喚によりメギドの魂が更新される際、記憶に対する細工が外れるのかもしれない。
-存在自体が再構築される副産物ということなのか、再召喚を受けると直前に負っていた身体の損傷は回復する模様。
--フラウロス、ハーゲンティ 、イポスなどはいずれもこれによって瀕死の重傷から復帰している。
-初出の時点で「再召喚(リジェネレイト) 」とルビのように書かれ同じ意味を指す語とされているが、「再召喚」と書いた場合はソロモンによる召喚行動、「リジェネレイト」はメギドが変化することやその状態を指す場合が多い。
--長いので「リジェネ」と略されることが多い。作中のセリフでも省略されていることがある。
-リジェネレイト現象の発生について、ヴァイガルドという世界そのものの生存戦略ではないか?という推測がある。
(出典:アマイモンRのキャラストーリー)
--戦争社会メギドラルで生まれた魂は生存競争を本質としているが、心の調和を尊重するヴァイガルドに魂の在り方として「適応」した時リジェネレイトが起こるのではないか、とアマイモンは解釈している。
--適応したメギドがソロモン王を軸に世界を護る、もしヴァイガルドという世界に意志があるのならそういった生存戦略を取ることも考えられる、とバルバトスは推測している。
--リジェネレイトしたマルバスも、カソグサや自分を貶めたマグナ・レギオへの復讐心よりも「今の私にはやるべきことがある」とソロモンの元でヴァイガルドを守る戦いをすることを重視するという変化が起きていた。
(出典:マルバスRのキャラストーリー)
-4周年のメギド質問箱でリジェネレイトの現象に対するメカニズムが明かされた。([[メギド質問箱>https://megido72-portal.com/entry/4th-anniversary-questions_T2m4YKtF]]・12/30公開の項目)
--回答にあるブロックトイで例に挙げると「完成品のブロックトイをフォトンに変換して指輪内の極小のゲートを通じて転移させる」のが通常の召喚である。
対してフォトンに変換して指輪内のゲートから転移させる部分は同じだが「ブロックを一度バラバラにして組み上げる」というより大掛かりなプロセスを行うのが再召喚(リジェネレイト)である。そして、再構成の際に魂の設計図と呼ぶべき根幹に変化が起きた為、リジェネレイト後のメギドは姿や能力を変化させる。
また、指輪にはこのメギドの設計図と呼ぶべき情報が保存されている。
---肉体を再構成するというプロセス上、上述の瀕死の状態から回復した事例のような芸当も可能。但し、召喚による肉体及び精神の再生はリジェネレイトを介さない召喚でも条件によっては可能。(例:ヴェルドレ、オリエンス、ダゴンなど)
---ソロモンはリジェネレイト前後の姿を意識して召喚することも可能。但し、一部のメギドに関してはリジェネレイト前の姿を取ることが不可能になっている。言及はされていないが、ウェパルやフェニックスなどの一度肉体が死んだメギドや、アモンなど精神的に不可逆な変化があったメギドが該当すると思われる。
--ちなみにマルコシアスがデビマルになってしまったのは、その時の精神状態がちょっとアレだったから意識の底に住む獣が出てきてしまった…ということらしい。
-ゲーム内では当該メギドのリジェネレイトするイベント及びその関連のキャラストーリーではリジェネレイトの姿の立ち絵が用いられるが、その後は以前の姿にまた戻っていることが多い。
--服を着替える感覚でリジェネ前後に変化できる場合がほとんどなので、気分や戦闘の状況、または楽器を変えるなどの理由でリジェネ前後の姿は気軽に変わる。
---但し上述の不可逆な変化を起こしたメギドは後の時系列のイベント等にもリジェネレイトした後の姿で登場する。(登場が実際のリジェネ実装より前のストーリーの場合など一部例外はある)
---リジェネ前の姿に戻れないメギド達の戦闘における能力がどうなっているのかは不明だが、リジェネレイト後のアムドゥスキアスが咄嗟にバリアを張る描写もストーリー上には存在する。
(出典:93話)
#endregion


***理術研究院[#Academy]
-メギドラルにおいて対ハルマの兵器を開発していたと思われる部署あるいは集団。

#region(詳細)
-過去の研究の一例として、ヴィータの感情(=魂の欠片)をフォトン化し幻獣に与えることで強化を施した強化幻獣がある。
アンドレアルフスはそこで警備の任務にあたっていたことがある。
(出典:イベント「背中合わせの正義」)
--成功したのは古き災厄の魔女のみ、の模様。
上記の魔女を育成するためにヴァイガルドと行き来していた記述があるが護界憲章を無視しての行き来の手段は不明。
開発時期も不透明で、
・ヴィータ体でメギドラルで会話している(500年前~現在)
・イベント時点で魔女の伝説が確立している(現在よりはそれなりに昔から存在)
・ヴァイガルドに拠点がある(=メギドがヴァイガルドに来る手段が確立されている=現在に近い?)
と受ける印象がバラバラな様子。
-現在は東西南北にそれぞれ存在することが明言されている。
--西の研究院
一番最初に作られた研究院。トップはネブカドネザル。
メギド体を複製することで同メギド体による「1人軍団」を創設するための研究が行われていた。
メギド体からメギドの魂を引きはがし、その魂に新たに多量のフォトンを注ぎ込むことで再びメギド体が形成される。
ただし魂を引きはがしたメギド体には新たに別の魂を入れる必要がある。ヴィータの魂を入れた実験体が暴走してしまった結果、西の研究院は壊滅してしまった。
同種の研究として魂を別の物体に入れる「魂装武器(アニマ・アルマ)」計画もこの西の研究員から生み出された。
---最終的に疑似魂を入れるのが目標で、秘密裏に疑似魂を生み出す研究も行われていた。
しかしこれには膨大な量のフォトンが必要で、そもそもアンチャーター以外に成功例がない。
---サルガタナスは、指導者は8魔星の誰かだと推測している。
---西の壊滅後に残った実験体は東に移送されたが、その際にマルチネのメギド体が脱走してヴァイガルドへと渡った。
---壊滅の原因となった暴走は、コシチェイによって仕組まれたものであるとアリオクは考えている。
(出典:サルガタナスのキャラストーリー・イベント「見習い女王と筋肉の悪魔」・イベント「復讐の悪魔と怨讐の魔人」)
--東の研究院
トップはアリオク。
上記の古き厄災の魔女についての研究を行っていた場所。
西の壊滅と同時期に、コシチェイによってこちらも壊滅させられた。
--南の研究院
トップはバーバヤガ。
アスモデウスのメギド体が秘密裏に保管されている場所。オレイはここからその細胞を盗み出した。
また、ヒュトギンの顔見知りが多いとのこと。
--北の研究院
ごく最近になって作られた。トップはコシチェイ。
具体的な研究内容は不明だが、人体実験を行なっている模様。
特に実験に使われた様子は無く逃げ出したばかりのキノミで被験体番号7番。
3番のネフィリムには実験する間も無く建物を壊されながら逃げられていることもあり、最近作られただけあって実験の被害者はまだ少ない。
コシチェイはプーパの知性を低下させる薬を開発しているが、ここでの実験の成果なのかは不明。
(出典:イベント「守りたいのは、その笑顔」)
#endregion

***拒絶区画(レジェ・クシオ) [#rejection]
-メギドラル社会の一部で<ヴィータの社会を疑似的に再現している場所>を指す。
(出典:イベント「二つの魂を宿した少年」プロローグ)
#region(詳細)
-初出は復刻版「二つの魂を持つ少年」にて、冒頭裁判にかけられたガギゾンからの言及。
--ともすれば蔑称のような名前だが、当の拒絶区画の構成員たちもこの区画をそう呼ぶので、蔑称ではない様子。
(出典:ベヒモスのキャラストーリー4話)
-機能し始めたのは本編開始100年程前。
(出典:イベント「守りたいのはその笑顔」)
--重要性はどんどん高まっているらしく、現在は統一議会の開催場にもなっている。
また、マグナ・レギオに所属するメギドであるという表明のためにも一度はここに来る必要がある。
---「多くのメギドにとって、初めてレジェ・クシオに入った時の経験がその後の戦争人生を決める」とまで言われるほど。
ここで良い軍団との出会いがなければ、下級メギドとして蔑まされる一生が待っていることもあるようだ。
(出典:97話・END)
-周囲には巨大なバリアが貼られており、入場には「フォトン・コード」と呼ばれる特殊なフォトンが必要。
これは統一議会参加者、議席持ちが作り出せる招待状のようなもの。
--これを持たないメギドは議会そのもの、または議席持ちに借りを作る形で発行してもらって入場する事になる。
こう言ったメギドは借りを返すという名目で戦力不足の軍団に押し込まれたり、コードに仕込まれた義務として面倒な仕事を押し付けられるのが常。
(出典:97話・6)
--バリアが張られるようになったのはここ50年程の出来事。
-メギドラル社会の本来のあり方である軍団単位の規律による統治ではなく、
統一見解となる「法律」に基づき問題解決を試みる制度が敷かれている。
--後から作られたような印象を受けるが「法律そのものは古くからある」らしい。
フリアエのキャラストーリーでも(追放刑について)古代から存在すると言われている。
-フリアエいわく<新たなメギドラルの礎となるべき模範社会>。
//--バビロンによりヴァイガルドと同化した後を見据えたものだろうか?
--また、ここで生まれ育ったメギドは実際に「新世代」と呼称される。
(出典:イベント「守りたいのはその笑顔」)
--ここではメギド体になることや、戦闘が禁止されている。
---メギド体の禁止はメギド体だとバラバラのスケールをヴィータサイズで統一することで、街や施設の破壊を防ぐため。
---戦闘は禁止だが、武器の持ち込みは可能。
これはメギドラルでは「武器」と「道具」の区別があまりされていないため。
(出典:97話・4)
-ヴィータ体で過ごすための街として、ヴァイガルドの街を参考に造られている。
ソロモン王もバールベリトに案内された後に「街としてはスゴイ 建物も複雑だしきれい」と評している。
--ただしヴィータ体を調整して良好な状態に保つための機能性のみが重視されているようで、公共施設や邸宅が大半を占めている。
店などは殆どないようで、娯楽性は薄い。
---例えば食事処はあってもそれは「ヴィータ体を維持するための施設」であって、そこで出て来るものは食材をどろどろにしただけのナニカ。
味や会話を楽しむという文化はメギドラルにはまだない。
(出典:98話・冒頭)
-フリアエのキャラストーリーに登場した中央都市や温泉地、
アリトンのキャラストーリーに登場した領主によって治められている地域など、
ヴィータ文化に近い姿で登場したメギドラルの各所はこの地区に該当している可能性がある。
-アガリアレプトの持っている時を操る懐中時計はここの出身である職人の手によるものらしい。
ただし<拒絶区画を追い出された変人>と言われており、現在は不在の模様。
(出典:アガリアレプト(ラッシュ)のキャラストーリー)
--職人の名はダイダロス、ネビロスの師匠に当たる人物。
(出典:イベント「この手にかつての栄光を」)
#endregion

RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================わ行========================
**わ行 [#y4f6273c]

***「渡り」のメギド [#d9d3b209]
-軍団に所属せず、その時々で一時的に雇われて戦争に参加するメギド。
その性質上、軍団を必要としないほどの実力者が多い。

#region(詳細)
-単に軍団に属さないメギドとは違い、戦争時には軍団に属するため大規模な戦いに参加して戦功を立てる機会が多く、結果的に軍団に属さないまま議席を得ることもできる。
(出典:イベント「師の想い、弟子の想い」)
-追放前のフルフル、軍団「カジノ」に所属する前のミノソン、ネビロス、ザガンなどがこれに当たる。
(出典:フルフル(カウンター)のキャラストーリー、ミノソンのキャラストーリー、イベント:「この手にかつての栄光を」、イベント「その優しさに意味がある」)
#endregion

----
RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================推定時系列========================
*メギドの生態について [#EcologyOfMegido]
リリース一周年イベント「ドキドキメギドの保健教室」において、それまで曖昧だったメギドの存在・身体構造について詳細な設定が公開された。
以下その内容まとめ。
なお、この内容はあくまで「一医師ユフィールの独自見解」であり、ユフィールも知り得ていなかった部分については今後新たな事実が明らかになる可能性はある。
(出典は特に注記がない限り全てイベント「ドキドキメギドの保健教室」)

#region(ユフィール講義内容まとめ)

#shadowheader(2,メギドと幻獣の違い);
メギドは世界に存在する一般的な生態系の中にある「種族」とは異なり、
<''フォトンによって生み出された、イマジネーションが実体化した怪物''の総称>であると言う。
発生のプロセスは同じという共有の基盤を持っているものの、''各個人が「それぞれ唯一の種」である''((アリトンのキャラストーリーに登場する「同種のメギド」という表現と矛盾するが修正はされていない。ただしAの同種のメギドと呼ばれたBはA死亡後に登場しており同時には存在していない、とも読める。))というのが正しい。
そのため全員まったく姿が違う。
それぞれが「個」としての強い目的意識を持っている。
また、「メギドの力」を持っていることもメギドと見なされる条件の一つ。
(メギドの力の定義については明確にされていない。個々の特殊能力、奥義に相当する物か)

幻獣は発生プロセスこそメギドと同じであるものの、<意思を持つ「個」として存在感が足りなかった>存在。
(≒メギドの成り損ない)
幻獣である限り、「自我」や「知性」はほとんど示さない。
また、通常の生物と同様に種族として繁殖もする。
(「魔を呼ぶ狂気の指輪」に出てきたネズミ幻獣はシトリーが倒した数百年前から同種が繁殖し現代まで残っている。)

境界線が「個としての存在感」という曖昧な物であるため、分類しきれないケースもある。
プロメテウスの相棒「プロデューサー」やオレイの相棒「カルコス」等は幻獣とメギドの中間と言えそうな存在。
知性が有り、同じ姿の同種がいるわけではなさそうだが、強大なメギドの力は持たない。
なお、プロデューサー自身の自己認識は「メギド」である。

システム上では、プロデューサーやカルコスはいずれも逆三角形の盾型『オーブ』として召喚される。
そして『オーブ』となる存在の多くは幻獣である。
このことからも「縦長の長方形の宝石から『メギド』として召喚されるメギドたち」とは違う存在だと考えられるが、やはり知性が有りキャラクターとしても個性が強い点が、幻獣ともメギドとも表現しづらい要因になっている。

後に[[蛹体>#pupa]]という「知性がありメギドに進化する可能性を持つ幻獣」の存在が明かされた。
プロデューサー等はここに該当する可能性があるが、明言はされていない。
また幻獣であっても明確に知性を有する種族も出現している。
(アライグマ風の獣人バンキン族他、オーブ図鑑の説明でも知性を持つ種族として描かれているものが複数)
ブネやベルフェゴールは近年メギドや幻獣の「質」が変化してきていると感じており、これらはその影響である可能性もある。
(出典:7章1節)

|分類|発生源|力|個|知|備考|h
|メギド|フォトン|強|強|高|フォラス曰く「ヴィータより地頭は遥かに良いが勉強をしない」|
|準メギド|~|弱|中|中|プロデューサー、カルコス等|
|幻獣|~|弱|弱|低|最初の個体がフォトンから発生する点以外は通常生物に近い|
|通常生物|生殖|無|弱|低|メギドラルにも幻獣以外の生物は存在している|

#region(見出しについて)
-分類:メギドか幻獣か(※準メギドは非公式、便宜的に表記したもの)
-発生源:個体の発生元
-力:フォトンを利用して発揮する能力(強力だと護界憲章に脅威とみなされる)
-個:姿形の独自性、唯一性
-知:知性、知能の高さ(ヴィータを基準=中として分類)
#endregion

%%上記の分類から推測するに、シャックスのピヨピヨやオリアスのサン&ムーンは「通常生物」の可能性が高い。%%
%%ヴァイガルドで生きる普通の動物が何らかの影響(オリアスの魔術等)によって知性を得たものではないかと思われる。%%
-両者ともメギド由来の非メギドな存在であることが判明した。(出典:「美味礼讃ノ魔宴・前編」「ソロモン王と悪魔の鏡」)
-ピヨピヨはシャックスにくっついてヴァイガルドに追放された元メギド、サン&ムーンは追放される前のオリアスの一部。

ピーターについても通常の「カメレオン」であることがレラジェのマスエフェクトから分かる。
ただし高い知能が見られたり骨格の発達が推測されることから、何かしらの影響を受けている可能性は高い。ネルガルが生体改造を施した逢魔がレラジェの故郷の近辺にいたことからネルガルの関与も疑われる。

#shadowheader(2,メギドの食性と寿命);
メギドと幻獣は<基本的にはフォトンを摂取することで存在を維持している。>
ただし魂が纏う身体は物質的な物なので、それを維持するために多少の食事は必要とする。
ブネのメギド体プロフィールに「生命体としては極めて小食なはずのメギドの中で、例外的な大食漢」と書かれていることから、僅かな量だけで良いことが分かる。
([[プロフィール一覧(祖メギド体)]]を参照)
また、ヴィータ体で過ごすことが当然になった近年のメギドは、ヴィータと同じ様にフォトン摂取ではなく食事のみで生存することができるように変化している。

メギドの寿命はユフィール曰く一般的に''300歳''程。
ただし個人差がとても大きく、500歳を超える大メギドも存在する。
アスモデウスやベリアルがほぼ確実に該当する他、大罪同盟時代から生きるメギド8魔星なども該当する可能性が高い。
ヴィータに転生した場合も不死者か長命者となった場合は数百年老いずに生きることになる。

大メギドがさらに年を経ると「エルダー」と呼ばれる存在になる可能性があるらしい。
(出典:ベルフェゴールのキャラストーリー等)

#shadowheader(2,転生メギドと純正メギドの違い);
現在ヴァイガルドに出て来ているメギドは全てヴィータの姿を獲得しているが、ヴィータに生まれ変わっている追放メギドと、メギドのまま出て来た純正メギドでは「魂の状態」が異なる。
学問としてある訳ではないものの、ユフィールが独自に解釈、分類している。

- &color(blue){''ポゼッショナーズ(憑依者)''};=転生メギド
メギドの魂がヴィータの魂に乗り移ってしまっている状態。
本来生まれるはずだったヴィータの魂と融合している。
身体の成長に合わせメギドの魂が覚醒、最適化され、人格が再統合される。
二つの魂の融合の仕方によって以下に分類される。
-- ''アブソープ(吸収) ''((absorbなのでアブソーブが正しいと思われるがシナリオはこの表記))
メギドの魂がヴィータの魂を完全に吸収合併して主導権を握ったケース。
メギドの魂とほぼ変わらないため力を行使でき、長命。不死者がこれに当たる。
-- ''ジョイント(接続) ''
接木のように、ヴィータの魂にメギドの魂が継ぎ足されて一つになったケース。
時間をかけて融合した結果メギドの力は失いつつもメギド寄りの魂となっている。
長命の能力を発現する。
-- ''シェア(共有) ''
二つの魂が共有された状態。これが基本でほとんどの転生メギドはこれになる。
寿命や身体能力はほとんどヴィータと変わりなく、普通に老いていく。((おそらく元のメギドと比べれば、という話であり、本当に普通のヴィータよりは(少数の幻獣となら渡り合える程度には)身体能力で勝る。ただし、やはり個人差が有る。))

- &color(red){''アバターズ(化身者) ''};=純正メギド
魂はそのまま体の方を世界(ヴァイガルド)に合わせて適応している状態。
魂に服を着せるように適した肉体を纏ってヴァイガルドに存在している。
肉体の状態によって以下に分類される。
-- ''リメイク(修正体) ''
元々メギドが変身しているヴィータ体に修正改造を施したケース。
主にガギゾンやサタナキアといった研究者による物。
-- ''オーダーメイド(特注体) ''
ヴァイガルドを訪れるための専用の肉体を別に用意し、そこに魂を入れたケース。
メギド体をメギドラルに残しているため、魂だけでゲートを通って戻れば元通りになれる。
-- ''ナチュラル(自然体) ''
何も加工していないメギド本人のヴィータ体そのもの。
護界憲章が一部無効化しているため問題なかったが本来なら消滅してしまう状態。
ソロモンに召喚されて以後は例外扱いになるので安全。

|境遇|分類|状態|特徴|該当者|h
|転生|憑依者|吸収|不死者。メギドの力を行使でき長命を持つ。|アスモデウス、パイモン、バエル、バラム 、ベリアル、ベレト|
|~|~|接続|長命者。メギドの力は行使できないが不老長命。|アイム、ウァプラ、オセ((イベント「狩人よ、獣の前に跪け」にて言及))、オリアス、オロバス((追放時期が不明だったり、本人が年齢を自覚していない為、明確には長命者であるかは未確定))、クロケル、サブナック((イベント「逆襲のバンキン族」にて、実年齢は19歳であるが、肉体の成長が止まっていると語られている))、シトリー、バルバトス、フルフル、ベリト((不死者、ウェパルを除き[[プロフィール一覧(祖)]]において年齢が不明になっているキャラクター))、ヴェルドレ|
//30年前はまだメギド時代の出来事で確定なのでこれを根拠に長命者とするのは難しい
//カスピエル?((30年前にメフィスト・インキュバスと共に酒を隠している?))|
|~|~|共有|常態者。ヴィータとメギドの魂を共有し、通常のヴィータ同様老いる。|ブネ、チェルノボグ((身体の加齢が顕著なため確定))、その他ほとんどの祖メギド、アリトン、カスピエル、マルチネ((年齢的に未発覚の長命者もいる可能性がある))|
|亡命|化身者|修正体|自身が変身したヴィータ体を改造した者。|アラストール、サタナキア、ブニ、プルフラス、アドラメレク|
|~|~|特注体|新たに作ったヴィータ体に魂を入れた者。|転生前のウェパル、イベント時の4冥王、黒い犬・黒い猫、バルバリッサ、アルテ・アウローラ|
|~|~|自然体|何もしていない純正メギドそのもの。護界憲章が効いていれば消滅していた。|ダゴン、ニバス、バフォメット、フリアエ、プロメテウス、ユフィール((バフォメット、フリアエ、プロメテウスは「変則的な例」と言われている。力の喪失、封印、剥奪によって現在メギド体に戻れない状態になっていることを指しているか。見方を変えれば修正体にも近いと言えるかもしれない。))、他主に真メギド((新規実装で増え続けるため表には保健教室登場メギドのみ記載。))|

不死者、長命者については個人差があるが、ある程度まで成長すると身体の老化は停止し、若い姿のまま長い年月を生きる。
ただし長命者の素質があり一時老化が止まっても「ヴィータの魂の寿命を越えられない」ケースも存在する。
魂が寿命を迎えた時点で身体・容姿が一気に老化衰弱し、そのまま死に至る。
(出典:バルバトスRのキャラストーリー)
100年を越えて生きている転生メギドはそのまま少なくともメギドの魂の寿命まで生き続けると思われる。
#endregion

*推定時系列 [#s3a8f442]

シナリオ中の時系列についての考察は[[推定時系列]]ページを参照してください。


RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};
//========================参考資料========================
*参考資料 [#s077b5ee]

現状、もっとも世界観が詳細に示されている公式情報は2018年7月2日のメギドの日にポータルにて公開された記事である
「[[これからのメギド!7月以降の企画を紹介!!:https://megido72-portal.com/entry/from-now-on-20180702]]」における「改めて世界観説明」と思われます。
そのため参考資料として下記に掲載いたします。

#region(メギド72の世界観)
物語の舞台は臨界ヴァイガルド。万物のエネルギーフォトンに恵まれ、この地の民ヴィータは平和に暮らしていた。
しかし、かつてこの世界は巨大な力を持つ輝界ハルマニアと宵界メギドラルの大戦争の舞台となり、崩壊寸前にまで追い込まれてしまった。
その過ちを繰り返さないため設立された休戦協定「護界憲章」が生み出す力は、双方の世界ともヴァイガルドへ侵入することを厳しく制限した。
さらにそれをヴァイガルドの中から監視し守らせるため、非力なヴィータが異世界の者を使役できる指輪が作られた。
そしてメギドを使役できる者ソロモン、ハルマを使役できる者シバにそれぞれ指輪が与えられた。
その後ヴァイガルドの地は千年の平和な時を過ごした。
シバの役目は代々女王の称号とともに受け継がれ、王都エルプシャフトは繁栄した。
しかしソロモンの王都ペルペトゥムは、いつしか謎の崩壊の末に指輪を受け継ぐ者も姿を消し、人々の記憶からも消え去っていた。

そんな中、王都周辺の村々が幻獣に襲われ、人々の間に恐怖が蔓延った。
全身に謎の模様と家伝の指輪をもつ主人公も幻獣に襲われ、出会った旅人に助けてもらうことになる。
彼らはメギド。メギドラルが企むヴァイガルド侵攻、そしてハルマとの最終戦争「ハルマゲドン」に反対したため、ヴァイガルドへと追放されていた。
自分にフォトンを見る力、そしてメギドの能力を引き出す力があることを知った主人公は、この世界を滅ぼすハルマゲドンを阻止すべく、ソロモンとして彼らと行動することとなる。
既にヴァイガルドには有力なメギドも追放されており、不死者としてそれぞれの思惑を抱き、時を待っていた。
彼らが生み出した「アルスノヴァ血統」に由来する主人公の力は、メギドラルの侵略に対抗する切り札となるのか。
護界憲章の力を失わせるという「アンチャーター」を、誰が手にすることになるのか。

そしてメギドラルの中央組織「マグナ・レギオ」、その中心にいるとされる「メギド8魔星」のサタン、ベルゼブフの思惑は…?
彼らの裏切りにより崩壊した「大罪同盟」のメンバーたちは、どこに消えたのか…?
遥か異世界に座する母なる白き妖蛆と、それを支援する謎の組織「フライナイツ」はどう動くのか!?
今後のメギド72のストーリーもご期待ください!!
#endregion
RIGHT:&size(11){[[ページトップに戻る>#pagetop]]};

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#pcomment(コメント/用語・設定考察,reply)

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